「1MORE FIT SE S30は1万円以下だけど、コスパ的にはどうなのか」、「S50との違いは何?どっちがコスパ良いの?」と疑問に思う人もいるかと思います。
今回は、1MORE FIT SE S30をS50と実機で比較しながらレビューします。その上でコスパ的にどちらがおすすめなのかを紹介します。
先に結論だけ言いますと、S30もS50もオープンイヤー型イヤホンとしては非常にコスパが優秀です。
それ故に、VGP賞も受賞している訳です。
ですので、安くて高音質なオープンイヤー型イヤホンをお探しの人もチェックしていただければと思います。
前置きはいいから、音質や装置感の感想を早く見たいという方は、こちらから飛べます。
- 家電開発エンジニア
- 家電LIFE 管理人
- 家電ブロガー/4年目
- WEBメディア 監修実績あり
本記事はメーカー様より商品サンプルをご提供頂いて作成しています。
1 MOREとは
1MOREは、グローバル展開する中国発のオーディオ機器専門メーカーです。現在では知名度はそこまで高くなく、イヤホン好きやマニアの人から認知されている程度です。
そんな駆け出し中の1MOREですが、実は既に日本国内でVGP賞を何度も受賞しています。VGP賞は国内最大級を誇るオーディオビジュアル機器の総合アワードです。
今回紹介するイヤホン『1MORE Fit S50』と『1MORE Fit SE S30』についても、VGP2024にて部門賞を受賞しました。
1MORE Fit S50の方は、「Bluetoothフロート型イヤホン/左右独立型(1万円以上2万円未満)部門」にて、1MORE Fit SE S30は「Bluetoothフロート型イヤホン/左右独立型(1万円未満)部門」にてそれぞれ受賞しています。
VGPの受賞は、優れた製品であることのお墨付きであるとも言えます。専門の評論家が審査している為、まぐれで受賞できるようなものではありません。
つまり、1MOREのイヤホンは専門家にも認められた高品質かつ高性能な商品であり、ブランドとしても信頼できるものだということです。
1 MORE FITの特徴とスペック
今回は、1MORE Fit S50と1MORE Fit SE S30の2つをそれぞれ紹介していきます。比較できるところは比較していきますので、どちらが何に優れているかが分かるようにレビューしていきます。
1 MORE FIT S50
1MORE Fit S50(以下、S50と呼ぶ)は定価19,999円で、2万円未満で買えるイヤホンとしてVGP賞を受賞しています。
オープンイヤー型のイヤホンではあるものの、一般的なオープンイヤー型には無いものが付いていたりします。詳細は以降に見ていきます。
S50の特徴
- 耳を塞がない
- オープン型でもイヤーチップ付き
- 長時間使用できる軽量設計
- IPX7相当の防水性能
- ENCノイズキャンセリング
- 専門家によるチューニング
- 急速充電可能
- ケース込み38時間の連続再生
S50のスペック
製品名 | 1 MORE FIT Open Earbuds S50 |
型式 | EF906 |
タイプ | オープンイヤー式 |
Bluetooth 接続 | Bluetooth 5.3 |
充電ケースポート | USB Type-C |
バッテリー容量 | 60mAh、500mAh |
バッテリー寿命(単体) | 11時間 |
バッテリー寿命(ケース含) | 38時間 |
バッテリー充電時間 | 約80分 |
ドライバー | 13.6mmダイナミック |
重量 | 単体10g、ケース含み82.5g |
防水性能 | IPX7 |
イヤホンサイズ(L×W×H) | 50.68×38.27×20.66mm |
ケースサイズ(L×W×H) | 86×65×29.8mm |
カラーオプション | ホワイト、グレー、シルバー |
今回、メーカー様より提供頂いたサンプルのカラーはグレーです。
他のホワイトとシルバーについても、WEB上で見る限り、マット調でとても良さそうに見えました。
1 MORE FIT SE S30
1MORE Fit SE S30(以下、S30と呼ぶ)は定価9,999円という安さで購入でき、1万円以下で買えるイヤホンとしては驚くほどコスパが高いとして評判です。
S50に比べて性能などは多少落ちますが、その分だけ価格が1万円も安くなっているので、価格に対する性能・機能性をチェックしていきたいと思います。
S30の特徴
- 耳を塞がない
- DBB低音強化アルゴリズムを搭載
- 長時間使用できる軽量設計
- IPX5相当の防水性能
- 4マイクノイズフリー通話
