スマート家電メーカーのAIRROBOから新しく発売されたロボット掃除機P20のレビュー記事です。実際にサンプルをご提供頂き、使ってみた感想やデザイン、使い方などを紹介します。アプリと連携も可能な最新技術を詰め込んだお掃除ロボット。コスパ優秀なロボット掃除機を探してる人や初めてロボット掃除機を導入する人へ参考にして頂ければと思います。
※本記事はメーカー様からサンプルを無償提供して頂き作成した記事です。
AIRROBOはどこの国のメーカー?
AIRROBOは、中国のスマート家電メーカーです。人工知能技術に取り組み、スマート家電を中心に開発を行っています。中国最大の人型ロボット企業『UBTECH Robotics』がサポートするサブブランドです。AI対応のロボット掃除機や空気清浄機など、クリーニングテクノロジーに力を入れており、現在は日本でもAmazonを中心に展開しています。
今回は、AIRROBOのロボット掃除機Pシリーズの最新作である「P20」について、基本的な仕様やデザイン、実際に使ってみたレビューなどを紹介していきます。
過去に、AIRROBOの空気清浄機についても紹介していますので、気になる方はご参照ください。
ロボット掃除機P20の基本仕様
まずは、ロボット掃除機P20の製品スペックから見ていきます。基本的な性能や主な特徴、外観デザインを紹介します。ちなみに、既に販売されているAIRROBOのロボット掃除機P10の後継機種になります。
製品仕様
P20の基本的な製品仕様は以下の通りです。
本体の仕様 | |
---|---|
商品名(型式) | P20 |
本体サイズ | 320 x 320 x 78 mm |
重量 | 約3.8kg |
稼働電圧 | 14.4V |
バッテリー容量 | 2600mAh |
バッテリータイプ | リチウムイオン電池 |
充電方法 | 自動/手動 |
充電時間 | 360分以下 |
騒音レベル | 65dB以下 |
電源アダプター・充電ドック | |
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出力電圧 | 19V |
出力電流 | 0.6A |
入力電圧(充電ドック) | 19V |
主な特徴
次に、P20の主な特徴を紹介します。
4つの便利な掃除機能
- 自動掃除
- 弓形掃除
- スポット掃除
- エッジ掃除
P20の掃除機能は上記の4つが用意されています。その時々の汚れ具合やごみの種類によって、掃除のモードを使い分けることができます。
自動掃除は、ロボット掃除機が自動的に清掃を行い、掃除完了もしくは電池が無くなったら自動的に充電ドックへ戻ります。弓形掃除は、リモコンの操作ボタンで掃除したい箇所へ移動し、行ったり来たりする「弓」のような動きで掃除します。
スポット掃除は螺旋状に掃除したい箇所を集中的に掃除します。エッジ掃除は、壁際を中心に掃除する機能で、壁に沿って自動掃除を行います。
アプリとの連携
専用のAIRROBOアプリをダウンロードすることで、ロボット掃除機をスマホのアプリ上で管理することが可能です。
自動検索機能によって簡単に連携することができます。アプリを使うことで、掃除経路の確認や吸引モードの調整、タイマーやスケジュールの時間設定が可能になります。また、細かいところで言うと、音声アナウンスの音量も調節できます。従来のロボット掃除機は音声アナウンスの音量が大きく、調節ができないモデルが多かったです。P20であれば、大きな音声アナウンスが苦手な人でも対応できるのが嬉しいポイントです。
選べる吸引力
P20の吸引力は4つから選ぶことができます。静音モードの800Pa、標準モードの1500Pa、強力モードの1900Pa、MAXモードの2800Paです。吸引力もそうですが、運転時の稼働音の大きさを下げたい時も吸引力が低い運転モードにすれば、騒音値を抑えることができます。
MAXモードでの運転音は65dBと大き目ですが、静音モードに設定することで55dB程度まで抑えることができます。しっかり掃除したい場合はMAXのパワフルな吸引力で行えば、十分なお掃除効果を得られます。
外観デザイン
次はP20のデザインを見ていきます。全体的に黒色ベースです。
P20本体は幾何学模様のようなデザインが施されています。黒ベースで一見シンプルに見えますが、上面のこの模様がアクセントになっていて、他社のロボット掃除機とは違う印象を受けました。見る角度によって光の関係で見え方が変わりますが、主張し過ぎずおしゃれだと思います。中央部にAIRROBOのロゴ、その上に電源ボタンとホームボタンが設置されています。
裏面は一般的なロボット掃除機と同じです。中央に吸込み口があって、両脇にメインホイール。前方の左右2カ所にサイドブラシをセットする場所があります。ダストボックスは後方にあります。
