Kindle PaperwhiteはAmazonが提供する電子書籍サービス(端末)です。今回は実際にKindle Paperwhiteを使用している私が物申します。実際の使い心地はどうなのか、良い点や悪い点は何かをまとめました。更にプラスαで読み放題サービスKindle Unlimitedについてもご紹介します。今まで紙の本しか読んでいないという方にも導入する際の参考になれば幸いです。
電子書籍『Kindle Paperwhite』って実際どうなの?って思って購入をためらっている方へ。
◎結論:
正直言ってとりあえず買うべきです!おススメします!
本体価格に対するクオリティの高さに大満足です私。(本気で)
・初めて電子書籍の導入を考えている方
この記事の内容
1、『Kindle Paperwhite』の概略
『Kindle Paper White』とは、あのAmazonが提供する電子書籍サービス『kindle』の電子書籍リーダー端末です。
簡単に言うと、Amazonで購入した本(電子)を読む専用の端末です。
それ以外の使用用途はありません。
スマホやPC上で、AmazonからKindle版の書籍を購入することで、購入した本がクラウド上に保存されて、各端末でも読むことができるようになります。
なので、仮にKindleシリーズのPaperwhite以外の端末も所有してた場合であれば、それぞれの端末で読むことができます。
◎Kindleには、3つの専用端末があります
- Kindle
- Kindle Paperwhite
- Kindle Oasis
ちなみにこれ以外にキッズモデルがありますがKindleと同じ端末なので省略します。
・『Kindle』はベーシックモデルです。
出典:amazon
価格も最も安くて端末の大きさも一番小さいです。
・『Kindle Paperwhite』はその上位モデルになります。
出典:amazon
通常のKindleと比べると、容量が大きくて解像度も高いですし、端末の細かい形状も違います。さらには防水機能も付いています。(最新版の第10世代から)
・『Kindle Oasis』は最上位モデルです。
出典:amazon
容量も機能もPaperwhiteを上回ります。画面サイズも7インチで、6インチのKindleとPaperwhiteよりも一回り大きいです。
しかし、その分本体価格も跳ね上がります。
結論から申しますと、圧倒的にコストパフォーマンスが高いのは『Paperwhite』です。はい、間違いなく。
Kindle | Kindle Paperwhite | Kindle Oasis | |
ディスプレイサイズ | 6インチ反射抑制スクリーン | 6インチ反射抑制スクリーン | 7インチ反射抑制スクリーン |
容量 | 8GB | 8GB/32GB | 8GB/32GB |
解像度 | 167ppi | 300ppi | 300ppi |
フロントライト | LED 4個 | LED 5個 | LED 25個 |
フラットベゼル | × | 〇 | 〇 |
防水機能 | × | 〇 | 〇 |
明るさ自動調整機能 | × | × | 〇 |
自動画面回転機能 | × | × | 〇 |
ページ送りボタン | × | × | 〇 |
接続 | wifi | wifi またはwifi + 無料4G(ブラックのみ) | wifi またはwifi + 無料4G(ブラックのみ) |
本体価格 | ¥8,980 | ¥13,980 | ¥29,980 |
価格は通常のKindleよりも5,000円ほど高くなりますが、機能面は圧倒的に通常Kindleを上回っています。機能だけでみると、当然ながらKindle Oasisが最上級なんですが、値段がなんとPaperwhiteより16,000円近く高くなります。
超読書家でないと、電子書籍専用端末にこの金額はなかなか手がでませんよね。
ということもあり、私は『Kindle Paperwhite』を購入しました!今までは通常のKindleを使用していたのですが、最近になって調子が悪くなってきたので買い替えをすることにしたのです。そりゃ階段の上から手を滑らせて落としたら壊れますよね・・・
(Amazon様ごめんなさい)
◎Kindle Paperwhite の特徴
- 防水機能
- フラットベゼル(段差がない)
- 解像度が高い
- 画面の明るさ調整幅が広い
- 容量が大きい(Kindle比較)
これらが通常の『Kindle』に対しての優位点になります。
個人的には防水機能を搭載していることが一番大きいのかなと思います!
2、『Kindle Paperwhite』使用レビュー
では、私が購入して使用してみた感想と思ったことを述べていきます。
ちなみに昨年末に購入して6か月近く使用しました。
まず私が選んだのPaperwhiteは
・32GB
・広告なし
・Wi-Fi
のモデルにしました。
容量は「8GB/32GB」から選べますが、どうせ買うならと思って32GB を選びました。でも正直、8GBでも十分すぎる容量ですよね。
広告は、有りと無しで2,000円近く値段が上がりますが、広告が気にならないって人は広告有りでも良いと思います。そんなに邪魔するような広告ではありませんからね。Wi‐Fiについては、『Wi‐Fi+4G』モデルと選べます。特に外出先などでダウンロードとかしないのであればWi‐Fiモデルで十分です。
良いと感じたポイント 4つ
- 画面が見やすい
初めに付けた瞬間から、画面の奇麗さに驚きました。解像度は300ppiというだけあって、本物の紙面を見ているかのように感じます。
通常Kindleの解像度は167ppiですので、当然ですね!フロントライトのLEDの数も5個(Kindleは4個)ですので、日が照っている場所でも不自由なく読めますし、寝る前など部屋の明かりを暗くしてても、明るさを十分に落とせますので本当に申し分ないです。
・軽い
これもびっくりしました。一応買う前からKindleよりも8(g)程度重いということを知っていたので、ずっしり感を覚悟していたのですが全く差が分からなかったです。(鈍感なのかな?)
