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Amazfit T-Rex 3 Pro レビュー|タフネスさ・使い勝手・アウトドア性能を徹底検証【前モデルとの比較も】

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Amazfit T-Rex 3 Pro レビュー

アウトドア向けスマートウォッチの中でも高い人気を誇る Amazfit「T-Rex」シリーズ。

その中で最新モデルとなる Amazfit T-Rex 3 Pro は、タフネスさ・機能性・アウトドア性能のバランスが大幅に向上した注目の1本です。

本記事では、実際に T-Rex 3 Pro を使用し、質感やデザイン・バッテリー持ち・日常の使い勝手などを徹底検証

従来モデルとなる「T-Rex 3」との違いも表で比較しながら、どんな人に向いているのかを紹介します。

「登山やランニングでしっかり使えるモデルを探している」「タフネスで壊れにくいスマートウォッチが欲しい」という人にとって、T-Rex 3 Pro が買いなのか、実機レビューで詳しく解説します。

本記事はメーカー様よりサンプルを提供して頂いて作成しております。但し、レビュー内容についてはすべて著者の正直な感想を紹介しております。

目次

Amazfit T-Rex 3 Proとは|シリーズの中での位置づけ

Amazfit T-Rex 3 Pro は、Amazfit が展開するタフネス系スマートウォッチ「T-Rexシリーズ」の中でも、アウトドア性能・堅牢性を強化した超タフネスモデルです。

見た目は無骨なアウトドアデザインながら、AMOLEDディスプレイ・マルチバンドGPS・長寿命バッテリーなど、実用性を大きく高めた点が特徴です。

T-Rex 3 Pro は「T-Rex 3(無印)」の進化バージョンになります。ボディ素材やディスプレイに更なる高級素材を採用したり、高機能を追加した仕様で価格も異なります。

Amazfit T-Rex 3 Pro の主な特徴

T-Rex 3 Proの装着時

主な特徴を挙げると次のようになります。

  • 高輝度AMOLEDディスプレイで屋外視認性が高い
  • タフネス規格(耐衝撃・防水・耐寒性)に対応
  • 25日以上のロングバッテリー
  • スピーカー搭載で音声通話が可能
  • AI音声アシスタント搭載

特に高強度かつ高級感のあるボディやディスプレイの見やすさは、同価格帯のスマートウォッチと比較して強みのあるポイントです。

また、マイクとスピーカーを搭載しているので通話機能が使用可能。LINEの通知を確認できるだけでなく、LINE通話もできます。

T-Rexシリーズは登山で使う人も多いので、YAMAPとYAMARECOで作成した登山ルートをGPXデータで取り込んでナビゲーション機能として使用できます。

前モデル「Amazfit T-Rex 3」との違い

通常のAmazfit T-Rex 3との仕様を比較すると下記表のようになります。

項目Amazfit T-Rex 3 ProAmazfit T-Rex 3
外観amazfit-trex3-proamazfit-trex3
ディスプレイ48mm・44mm ※選択可
1.5インチ AMOLED
48mm
1.5インチ AMOLED
画面の明るさ最大3,000 nits最大2,000 nits
タッチスクリーンサファイアガラスGorilla Glass
ベゼル素材チタン合金(グレード5)ステンレススチール
オフライン地図○(ルートプランニング対応)
スポーツモード数約180種以上(Pro強化版)約170種以上
Bluetooth通話○(スピーカー/マイク有)×(マイクのみ)
音声アシスト×
LEDライト機能○(白・赤・SOS等)×
バッテリー持ち約25日約27日
防水性能10 ATM10 ATM
重量約74.5g(バンド含む)約68.3g(バンド含む)
公式価格(発売時)¥59,900¥39,900

表のように、前作からアップグレードした点は複数あります。

分かりやすいところで、ボディやベゼルに高級チタン合金を採用し、ディスプレイにはサファイアガラスを使用した点です。素材のアップグレードにより、さらに高級感と堅牢性が向上しています。