充電ドック
充電ドッグはコンパクトで邪魔にならないサイズ感がグッドです。黒一色でシンプルなのも部屋の調和を乱さないので良いです。
リモコン
リモコンもシンプルなデザインです。一番上段には、左にWi-Fiリセットボタン、右に自動充電ボタンがあります。その下に方向キーと中央に掃除を開始/停止するボタン。更にその下には、吸引パワーの調節ボタンと、音声切り替えボタン、スポット掃除ボタン、一番下段に自動掃除ボタンと弓形掃除ボタンがあります。
アプリと連携する場合は必要ありませんが、アプリを使わずに操作したい場合はリモコンで操作すると便利です。
リモコン用の電池は付属されていない為、単4電池(AAA電池)を別途用意する必要があります。
P20の使い方
それでは、P20の同梱物と簡単な使い方を紹介していきます。使い方は一般的なロボット掃除機と何ら変わりありませんが、アプリとの連携もあるので、苦手な人は参考にしてください。
同梱物
P20に同梱されているパーツは以下になります。
- ロボット掃除機P20本体
- 充電ドック
- 電源アダプター
- お手入れツール
- リモコン
- フィルター
- サイドブラシ×2セット
- 取扱説明書(日本語版)
- 保証書
AIRROBOは中国メーカーですが、取扱説明書はしっかり日本語バージョンで用意されていますので、英語が苦手な人でも心配いりません。
設置と操作手順
P20の使い方は特に難しいことはありません。既にロボット掃除機を使ったことがある人であれば、説明書を見ずとも操作できます。ロボット掃除機を初めて使う人にとっても難しいことはなく、説明書を一読すれば困ることなく使えます。イラストを多用して説明されているので、視覚で理解しやすい仕様になっています。
初めに、ロボット掃除機本体を充電する為に充電ドックを設置します。充電ドックは壁に沿わせて設置し、左右に1m、前方2mは障害物が無いようにスペースを確保します。設置したら充電ドックのスイッチをONにします。
付属されているサイドブラシを本体裏面にセットします。左右1カ所ずつ取り付ける箇所があるので、サイドブラシは2つ使用します。(1セット2本は予備です)
掃除機本体を充電ドックに設置し、約6時間ほど充電します。初回は、充電が空っぽになっている状態なので6時間近く掛かります。普段は基本的に充電ドックに居座るので充電時間を気にすることはありません。
充電ドッグは左右に1m程度スペースを取る必要があります。(写真は撮影の為に壁に近い位置となっています)
取扱説明書に沿ってアプリをダウンロードして設定します。アプリはQRコードをスキャンするか、AppStoreやGooglePlayで「AIRROBO」と検索すれば出てきます。
※アプリと連携させない場合は飛ばしてください
いよいよ掃除を開始します。掃除モードに4つの種類があるので、必要に応じてお好みのコースを選択してください。基本は「自動掃除」を行えば問題ありません。
アプリとの連携方法
次に、アプリとの連携方法です。ロボット掃除機P20とアプリを連携させる方法も簡単です。取扱説明書の案内に従って進めればすぐに接続できます。
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まずは取説のQRコードをスキャンするか、AppStoreやGooglePlayで「AIRROBO」と検索してダウンロードします。
初めて利用する場合は新規アカウント登録を行います。登録と言っても、メールアドレスを登録して認証するだけです。
デバイスを追加します。「デバイスの追加」もしくは「+」をクリックして機器を追加します。あとは画面の指示に従って進むだけです。
画面の指示に従って進むと、Wi-Fiを自動もしくは手動で設定します。自宅で使用しているWi-Fiを入力し、パスワードキーを入力して完了させます。以下のような画面が出たら接続が完了です。
Wi-Fiは、2.4GHzしか接続に使用できません。一般的なWi-Fiルーターでは、2.4GHz帯と5.0GHz帯の2つが設定されていますので、ルーター本体記載の2.4GHzの方の名前を選択しましょう。パスワードは共通です。
これで連携が完了し、アプリでの操作が可能になります。
アプリとの連携は5分もかからずに簡単にできました。設定が楽なので、ネットワークが苦手な人でも容易にできます。
使ってみて良いと思った点
それでは、実際にP20を使ってみて感じたことや良いと思ったポイントを紹介します。
吸引力
ロボット掃除機に求める吸引力は十分に有していると感じました。パワーも4段階から選べるので、フルパワーで掃除して欲しい時と静か目に軽く掃除して欲しいときで使い分けることができるのも使い勝手が良いです。ロボット掃除機の吸引力は他社の製品と比較することがなかなか難しいのですが、他製品と比べて劣ることはまず無いかと思います。