- ケース込み30時間の連続再生
- 価格は1万円以下
S30のスペック
製品名 | 1 MORE FIT Open Earbuds S30 |
型式 | EF606 |
タイプ | オープンイヤー式 |
Bluetooth 接続 | Bluetooth 5.3 |
充電ケースポート | USB Type-C |
バッテリー容量 | 85mAh、600mAh |
バッテリー寿命(単体) | 10時間 |
バッテリー寿命(ケース含) | 30時間 |
バッテリー充電時間 | 約90分 |
ドライバー | 14.2mmダイナミック |
重量 | 単体10g、ケース含み79.7g |
防水性能 | IPX5 |
イヤホンサイズ(L×W×H) | 44.92×47.11×21.97mm |
ケースサイズ(L×W×H) | 104.8×54.6×30.0mm |
カラーオプション | ホワイト、ブラック |
S30についても同じくブラックをご提供いただきました。S50より一色少ないブラックとホワイトの2色展開となっています。
S50とS30のスペック比較
各スペックと比較すると下記の通りになります。
S50 | S30 | |
---|---|---|
Bluetooth | 5.3 | 5.3 |
ドライバー | 13.6mmダイナミックドライバー | 14.2mmダイナミックドライバー |
コーデック | SBC、AAC | SBC |
ENC環境ノイズキャンセリング | 4ENCマイク+DNN AIアルゴリズム | 4ENCマイク+AIアルゴリズム |
防水性能 | IPX7 | IPX5 |
連続再生時間(本体のみ) | 11時間 | 10時間 |
連続再生時間(ケース込) | 38時間 | 30時間 |
急速充電 | ○対応(5分で2時間使用可能) | ×非対応 |
重量 | 片側10g、ケース63g | 片側10g、ケース59.7g |
イヤーチップ | あり | なし |
定価 | 19,999円 | 9,999円 |
購入する | 購入する |
S50とS30を比較した際に大きく違ってくるポイントは、ドライバーと防水性能、急速充電、そして価格。
他にも細かい項目で違いは諸々ありますが、一般的なユーザーが判別しやすい点はこの4つです。音質に影響してくるところでドライバーの差異はありますが、聴いて判別できない人も多いのではないかと思います。
防水性能、急速充電は必要な人には魅力的なポイント。逆に言えば不要な人にとっては、価格が最も重要な指標となってきます。
実際、売り上げ台数だけで見ると、S30の方が多いとのこと。この理由はやはり価格の安さを重視して選ぶユーザーが多いのと、コスパで比較した場合にS30に軍配が上がるからだと言えます。
そうは言ってもS50にも大きな魅力があります。付属品やデザインに違いからも比較していきます。
付属品(同梱品)
S50の付属品
- イヤホン本体
- プラグイン充電ケース
- USB Type-A to Cケーブル
- イヤーチップ
- 収納ポーチ
- 取扱説明書
- アプリ接続用QRコード
S50には専用の収納ポーチが付属されています。
イヤーチップの替えも複数用意されています。オープンイヤー型なのにイヤーチップが付属されているので、初めに開封した際には少し驚きました。
取扱説明書は英語表記と中国語表記しかありませんが、説明はイラストが大半なので、英語が苦手な人でも全く問題ないと思います。
S30の付属品
- イヤホン本体
- プラグイン充電ケース
- USB Type-A to Cケーブル
- 取扱説明書
- アプリ接続用QRコード
S30の付属品は、S50に比べてかなりシンプル。
説明書類以外は充電ケーブルしか付いていません。このあたりのコストカットによって価格を抑えられているのもあるかと思います。
外観デザイン
S50のデザイン
まずはS50のデザインからじっくり見ていきます。充電ケースからの取り外しやすさはそれなりです。取り出しにくいと言ったことはありません。
S50のイヤホン本体のデザインは可もなく不可もなくといった印象。少なくとも安っぽいデザインには見えません。
本体の側面に1MOREロゴをしっかり印字されています。ロゴが目立つのは人によって捉え方が変わるかと思いますが、個人的にはもう少し控えめでも良かったのではないかと思います。
裏面はシンプルでデザイン的にはよくあるオープンイヤー型のイヤホン。
その中でもひと際目立つのがシリコン製のイヤーチップ。耳掛けタイプなのにイヤーチップが付いているのはかなり象徴的な見た目に感じます。