画面の明るさも前作よりかなり明るくなっており、スマートウォッチではトップクラス。当然ながら屋外での視認性は文句無しのレベル。

また、前作ではスピーカーが非搭載でしたが、今作では耐久性を担保した上でスピーカー搭載。通話も可能となり、AI音声操作まで扱えるようになりました。アクションを促すことも可能。ワークアウトを始めるなど提案もしてくれるchatGPT-4oに対応していますが、今後5に対応するかは未定のようです。 

登山などのアウトドアに役立つ機能でいえば、新しくデュアルモード懐中電灯を搭載。ボタンを長押しするだけでかなり明るいLEDが点灯、夜にはヘッドライトなどの代わりにもなります。

バッテリー持ちは前作の27日間よりもわずかに落ちています。とは言え、それほど大きな差ではないかなという印象。

カラーについては、「アークティックゴールド」、「タクティカルブラック」、「ブラックゴールド」の3種類から選ぶことができます。

Amazfit T-Rex 3 Proのデザイン・外観レビュー

Amazfit T-Rex 3 Pro のデザインは、シリーズ共通の“タフネス感”をしっかり継承しつつ、前世代よりもディテールが洗練され、よりアウトドアギアらしい仕上がりになっています。

ケース形状は従来の T-Rex らしいワイルドな4ボタン構成と凹凸のあるプロテクションデザインが特徴。手首に乗せたときの存在感は大きめですが、ボディの材質見直しにより見た目ほど重く感じないのもポイントです。

外観・素材・作り

  • 素材はチタン合金+高強度ポリマー、ガラスはサファイアクリスタル
    T-Rex 3 Pro のベゼルとボタン部には「グレード5チタン合金」、ケース本体には強化ポリマーが使われており、耐衝撃性・耐食性に優れています。サファイアガラスのディスプレイは傷に強く、タフネスウォッチらしい剛性・質感を与えています。
T-Rex 3 Pro ベゼルの素材
  • 質感は “高級感と無骨さのバランス”
    チタンの質感とマットな仕上げにより、重厚感と“道具感”が両立しています。アウトドア用としてだけでなく、タウンユースでも違和感が少ないデザインです。
T-Rex 3 Proの右側面
T-Rex 3 Proの左側面
  • サイズと重量
    本体は 48 × 48 × 14 mm とやや大ぶり。公式スペックでは、ベルトを含む重量は約 74.5g。「見た目のゴツさ」はありますが、チタン合金とポリマーの組み合わせにより、金属製としては軽めに抑えられています。
T-Rex 3 Proの実測重量

実際の素材感・仕上げからは、安物のラギッドウォッチではなく、“道具として信頼できる高品質ウォッチ”という印象を受けます。

装着感・実用性

  • 手首へのフィット感と装着性
    ケースが大きめなので「腕が細め」の人ではやや“存在感あり”ですが、ベルトの調整幅も広く、日常使用でも違和感が出にくい設計です。レビューの多くで「重厚だが過度な重さではない」という意見があります。
T-Rex 3 Proの装着感
  • アウトドアでの使い勝手
    チタンベゼル + サファイアガラスというタフネス構成と、10ATM(45 m潜水対応)という防水性能により、登山・トレイル・水辺のアクティビティ・雨天など“過酷な環境”でも安心して使えるのが強みです。

  • 懐中電灯/ライト機能も実用的
    本体には LED フラッシュライト(白色・赤色、SOS点滅含む)が搭載されており、夜間の読図やテント内での作業にも使えるユーティリティとして高評価されています。これにより、アウトドア用腕時計としての“道具力”が上がっています。
T-Rex 3 Proの懐中電灯
T-Rex 3 Proの懐中電灯(点灯中)
  • 日常使いとのギャップ
    サイズが大きく、厚みや重量もあるため、シャツの袖に収まりにくかったり、就寝時の睡眠トラッキングで違和感を感じる人もいます。特に「普段は腕時計をあまり着けない人」には、最初は“存在感が強い”と感じやすいと思います。

