「豆乳が自宅で簡単に作れたら良いな」、「無添加でおいしい豆乳が飲みたい」と思う人もいるのではないでしょうか。
そんな人に本記事では、自宅で豆乳が作れるSOYMILブレンダーを紹介します。
豆乳は買うものという固定観念を覆し、大豆から豆乳を作れる加熱式ブレンダー。大豆と水さえあれば豆乳が作れるので普段から豆乳を飲む人には経済的かつ健康的です。
スープやスムージーも作れるので料理にちょい足しにも便利。そんなSOYMILブレンダーを実際に使用し、簡単に作れるのか、使い勝手や味はどうなのかを検証しレビューします。
- 家電開発エンジニア
- 家電LIFE 管理人
- 家電ブロガー/5年目
- WEBメディア 監修実績あり
本記事はメーカー様よりサンプルを提供して頂いて作成しております。
SOYMILとは
SOYMILとは、東京に本社を置く株式会社SOYMILが展開するオリジナルブランドです。その名前の通り、大豆を扱う商品を展開しており、大豆から豆乳を作ることができるSOYMILブレンダーを主力商品としています。
2021年に設立したばかりの新しいブランドではありますが、昨今の豆乳人気と市場規模の拡大に併せてSOYMILも急成長していくことが期待されます。
SOYMILブレンダーでできること
SOYMILブレンダーとは
SOYMILブレンダーは、自宅で簡単に豆乳を作ることが出来る加熱式ブレンダーです。必要なものは大豆と水だけで、ボタンを押すだけで加熱調理から攪拌まで全自動でできます。
SOYMILブレンダーのメリット
- 自宅で作れる
- 大豆と水だけで良い
- 無添加の豆乳を作れる
- 出来立てを味わえる
SOYMILブレンダーのメリットは、自宅で簡単に無添加の豆乳を作ることが出来るという点です。多くの方にとっては「豆乳=買うもの」という認識が主流だと思います。しかし、豆乳として加工されたものを買う以上は価格はどうしても割高になります。でも実際に必要な材料は大豆と水だけ、それが自宅で作れるとなれば家計にも有難い話です。
また、市販されている豆乳は添加物が入っている商品も多いです。無調整の豆乳もありますが、当然ながら原材料となる大豆は自分で種類を選ぶことはできません。SOYMILブレンダーがあれば、自分好みの大豆を選択し、栄養豊富で出来立てのおいしい豆乳を作ることができます。
使用するSOYMILブレンダー一式
今回、メーカー様よりご提供いただいた商品サンプルは下記になります。
- SOYMILブレンダー
- 国産大豆飲み比べキット
SOYMILブレンダーに加えて、国産大豆5種類を飲み比べできるキットも合せて頂きました。ちなみに飲み比べキットの内容はこのような感じです。
- 宮城県産ミヤギシロメ
- 滋賀県産みずくぐり
- 長野県産一人娘
- 長野県産ギンレイ
- 滋賀県産近江青大豆
大豆の品種まではなかなか知る機会もなく、正直なところこれら全て初めて聞く名前でした。SOYMILの公式サイトによれば、これらは全てスーパーではなかなか手に入らない品種のようで、かなり特別な最高品種の大豆とのことです。この量で品種ごとの違いを試すことができるのは嬉しいですね。興味がある方はチェックしてみてください。
SOYMILブレンダーの基本仕様
定格電圧 | AC100V・50/60Hz |
消費電力(加熱時/攪拌時) | 400W/160W |
内容量 | 350mL |
大きさ | 約103×124×215mm |
重量 | 950g |
内容量は350mLなので、スープ2人前がちょうど良い大きさです。本体の重さは1kgも無い為、中に材料が入っていても軽く扱うことができます。
作るのにかかる時間
豆乳モード時 | 約30分 |
スープモード時 | 約25分 |
ジュースモード時/クリーンモード時 | 約2分 |
表記されている調理時間の目安は上記のようですが、実際に使ってみるとその時々で時間は前後するようでした。
SOYMILブレンダーの使い方
まずはSOYMILブレンダーで豆乳を作る方法を紹介します。初めてながら実際にやってみた時の様子を写真を使いながら紹介します。基本的には取扱説明書に記載された順序に沿って工程を踏んでいくだけです。
豆乳の作り方
水の量は内側に目盛りが『MAX』と『MIN』で表示されていますので、その範囲内で入れます。
取扱説明書には目安となる大豆と水の割合が記載されていないですが、私の場合は大豆20gに対して約280mLくらい入れました。
水が少なすぎると焼き付いてしまうので注意が必要です
電源コードを本体に挿し込み、コンセントに繋ぎます。コンセントにはアース線の接続もするように記載されています。
フタを閉めて印を合わせると、ピッと音が鳴ってスイッチが点灯します。
点灯している3つのスイッチのうち、一番左側にある『soymilk』と書かれた豆乳モードを押します。その後、自動で調理を開始します。