耳に掛けるフック部分はシリコン素材で見た目はマット調。比較的細いのでつまみやすく、耳に掛ける際も耳裏へスッと入り込みやすいです。
充電ケースはかなりシンプル。大きさとしては大き過ぎず小さ過ぎず。一般的なポケットにはスッポリ入る大きさです。
開閉した時に前方にあるランプが点灯します。ケースの厚みとしては薄い方なのではないでしょうか。
背面側にUSB-C充電ポートがあります。
S30
次にS30のデザインを見ていきます。S30も充電ケースからの取り出しやすさは問題ありません。
イヤホン本体のデザインは価格を考慮すればそこそこ良いのではないでしょうか。全体の形は極普通のオープンイヤー型と同じような感じ。
S50と同じく、1MOREロゴの主張がどうしても気になってしまいます。
裏側はイヤーチップのあるS50と違って、一般的なオープンイヤー型というようなデザインになっています。
イヤーフック部分はシリコンのような素材になっていますが、S50のしっとりしたマット調のシリコンとは少し異なります。
S30の充電ケースは横長の形状。正方形に近いS50と比べて細長いので手に持ちやすいです。
質感はS50よりも少し安いプラスチック感が否めません。
S50と同じく、前方の側面にランプがあります。上下の境目部分は少しバリのような触って分かる尖ったような感じがあります。
背面にはUSB-Cポートがあります。形や質感以外はS50とほとんど違いはありません。
S50とS30を並べて比較
S50とS30を一緒に並べてデザインを見てみます。
写真でも分かるように、質感の違いはあります。S50の方が確かに高級感のある品質を感じます。それでも1万円以下のクオリティとは到底思えないほど高い出来だと思います。
充電ケースに収納している状態はこのような感じ。S50は四角いようなまとまった印象に対し、S30はどちらかと言うとメガネケースに近いような印象です。
イヤホン単体を並べてみました。S30の方は表面部に光沢があります。個人的な好みによって好き嫌いが分かれるかと思いますが、私はマット調の方が好きなのでS50のデザインが優位です。
こうやって並べて比較すると、どうしても価格の高いS50の方が品質の高さが目立ってしまいますが、それ以上にS30のコスパの高さに驚きです。
実際、開封して触ってみるまでは1万円以下ということで少し過小評価していました。しかし実物を使ってみてVGP2024を受賞した理由が分かりました。
実際の重さ
仕様欄に重量の表記もありますが、せっかくなので実際の重さも測ってみました。
S50の重さ
S50の仕様書の表記では片側10gですが、実測では10gも無さそうです。また、ケースを含めた重さでは仕様書通りでした。
S30の重さ
S30はイヤホン単体の重さが仕様書表記ピッタリで、ケース込みの全体重量では若干実際の方が重い結果になりました。僅か1~2g程度ですが。
専用アプリ
下記から1MORE専用のアプリをインストールできます。
1MORE MUSIC
1MORE Acoustic Technology(Shenzhen) Co., Ltd無料posted withアプリーチ
S50とS30それぞれ接続した時のホーム画面が以下です。
S50では低遅延モードがあります。その他のタブはS30と基本的に同じようでした。
イコライザーは図のようにシンプルな設定方法です。また、アプリ内はしっかり日本語で対応されています。
ただし、アプリの不具合やバグは多いように感じました。あるはずの項目が一時的に表示されていなかったりしましたが、アプリを開き直すと正常に戻りました。
実際にS50とS30を使ってみた感想
実際にS50とS30をそれぞれ使ってみた感想をレビューします。併せて、過去にもオープンイヤー型イヤホンはいくつかレビューしていますが、それらの商品に対して1MOREのオープンイヤー型がどうなのかに着目して見ていきます。
着け心地はS50が優勢
着け心地は両方とも抜群に良いが、S50の方が安定性が良好。
S50はイヤーチップのおかげで安定感が抜群です。イヤーフックだけでなくイヤーチップでも支持するので重心が安定しやすく、重さによる不快感が少ないです。その分長時間の使用でも疲労を感じにくいのが大きな特徴です。
S30も重さが軽いので装着感は良好。イヤーフックのカーブがきつめで安定しやすいが、フックの先端部が長時間耳裏に当たっていると少し痛くなってくることもありました。ただし、これは着け方というか位置を少しズラすことで改善できました。
どちらも耳への装着のしかたを公式が説明されています。説明に従って装着することで正しく着けられて安定しやすいかもしれません。
どちらも着け心地という観点では満足です。より安定感を求める人にはS50をおすすめします。