ディスプレイ:高輝度AMOLEDで屋外の視認性も良好

T-Rex 3 Pro のディスプレイは 1.43インチ AMOLED(466×466) を採用。最大輝度は前モデルよりもアップしており、晴天下のランニングでも文字がしっかり読めます。
レビューサイトでも「屋外での視認性が非常に良い」と評価されており、実際に日差しが強い日の登山で使用した際も、コントラストの高さのおかげでルート表示がつぶれず、非常に見やすいと感じました。

T-Rex 3 Proのディスプレイと視認性

ベゼルは太めですが、アウトドアモデルでは物理的にディスプレイを守るための構造なので、T-Rexシリーズとしては妥当な仕様です。
また、ウォッチフェイスのアニメーションが滑らかで、T-Rex 2 の頃より UI 表示が軽快になったのも地味に大きな改善点です。

デザインと装着感の総合評価

T-Rex 3 Pro のデザインと装着感は、「タフで実用的なアウトドア道具」に相応しい仕上がりです。金属+強化ガラスによる堅牢性、高級感ある質感、そしてライトや防水・防塵などの機能を考えると、山歩き・キャンプ・トレイル・毎日の運動ログ・通勤など、“幅広い用途を一本でこなせるオールラウンダー” と言えます。

ただし、その分「サイズ感・重量感」は無視できず、手首が細めの人や軽快さを重視する人にはやや重さ・大きさがネックになる可能性があります。購入するなら、このあたりの“見た目の存在感”や“着け心地”とのバランスを意識したほうが良いでしょう。

スポーツ・ワーク機能|ワークアウトとGPS精度

Amazfit T-Rex 3 Pro は、T-Rexシリーズの中でも「スポーツ・アウトドア用途」を強く意識したモデルです。タフネス性能だけでなく、ワークアウト計測の実用性やGPS精度の向上が図られており、日常的な運動から本格的なアウトドアアクティビティまで幅広く対応します。

ここでは、対応スポーツモードの豊富さと、実際に使用した際のラン・ウォーキングでの計測精度を中心に見ていきます。

対応スポーツモード数

Amazfit T-Rex 3 Pro は、180種類以上のスポーツモードに対応しており、一般的なスマートウォッチと比べても非常に幅広いのが特徴です。
ランニング、ウォーキング、サイクリングといった定番種目はもちろん、登山、トレイルラン、スキー、スノーボード、SUP、筋トレ、HIITなどアウトドア・屋内問わず網羅されています。

T-Rex 3 Proのワークメニュー1
T-Rex 3 Proのワークメニュー2
T-Rex 3 Proのワークメニュー3
T-Rex 3 Proのワークメニュー4

特にT-Rex 3 Proは、アウトドア系スポーツの対応が手厚い点が特徴で、標高変化や移動距離、獲得標高といったデータをしっかり記録できます。これにより、登山やトレイルランなど「後からログを振り返りたいユーザー」にとっても満足度の高い構成です。

また、一部のスポーツでは自動認識機能にも対応しており、ウォーキングやランニングを始めると自動で計測を開始できる点も便利です。
すべてのモードを頻繁に使うわけではありませんが、「やりたい運動に対応していない」という不満が出にくいのは大きなメリットと言えるでしょう。

ラン・ウォーキングでの計測精度

ランニングやウォーキングでの計測精度は、Amazfit T-Rex 3 Pro の完成度を判断する上で重要なポイントです。
本機はデュアルバンドGPS(L1+L5)に対応しており、ビル街や木々の多い公園、住宅街などでも位置情報が安定しやすいのが特徴です。

実際の使用感としては、走行ルートのズレが少なく、カーブや折り返し地点もしっかり追従してくれる印象。単独測位でも精度は高く、ランニング用途であれば十分信頼できるレベルに仕上がっています。ウォーキング時も同様に、移動距離やペースが安定して記録され、日常の活動ログ用途としても扱いやすいと感じました。

心拍数については、運動中の変化に比較的スムーズに追従し、ランニング中の負荷の上がり下がりも分かりやすく表示されます。医療用機器ではないものの、トレーニングの強度管理や運動習慣の把握には十分な精度と言えるでしょう。