音が鳴って点灯していたスイッチが消灯したら調理完了となります。豆乳モードの場合はおよそ30分程度で調理が完了します。
出来上がりの豆乳はこのような感じでした。本体は熱くなっているので、注ぐ際にはヤケドしないように注意が必要です。
豆乳の作り方は非常に簡単でした。一度作ってしまえば、あとは取扱説明書を見なくてもできそうです。あとは、大豆の量と水の量を上手く調整するだけで完璧です。
大豆から豆乳を作っているのでおからが混ざります。スッキリ飲みたい場合はザルなどで取り除いてから飲むと良いです
スープ・ジュースの作り方
スープとジュースの作り方は、基本的には豆乳の作り方と同じになります。違いは、入れる材料が増えるのと、押すスイッチが『スープモード』もしくは『ジュースモード』になるだけです。
注意が必要なのは、材料も含めてMAXの線を超えないことです。水を入れるのは最後にすると分かりやすいかと思います。
お手入れの仕方
SOYMILブレンダーは使用ごとに毎回お手入れする必要があります。お手入れと言っても、それほど手間がかかる作業は無いので、面倒臭がり屋な人でも苦にならないと思います。
- フタ
- 本体
- ブレード
フタは、パッキンを取り外して洗います。食器洗い用のスポンジなどを使って中性洗剤で洗います。洗った後は十分に水ですすぎ、乾かしてからパッキンを取り付けます。
本体は内側をクリーニングブラシなどで洗います。フタと同じく中性洗剤でよく洗い、終わったらしっかりと乾かします。本体の外側については、湿らせた布で汚れを拭き取ります。
ブレードについては、『お手入れモード』で洗浄します。お手入れモードの流れは下記の通りになります。
- ブレンダーの中に中性洗剤をうすめた水またはぬるま湯を入れる。
- 電源コードをコンセントに差し込む。
- 『ジュース/お手入れ』ボタンを押す。
- 「ピッピッピ」と音がなると停止する。
- 電源コードを抜く。
- 水でよくすすぎ、乾いた布で拭く
お手入れする際には、『お手入れモード』を使用する時を除き、必ず電源コード・電源プラグを抜いてから行います。
SOYMILブレンダーで作ってみた
それでは、実際にSOYMILブレンダーを使ってみた感想をレビューします。
朝食用の豆乳
普段から朝食に豆乳を飲む習慣があるので、実際にSOYMILブレンダーだ朝の豆乳を作ってみました。
豆乳の感想
出来上がった豆乳の味についてですが、当然ながら市販で購入する無調製豆乳に近い味でした。大豆そのものの味をしっかり感じられるのが魅力だと思いました。しかも出来立てで熱々なので風味も強く、市販で購入する豆乳よりも有難さを感じられました。
ただ、やはり完全に無調整の豆乳だと飲みにくいという人も多いので、そういう人には砂糖などで味を少し調整して飲まれた方が良いのかもしれません。
玉ねぎの豆乳スープ
- 大豆 20g
- 玉ねぎ 1/2個
- バター 15g
- コンソメ 1粒
- 塩コショウ 少々
- オリーブオイル 少々
- 乾燥パセリ 少々
- 水 MAXまで
今回作った豆乳スープの作り方を簡単にご紹介します。
- 玉ねぎを繊維を断つようにして切る
- すべての材料をSOYMILブレンダーに入れる
- 水をMAXの線まで入れる
- 音が鳴ったら完成。
- 仕上げにオリーブオイルを少し垂らし、パセリをかけて完成。
豆乳スープの感想
結論から言うと、めちゃくちゃ美味しかったです。たまねぎをベースのスープなのですが、しっかり豆乳の味も感じられました。材料を放り込むだけのこんな簡単な作り方なのに、これだけのスープが作れるのは正直驚きました。
時間は目安と記載されている20~25分をオーバーして、実際は30分ほど掛かりました。それでもただ放っておくだけなので、完成するまで他の作業をしていてあっという間に感じました。
豆乳×プロテイン
少しイレギュラーになるかもしれませんが、私は普段プロテインを飲んでいます。プロテインを割るのに牛乳や豆乳を使っているのですが、今回はSOYMILブレンダーで作った豆乳で割ってみました。
豆乳プロテインの感想
市販の豆乳で割った時と比べて味はいつも通りでしたが、より健康的なプロテインを飲んでいる気になって満足でした。普段飲んでいるプロテインが甘めの味であれば、SOYMILブレンダーで作る無添加豆乳で割るとちょうど良い味になると思います。
SOYMILブレンダーの良い点と気になる点
SOYMILブレンダーを使ってみて感じた、良い点と気になる点を挙げてみます。使ってみてとても好印象でしたが、やはり気になるポイントもいくつかあるので、忖度無しで言わせて頂きます。
SOYMILブレンダーの良い点
作り方が簡単