音質は双方とも良好
確実に一つ言えることは、S50もS30も価格に対して音質のレベルは申し分ありません。
音の専門家ではないのであまり具体的なことは言えませんが、オープンイヤー型イヤホンとして欲しい音質は余裕で有していると感じました。
S30は1万円以下でも嫌なシャリシャリ感などはなく、極端に高音や低音が弱い感じもありません。かなりフラットな音を聴くことができます。
S50はS30よりも低音がしっかり聴こえます。専門家でない私でも分かるくらいS50の方が低音はクリアに聴こえます。
また、細かい調整は専用アプリのイコライザーでも設定できるので、自分好みに近づけることも可能です。これだけでコスパは優秀だと言っても過言ではないと思います。
音漏れは多少なりともある
音漏れについては、S50もS30もある程度はある模様。ただし、両者の差はあまり感じられませんでした。
音漏れはオープンイヤー型にはついて回る懸念点ですが、S50とS30も例外なく漏れはある程度あります。少し大き目の音で音楽を聴きたい時は、念のためどれくらい漏れているかを試してみてから使用する方が良いかもしれません。
ただし、通常の耳が痛くならない程度の音量であれば、周りを気にするような音漏れはありません。なので、電車の中やカフェ等での作業時のように普通に使用する分では全く気にしなくても良いと思います。
バッテリー持ちは及第点
イヤホン単体での連続再生可能時間は仕様書表記は10時間前後でしたが、実際に試してみても10時間ほど音楽を聴き続けられ、朝から夜まで1日中着けていない限りは問題ないバッテリー持ちだと思います。
また、ケース込みならS50は38時間、S30は30時間なので、普段使いで不足が無いレベルでしょう。仮に1日3時間の使用であれば、S50は12日間以上も充電不要ですし、S30でも10日間はそのまま使えます。
過去にレビューしたイヤホンには、最大連続再生可能時間が50時間や60時間、それ以上のものもありましたが、実際の生活スタイルを考慮すれば、個人的にそこまでのバッテリー持ちは要らない人が多いと思います。
ボタンの反応はもう少し
S50とS30とも共通してボタンの反応は少し悪いように思います。
触る位置なのか、センサーの感度なのかは分かりませんでしたが、何回かタッチし直して操作することが多いかもしれません。
とは言え、もっともっと反応が悪いイヤホンを他に数多く見てきましたので、他のものと比べればそれほど悪い訳ではないと思います。
マルチポイントには非対応
残念ながらマルチポイントには対応していません。複数デバイスと同時接続したい人にとっては不向きです。
S50については、他の方のレビューではアプリ上に「実験的機能」という項目で、マルチポイントに対応できそうな設定となっていましたが、私がインストールしたタイミングのバージョンでは既にその項目はありませんでした。
公式でもマルチポイント対応とは表記されていないので、現状ではマルチポイントは非対応と考えた方が良さそうです。S30に関しては非対応で間違いありません。
今後のバージョンアップなので改善されることを期待します。
1MORE FITの総合評価
S50とS30をそれぞれ5点満点で評価すると下記のようになります。
S50 | S30 | |
---|---|---|
使いやすさ | 4.0 | 4.0 |
着け心地 | 4.5 | 4.0 |
音質 | 4.3 | 4.0 |
デザイン | 3.8 | 3.5 |
コスパ | 4.5 | 5.0 |
使いやすさについては、S50もS30も同じ評価点としました。どちらも基本的に使いやすいのですが、ボタンの反応が共に微妙なところがあったので4.0点です。
着け心地はイヤーチップが付いたS50の方が安定していて良かったので4.5点としました。S30もイヤーフックのカーブがキツめなのでホールド感はしっかりあるので高評価です。
音質については双方とも特に不満はありませんが、S50の方が低音がクリアに聴こえたことから少し高めに評価しました。
デザインは可もなく不可もなくが正直なところなので、それぞれ3.8点と3.5点にしています。
コスパという意味では、S30は5.0点満点です。1万円以下という価格からは想像もできなかったクオリティでした。S50の方も2万円以下で買えるオープンイヤー型としてはコスパ優秀だと思います。
1MORE FITの他にも、オープンイヤー型イヤホンをレビューしているので気になる人はチェックしてみてください。
1MORE FITの口コミや評判のまとめ
1MORE FITのS30およびS50について口コミや評判を紹介します。私が調べた限りで他のユーザーからはどのような評価を受けているのかを紹介します。