バッテリー持ち|実際に感じた持ち具合

Amazfit T-Rex 3 Pro

Amazfit T-Rex 3 Pro は、タフネススマートウォッチらしくバッテリー持ちの良さも大きな魅力のひとつです。高精細なAMOLEDディスプレイやデュアルバンドGPSを搭載しながら、日常使いからアウトドアまで安心して使えるスタミナを備えています。

ここでは、メーカー公称値と実際の使用感の違い、使い方別のバッテリー目安、長持ちさせるためのポイントを解説します。

メーカー公称値と実使用の差

メーカーが公表している T-Rex 3 Pro のバッテリー持ちは、通常使用で約25日が目安とされています。これは通知の受信や、心拍・睡眠計測を有効にした一般的な使い方を想定した数値です。

実際の使用感としては、数日に一回のワークアウトといったややアクティブな使い方でも、おおむね20日前後は充電なしで使用できる印象です。タフネスモデルとしては現実的で、GPSスマートウォッチとして考えると十分優秀なバッテリー性能だと思います。

一方で、常時表示(AOD)を有効にしたり、長時間のGPS計測を頻繁に行うとやっぱり消費は早くなり、公称値より短くなる点は理解しておく必要があります。

通常使用/GPS多用時のバッテリー目安

実際に様々な用途で使ってみた上で、使用シーン別に実用的なバッテリー目安を整理すると以下のようになります。

使用シーンバッテリー持ちの目安
通常使用(通知・健康管理中心)約25日前後
週2〜3回のラン・ウォーク(GPS使用)約20日前後
GPSを毎日使用(1時間程度)約15日前後

特に注目したいのは、GPS使用時でも十分実用的な駆動時間を確保している点です。長期間のワークアウトなどでも充電切れを心配することなく、アウトドア用途との相性は良好です。

アプリ連携(Zepp App)の使い勝手

Amazfitのスマートウォッチは専用アプリ(Zepp App)との連携が簡単で、アプリ内での設定やデータの確認なども分かりやすく使いやすい仕様になっています。T-Rex 3 Proに限った話ではありませんが、ここでは紹介しておきます。

設定項目やデータの見やすさ

Zepp App の強みは、設定画面やデータの整理された構成と使いやすさです。

  • ホーム画面に「歩数・消費カロリー・心拍・睡眠・ストレス」など主要項目がカード形式で並ぶ
  • グラフの配色が落ち着いており、項目ごとの概要 → 詳細がスムーズに切り替えられる
  • 日/週/月の切り替えや比較も直感的で、他ブランドのように階層が深すぎる問題が少ない

特にワークアウトデータは、ラン・トレイル・サイクリングなどのペース推移、心拍ゾーン、ルート軌跡、高度変化がひと目で把握でき、レビューでも「この価格帯ではトップクラスの見やすさ」と評価されることが多い部分です。

ウォッチフェイスのカスタム

Zepp App はウォッチフェイスのバリエーションが非常に豊富で、公式/ユーザー作成を合わせると数千種類以上が利用できます。ここではほんの一部だけ紹介します。

T-Rex 3 Proのウォッチフェイス1
T-Rex 3 Proのウォッチフェイス2
T-Rex 3 Proのウォッチフェイス3

T-Rex 3 Pro も同アプリ仕様を引き継いでおり、「アウトドア寄りの堅牢デザイン × 自分好みの表示」が両立できる点が他ブランドより強い部分です。

実機レビュー|良かった点と気になる点

実際に日常使用した中で、良かった点と気になる点について簡潔にまとめます。

あくまで個人的な感想となりますが、気になる点についても正直にレビューしていきます。

良かった点・メリット

ディスプレイの視認性が高い

高輝度AMOLEDを採用しており、屋外の直射日光下でも情報が読み取りやすいです。ウォッチフェイスの表示品質は同価格帯で頭一つ抜けています。

T-Rex 3 Proのs視認性

写真は屋外でランニングした時の見え方ですが、日光で照らされていてもハッキリ見えます。ディスプレイの明るさをさほど上げなくても、文字や数字は余裕で認識できます。

スピーカー搭載で音声操作と通話が可能

音声でやり取りができるようになったことはとても便利だと思います。SELボタンを長押しでZepp Flowが起動、音声で指示を出せばワークメニューを開始したり、AIに質問したりすることができます。