最も良いと思うポイントは、豆乳の作り方が簡単ということです。大豆と水だけ入れて、スイッチ一つ押せば30分程度で豆乳が完成してしまうのは非常に魅力的です。
最初のイメージは、自宅で豆乳を作るとなると手間も時間もかかるのだろうなと思っていました。しかし、実際にSOYMILブレンダーの取扱説明書を見て驚きました。手順はこれだけでできてしまうのかと。ほぼ全自動で完成してしまうので、SOYMILブレンダーが調理している最中は他の作業をすることができます。忙しい朝でもこれなら継続して使っていけると思いました。
本格的な豆乳が作れる
自宅で出来立ての本格的な豆乳が作れること自体がSOYMILブレンダーのメリットだと思います。無添加で栄養豊富な豆乳を自分で作れることが魅力です。使用する前は味はどうなのだろうかと不安でしたが、ちゃんとした豆乳が美味しくできてしまいます。普段料理などをしない人でも本格的な豆乳を作れることは素晴らしいと思いました。
お手入れしやすい
部品数が少ないことに加え、製品の構造がとてもシンプルになっているので、お手入れもしやすいのがとても良いです。使用後に内部をザーッと洗浄して拭くだけで完了します。ブレードの洗浄の為にはお手入れモードを使うのが必要ですが、それも水を入れて開始させるだけなので本当に簡単でした。
キッチン家電でネックになってしまうのがお手入れです。お手入れが面倒なツールだとサボりがちになってしまい、そもそも使用することすら億劫になってしまうケースもあります。その点、SOYMILブレンダーは優秀だと感じました。
デザインがシンプル
SOYMILブレンダーのデザインはホワイトを基調としたカラーで、形状も表示類もかなりシンプルに設計されています。その為、どんなキッチンに馴染みやすいのが良い点だと思いました。キッチンエリアは炊飯器や電子レンジなど様々な家電の影響でインテリア的には調和が難しいですが、白色のシンプル形状なので我が家のキッチンにもすんなり調和してています。
SOYMILブレンダーの気になる点
取扱説明書に大豆と水の量の指示が無い
豆乳を作る際、目安となる大豆と水の量がどこにも記載されていなくて戸惑いました。大豆何gに対して水何mLなどと目安の配分量が指示されていると分かりやすくて良いと思いました。
水の量はブレンダーの内側にある表示で最低量と最大量は分かりますが、じゃあそれが実際は大豆をどのくらい入れた時にどうなるのかが分かりません。豆乳以外のスープであれば、公式ホームページにもレシピとして載っているのでおおよその目安は分かります。
最初だけ鉄のようなニオイがする
最初に使用する際、鉄のようなニオイが気になりました。しばらく使用すれば和らいでいくのかと思いますが、食材を入れるのでちょっと気になります。また、調理後に本体が高温になっていると、プラスチックが溶けるようなニオイも少ししました。ただ、これらにについては調理完了後に器へ移してしまえば全く気になることはありませんでした。
電源コードが短い
電源コードが非常に短くて不便です。私が使用してきた家電製品の中でもトップクラスに短いです。キッチンで使用することを想定するのであれば、コンセントまでは距離がある程度必要なはず。どこで使用することを想定されているのか正直分かりません。延長コードを繋げないと最寄りのコンセントまで届かないご家庭が多いと思います。
撹拌時の音は大きい
これは仕方がないことですが、撹拌する際の音はやはり大き目でした。賃貸マンションなどでは夜や早朝に使用するのは少し気になるかもしれません。ただし、撹拌自体は断続的なので、ずっとうるさいということはありません。
SOYMILブレンダーのレビューまとめ
今回使ってみたSOYMILブレンダーのレビューをまとめます。
- 作り方が簡単
- 本格的な豆乳が作れる
- お手入れしやすい
- デザインがシンプル
- 取説に大豆と水の量の指示が無い
- 最初だけ鉄のようなニオイがする
- 電源コードが短い
- 撹拌時の音は大きい
実際に使った感想を正直にレビューさせて頂きましたので、気になる点も4つほど挙げさせてもらいました。
ただ、これらの4つについては、どれも大したデメリットではありません。何かしらで対応が可能な点ばかりです。撹拌時の音だけはどうしようもないかもしれませんが、調理中ずっと撹拌している訳でも無いので、そこまで気にならない人が多いのではないでしょうか。
それらを含め総合的に判断すると、豆乳好きな人にはおすすめできる商品であると思います。やはり自宅で簡単に作れるというのが魅力的過ぎます。これまでは市販の豆乳しか飲んだことが無い人も、一度は自宅で大豆から豆乳を作ってみてはいかがでしょうか。SOYMILブレンダーで新たな豆乳ライフを始めて見ることをおすすめします。
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