絨毯のようなカーペットの上も力強く進むことができ、ダストボックスを開けると大きなホコリから小さなごみまでしっかり吸い込んでいることが分かりました。
Scraperテクノロジー機能という技術で、床の隙間の細かいゴミまでしっかり吸い込めるということで、肉眼で分かる以上に綺麗になっていることを期待できます。
普段から3日に1回は掃除している部屋を、1時間運転した結果が写真です。ダストボックス内のゴミの量は正直驚きました。3日に1回ではこれだけ掃除できていなかったことにも驚愕です。
アプリが使いやすい
アプリとの連携が簡単なのも魅力的ですが、アプリでの操作や設定が分かりやすいのも良いと感じました。中国系のメーカーの場合、どうしても日本語版のアプリは分かり難い項目があることも多いですが、AIRROBOアプリは文字だけでなく直感でも分かりやすいようにアイコンを上手く活用されています。
また、ブラシやフィルターなどの消耗品における寿命も目安が分かるのが便利です。いつ交換すべきか分からない部品って多いですが、アプリがあれば替え時を教えてくれます。
HEPAフィルター搭載
ダストボックスにHEPAフィルターが搭載されているので、ゴミの収集と同時に放出する空気に含まれる微細のゴミも除去できるのは魅力的だと思います。HEPAフィルターは、空気清浄機に使用されるほどの高性能集じんフィルターなので、ロボット掃除機にHEPAフィルターが搭載されているだけでもお得感がします。
音量設定が可能
P20では、音声操作の音量をお好みに調節ができます。しかも、0~100%の範囲内で調節ができるので、もう少しだけ小さくなどといった微調整も可能です。
個人的に今まで使用してきたロボット掃除機は音声アナウンスの音量が大きく、夜に使うのは控えたいほどでした。音量調節もできなかったため、そこだけ我慢して使っていました。そんな悩みを見事にP20は解決してくれたので、音量を自由に変えられるのは素直に感動しました。
日本語の音声が聞きやすい
P20の日本語アナウンスがとてもナチュラルで聞き取りやすいです。中国メーカーに多いのが、日本語のアナウンスに対応していても、どこかイントネーションやカタコトのような感じが否めません。しかし、P20の音声アナウンスはスッキリと耳に入って来る綺麗な日本語でした。私が今まで聞いてきた中国メーカーの音声アナウンスの中では断トツです。
ロボット掃除機は日常的に使用するものなので、音声に違和感があるとどうしても気になってしまいます。綺麗な日本語アナウンスというだけでも気分が上がります。
使ってみて気になった点
P20には魅力的な点が多いですが、気になる点もありました。今回は気になった点も紹介させていただきます。
運転音は大き目
ロボット掃除機のあるあるですが、P20の運転音も大きく感じます。他のロボット掃除機と比較して良い悪いではないですが、数分間家の中を動き回る家電製品として、やっぱり騒音として捉えてしまいます。
静音モードにすれば、割と小さい稼働音に抑えることができますが、昼寝をするような場合には我慢するのが難しいかもしれません。ただし、静音モードは夜でも近所を気にせずに使えるほどの運転音だと思います。夜に掃除機を動かしたい場合は静音モードをおすすめします。
リモコンの電池は付属して欲しい
アプリで操作するだけの人は特に気にならないと思いますが、リモコンの電池が付属されていると嬉しいなと思いました。私は運良く単4電池が2本備蓄していたので、すぐにリモコンを操作することができましたが、家に電池が無かったという場合も多いでしょう。ネットワーク環境が無い場合なども考えると、電池が付属されていた方が有難いと個人的に感じました。
ロボット掃除機P20の購入方法
最後に、P20の購入方法について紹介します。
AIRROBOの最新ロボット掃除機P20は、現在はAmazonにて購入することができます。2022年9月30日以降、日本での正式販売をしていますのでチェックしてみて下さい。
◎販売場所:Amazon
◎定価:19,900円
まとめ
今回はAIRROBOの最新ロボット掃除機P20の商品レビューでした。
AIRROBOのロボット掃除機P20は、最新技術の採用に加えてパワフルな吸引力を備えています。スマホアプリとの連動など使い勝手も良く、販売価格もリーズナブルでコスパに優れたロボット掃除機だと感じました。ロボット掃除機を初めて購入する人や、安くて良いから普通に使えるロボット掃除機が欲しいという人におすすめです。
●商品提供元:AIRROBO
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