T-Rex 3 Proの音声AI
T-Rex 3 Proの音声AI

また、スピーカー搭載で通話ができるようになったのも大きな魅力で、LINE通話ができたのは正直驚きました。

バッテリー持ちが非常に良い

仕様紹介でも触れましたが、48mmモデルで700mAh近い容量を搭載し、通常使用で20日〜27日程度、GPS使用でもモードによって数十時間持ちます(使用条件による)。長期のトレッキングや旅行で充電を気にしなくて済む点は大きなメリットです。

堅牢な筐体・高耐久素材で得られる安心感

サファイアガラスやチタン合金のベゼルなど、耐傷性・耐久性が高い素材が使われており、ラフな使用に耐える作りです。屋外でのランニングやアウトドアの際でも、スマートウォッチにキズが付かないか心配する必要が無いのは心に余裕が生まれます。また、LEDライト(ランタン)やマイク・スピーカーなどユーティリティ機能も便利です。

気になる点・デメリット

価格は確かに高め

素材にこだわったことや更なる機能性向上により、前作からも2万円アップということがあるので、価格だけ見ると少し高いのかもしれません。スマートウォッチ市場の中でも、高級機種の部類に入って来るかと思います。

とはいえ、コストパフォーマンスで考えると十分妥当な価格とも言えるのではないでしょうか。特に登山やハードワークをする人にとっては欲しい機能と性能が詰まっているので、むしろ魅力的な選択肢だと思います。

汚れや指紋が付きやすい

サファイアガラス採用をしていることで、デメリットとして指紋などの汚れが目立ちやすいという点があります

サファイアガラスは強度が高くキズには非常に強いですが、表面のコーティング加工できないために汚れが付きやすい特性があります。

T-Rex 3 Proの指紋の付きやすさ

ただし、アウトドアでの使用がメインのモデルとしては強度を優先させるのは当然のことなので、ディスプレイの多少の汚れやすさは致し方ないと思いますし気にすることは無いと思います。

重量感・サイズ感

タフネス性を優先した結果、ケースは厚めで48mmは特に存在感があります。そのため、手首の細い方や普段から軽量ウォッチを好む方にはあまり向かないかもしれません

私自身も手首が細い方なので、装着している時はズッシリとした重さを感じます。(この重厚感がかっこいいのですが)また、このゴツさが故に就寝時には不向きかなと思います。

T-Rex 3 Proの視認性

電子決済機能は無し

ちなみに電子決済機能は搭載されていません。そもそも電子決済できるスマートウォッチの方が少ないので、Amazfitへの期待に対する願望ということで挙げさせていただきました。

Amazfit T-Rex 3 Proはどんな人におすすめ?

trex3-proの使用イメージ画像

Amazfit T-Rex 3 Pro は「タフネス・GPS精度・軽量さ・使いやすさ」のバランスが非常に良く、T-Rex シリーズの中でも最も高い完成度を備えたモデルといえます。

実際に使ってみて感じた印象から、他モデルと比較したうえで「どんなユーザーに向いているのか」を整理します。

アウトドア派

T-Rex 3 Pro を最もおすすめできるのは「アウトドアを楽しむ人」です。

  • デュアルバンドGPSで登山ルートが正確
  • オフライン地図が使えるため、スマホ電池が心配な環境でも安心
  • -10℃の低温や耐衝撃などのMIL規格でタフ
  • 高度計・コンパスが安定している
  • バッテリー長持ちで電池切れしにくい