頬杖をつきながらソファーに足伸ばして片手で持っていても全然疲れませんね。
・検索機能
買う前は気にしていなかったのですが、検索機能が便利です。文章の文字をタップするだけで辞書とWikipediaを検索できるので、言葉の意味や詳細などをそのページから離れることなく調べることができます。
・防水機能
やっぱり最高。お風呂に浸かりながら本が濡れることを気にせずに読めるって革命的です。今まで5分の入浴時間から40分から1時間くらいに増えました。
◎気になるポイント 3つ
・画面切り替え時のラグ
これはPaperwhiteに限ったことじゃないんですが、やっぱり改善されないかと思ったところです。電子書籍は、他のタブレット等の液晶と違って画面をリフレッシュさせて新しい画面に切り替えます。なのでページをめくると、一瞬画面の白黒が反転するような感じになってからページが変わる感じです。ただ、慣れてしまえば全く気になりませんけどね。
・電源ボタンの位置
他のレビューコメントをしている人も言っておりますが、『なんで電源ボタンが下やねん!』と声に出してツッコみました。
いや、別にいいけども画面の下に指を置くときとか、机とかに立てかけるときとかありますよね。まあそれだけです。
・やっぱり白黒は白黒
当然です。白黒のみの表示ですので雑誌や漫画本の表紙も白黒表示です。私は雑誌はさほど読みませんし気になりませんが、気になる人は気になるのかなと思いました。
3、買うべきか買わないべきかのポイント
- 雑誌や漫画を読むかどうか
- お風呂などで使用したいかどうか
- 6インチの画面サイズに満足できるかどうか
皆さんはどうでしょうか。
・『雑誌をカラーでたくさん読みたい』
→Kindleシリーズでは無く、Fireタブレットをお勧めします。
同じくAmazonが提供しているタブレット端末で、iPadと同じようにネット閲覧や動画再生などができるものです。
Fire HD 10 タブレット ブラック (10インチHDディスプレイ) 32GB
・『別にお風呂では読まないし防水機能はいらない』
→通常のKindleで十分かもしれません。
それでも容量の大きさと画面の解像度にこだわりがあるならPaperwhiteを選ぶべきです。
・『6インチの画面では小さくて物足りない』
→『kindle oasis』へ行ってらっしゃい!
7インチの大画面で、電子書籍リーダーとしては最大級なのではないでしょうか。そんなお金が無いよって人は、PaperwhiteかUber Eatsで。
4、購入時の注意ポイント
これは一つです。
・『広告付き』か『広告無し』か
です。
広告設定は購入後は自分でどうこうできるものではありません。
広告付きを購入した場合は、永久的に広告が表示されますので、ちょっとでも嫌だと感じるのであれば、広告無しを選ぶことをお勧めします。
↓こちらからAmazonへ行けますのでどうぞ
5、紙から電子書籍への切り替えを検討する方へ
結論として、
電子書籍へ切り替えて後悔することは少ないと思います。
私は、電子書籍に切り替えてから3年近く経ちますが、今思うと紙の本を読んでいるメリットって何があるかなって考えると特にないんですよね。(個人的にですよ)
たまに、「紙の本のほうが有難みを感じる」とか「紙の方が本を読んでいる気になる」とか言われるかたがいらっしゃいます。
私の周りにもいました。(過去形です。そういうことです)
いやいや待ってください。それって、目的が違いますよね。
【本を読むこと】を目的としてますよねそれ。読むこと自体に満足したいならじゃあそうすればいい。
でも、本来なら【本を読むこと】は手段であって、目的は【何か情報や世界観を取り入れること】ですよね。
【本を読むこと】を手段として考えられているひと(普通か)なら、ぜひ電子書籍導入すべきだと思います。
本をたくさん読む人なら尚更すぐ導入するべきです。
メリットなんて山ほどありますし、生産性が大きく上がることは言うまでもない事実です。
・数十冊、数百冊分の本が、たった片手に収まる程度の薄いタブレット一つに入っているんです。
・電子書籍リーダー専用端末ではiPad等のタブレットと異なり、フロントライト採用やE-ink(イーインク)という液晶技術を採用しているために目に優しく疲れにくいです。
・文字サイズが小さいと感じれば大きさだって簡単に変更することができます。
とりあえずこれだけのメリットがあるだけでも十分過ぎるのではないでしょうか。
本体価格もそんなに馬鹿みたいに高い訳でもありません。なんなら電子書籍は紙媒体よりも安くなりますので、いずれイニシャルをペイできるかと思います。
いかがでしょうか。
ぜひ、電子書籍を導入してみたいって思うかたがいらっしゃいましたら、エントリーモデルとしてこの『Kindle PaperWhite』をお勧めします。
試しもせずに毛嫌いするのは絶対勿体ないですから。
6、おすすめサービス『Kindle Unlimited』について
AmazonのKindleでは、月額サービスで本の読み放題『Kindle Unlimited』というサービスを提供しています。
月額980円(2020.6時点)で和書:12万冊以上、洋書:120万冊以上が読み放題になっています。
初回1か月間は無料体験もできますし、最近では2か月99円などのお得セールも定期的に実施しています。
まずは、1か月無料なので体験してみることをお勧めいたします。
全ての本が読めるという訳ではないので、合う人と合わない人がいるかとおもいます。
ちなみに、私は重宝しています。なぜなら、「この本つまらないな」って思ったら途中でも別の書籍を探して読める訳ですから。
その点が読み放題サブスクリプションの大きなメリットですね。
ぜひ試してみてくださいね!
最後に
現在、環境配慮やエコの点から紙媒体の電子化(ペーパーレス化)が求められています。
紙は無限に生まれるものではありません。世界のどこかで木が伐採されて紙が作られています。(そうじゃないものもあります)
そんな中で、少しでも環境配慮に参加できると考えたら電子書籍の合理性も納得できるのではないでしょうか。
壮大なスケールの話になりましたが(笑)
この記事を読んでいただきありがとうございました。