S30の口コミと評判
- 価格の割に音質が良くて満足している
- 長時間使っていても耳が痛くならない
- Bluetoothの接続範囲が広い
S30についての口コミは、コスパに対する高評価がかなり多く見られました。
音質が思っていたよりも良かったと満足している人が多数のようです。また、装着感についても良い感想の方が多く、耳が痛くなりにくいこと、装着具合を調整しやすいことが評判のようです。
他には、Bluetoothの接続範囲が広くて家中のどこでも繋がるといった意見もありました。スマホ等の音楽再生媒体からイヤホンをそこまで離して使用するケースは少ないかと思いますが、確かに人によっては大きな魅力になるかもしれません。
- ノイズキャンセリングが無いので没頭したい人には不向き
- 片側(右側)だけノイズが大きい
S30に対する良くない口コミとしては、ノイズキャンセリングが搭載されていないことについて残念という声が多いです。その為、集中して音楽を聴きたい時には向いていないという意見があった一方、オープンイヤー型なので外部音が聞こえるのは当然のことだという感想も。
確かに、オープンイヤー型のイヤホンに没頭できるだけのノイズキャンセリング性能を求めることは、製品のコンセプトからして異なるので気にしなくて良いものと言えます。
また、ほんの一部のユーザーからは片側だけノイズが大きいという口コミもありました。ほんの2,3人の意見でしたが、共通して右側だけの不調が目立つようでした。今回レビューしたサンプルについては、そういった事象は確認されませんでしたので個体によってはあるのかもしれません。
S50の口コミと評判
- 充電速度が速い
- 防水性能が高いので雨の日でも気にせず使える
- 安定感のおかげで全然重さを感じない
S50は急速充電対応についての良いコメントがありました。未対応のS30と比較して充電速度がかなり速くて助かっているという人も。
IPX7の高い防水性能における好評も複数確認されます。レビューを見ていると、屋外での運動時に使用されている人がかなり多く、そういった方々には防水性能はやはり重要なポイントであることを再認識させられました。
また、イヤーフックとイヤーチップによる独特な装着性にも前向きな意見が多いです。どうしても装着する時にほんの少しだけ手間なのですが、それが気にならないくらい安定感があって着け心地が良いと評判です。
他にも、音質やコスパについての良い評価は多数見られました。
- タッチセンサーの反応がイマイチ
- 持ち運ぶにはケースのサイズが大きめ
S50にも残念だという口コミは一定数存在します。
今回のレビューの中でも取り上げたのですが、タッチセンサーの反応についてはもうちょっとと感じる人が何人もいるようです。どこがタッチすべきボタンになっているのかも分かりにくいといった声もありました。
外観については、充電ケースがそもそも大きくて持ち運びには不向きという意見も。確かに、世の中のワイヤレスイヤホンを見れば、手の中にすっぽり埋もれてしまうほど小さいものもたくさんあります。それらを基準に考えると、ポケットにギリギリ入るレベルの大きさなので、持ち運びには少し抵抗があるかもしれません。
ただ、オープンイヤー型イヤホンに限って言えば、充電ケースのサイズはどれも大き目でS50が極端に大きいということは断じてありません。よって、オープンイヤー型のイヤホンが欲しいという人にとっては当たり前となってくるポイントなので、さほど気にすべきではないと思います。
1MOREはこんな人におすすめ!
最後に、レビューした結果からS50とS30がどんな人におすすめかまとめて終わります。
- 予算2万円以下
- 外部音を遮断したくない
- 安定した装着感
- 高い防水性を求む人
S50は2万円以下で高音質なオープンイヤー型イヤホンを探している人におすすめです。
装着感も安定しているので、ランニングなどの運動時の使用にも適していると思います。また、防水性能もかなり高いので、雨天時の屋外使用でも心配なく使えるのは魅力です。
- 予算1万円以下
- 外部音を遮断したくない
- 軽い装着感と安定性
- コスパ最重視の人
S30は1万円以下で、コスパが良いオープンイヤー型を求めている人におすすめしたい一品です。
音質、装着感、デザインともにバランスが取れていて、価格は破格の1万円以下。移動時や運動時など、安いからこそ思いっきり身体を動かす場面での使用も臆せず可能。
オープンイヤー型のエントリーモデルとしてもおすすめです。気になった方は価格も価格ですので、とりあえず買ってみるのもアリかと思います。