登山、キャンプ、トレイルランなど、「スマホのGPSが不安なシーン」で特に強みを発揮します。懐中電灯の搭載で夕方や夜の活動にも活躍する場面が増えるかと思います。

ハードに使う人

耐久性の高さから、「日常的にハードな使い方をする人」にも最適です。

  • 汗・水・砂・衝撃に強い
  • 50m防水で雨天や水仕事でも気にせず使える
  • ワークアウト記録は180種以上
  • 平均でも20日程度持つバッテリーで充電ストレスが少ない

特に作業現場・配送業・屋外仕事など、腕時計がぶつかるシーンでも安心して使える点は他社より明確に有利です。

仕事・日常の活動ログを取りたい人

T-Rex 3 Pro はワークアウトやアウトドアだけでなく、普段使いのログ管理にも向いています

  • Zepp App のグラフ UI が見やすい
  • 歩数・ストレス・心拍の変化が直感的に分かる
  • 睡眠スコアや日/週/月ごとの傾向もきれいにまとまる
  • 通知も安定しており、仕事中でも手元で確認しやすい

一般ユーザーが毎日触れる“健康データの可視化”がとても快適でむしろ扱いやすい部分です。

Amazfit T-Rex 3 Pro のFAQ(よくある質問)

T-Rex 3 と T-Rex 3 Pro の違いは?

T-Rex 3 と T-Rex 3 Pro は別モデルで、スペック・価格帯が異なります。
主な違いは以下の通りです。

  • Proのほうが 耐久性・GPS精度・機能面が強化
  • Proは オフライン地図・デュアルバンドGPS を搭載
  • T-Rex 3は価格重視で、Proはアウトドア向けの上位モデル
バッテリー持ちは実際どれくらい?

使い方によって大きく変わりますが、実測では以下が目安です。

  • 日常使用:15〜20日程度
  • GPSワークアウト多め:10〜15日程度
  • 省電力モード:20日以上

常時時計を表示する「AOD機能」使用時や、GPS精度を高める「デュアルバンド」使用時は少し消費が増えますのでバッテリー持ちは短くなります。

iPhone でも使える?

iOS / Android どちらにも対応しています。
ただし、Apple Watch のようなメッセージの返信機能などはありません。通知確認、ワークアウト同期、アプリ管理は問題なく利用できます。

登山やトレイルランで使える?精度はどう?

T-Rex 3 Pro は アウトドア用途で非常に使いやすいモデルです。

  • デュアルバンドGPSで精度は高め
  • 高度計・コンパスの反応も安定
  • オフライン地図が使える
  • MIL規格のタフネスで衝撃・低温に強い

一般登山から中級者のトレランでは十分に活躍するだけの性能と機能を備えています。

心拍・睡眠・ストレス計測は正確?

光学センサーの精度は日常レベルでは十分で、異常値は出にくい印象です。ただし、以下の点は一般的なスマートウォッチと同様です。

  • スポーツ中の急激な心拍変動には遅れが出やすい
  • 睡眠の「浅い・深い」の判定はあくまで目安

どのスマートウォッチも同じですが、医療用途ではなく、健康や体調の傾向をつかむためのツールとして捉えるべきです。

まとめ|T-Rex 3 Pro は後悔しない「タフ×高精度」スマートウォッチ

Amazfit T-Rex 3 Proは、シリーズの伝統である「圧倒的タフネス性」を継承しつつ、チタン合金・サファイアガラスによる堅牢性向上や、高輝度な懐中電灯といった要素が加わったことで、より完成度の高いアウトドア&スポーツ向けモデルに仕上がっています。

特に、山道や高層ビル街など電波環境の悪い場所でもズレにくいL1+L5デュアルバンドGPSは、ランナー・登山ユーザーからの評価が高く、実際のレビューでも軌跡精度の改善が多く報告されています。さらに、耐久性は米軍規格をクリアし、防水50mにも対応しているため、雨天や水際アクティビティでも安心して使える点は大きな魅力です。

また、Zepp App のUI改善やデータ可視化の強化によって、日々の健康管理やワークアウトログも見やすく、スマートウォッチ初心者でも扱いやすい点が評価できます。

そんなユーザーにとって、Amazfit T-Rex 3 Pro は非常にバランスの良い選択肢だと思います。

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