今回はAIRROBO社のAR400という空気清浄機を紹介します。ロボット掃除機などのスマート家電をメインに手掛けるAIRROBOが新しく開発した空気清浄機AR400。コンパクトなボディに加え、空気清浄力の高さや静音性を特徴としています。今回はメーカー様から商品をご提供して頂き、実際に使ってみた感想などを紹介します。
※本記事はメーカー様からサンプルを無償提供して頂き作成した記事です。
AIRROBOとは
AIRROBO(エアロボ)とは、中国に本社を構えるスマート家電メーカーです。中国最大の人型ロボット企業であるUBTECH Roboticsがサポートするサブブランドで、スマート家電に重点を置いている会社です。AI対応のロボット掃除機など、クリーニングテクノロジーに力を入れています。
今回は、AIRROBOの「家庭用空気清浄機AR400」について、基本的な仕様やデザイン、実際に使ってみたレビューなどを紹介していきます。
●X(旧Twitter):AIRROBO@Airrobo3
●Youtube:Airrobo
AIRROBO(エアロボ)以外の空気清浄機についても製品レビューをしているので、気になる人はチェックしてみてください。
空気清浄機AR400の仕様
まずは、AR400の製品スペックから見ていきます。基本的な性能や主な特徴、外観デザインを紹介します。
製品仕様
AR400の基本的な製品仕様は以下の通りです。
商品名 | AR400 |
本体サイズ | 幅221×奥行221×高さ372mm |
重量 | 3.2kg |
定格電圧 | 24V |
周波数 | 50/60Hz |
消費電力 | 35W |
適用畳数 | 35畳 |
CADR値 | 300m³/h |
騒音レベル | 20.2~50dB |
主な特徴
AR400の主な特徴を紹介します。
HEPAフィルター採用
AR400では、0.3μmまでの微細粒子を99.97%除去することができるHEPAフィルターを採用しています。HEPAフィルターは空気清浄機の能力を判断する上で最も重要な要素です。HEPAフィルターは、花粉やハウスダストなど肉眼では見えないサイズの微粒子まで捕集することができます。HEPAフィルターを使用しているというだけで、空気清浄能力は確かであると言えます。安価な空気清浄機の場合、HEPAフィルターを使用せず代用品を搭載していることが多いです。
HEPAフィルターに加えて、プレフィルター、活性炭フィルター(脱臭フィルター)も備えられています。この3つのフィルターが一体となった『3-in-1フィルター』がAR400の独自フィルターです。
CADR値が高い
空気清浄力の指標とされるCADR値ですが、AR400は300m3/hです。これは、10畳の部屋であれば約8分で清浄を完了させるスピードです。更に、35畳の広い部屋でも約27分ほどで全体の空気を清浄完了させるという高い空気清浄力を持っています。急いで空気を浄化したい時でも、あっという間に完了します。
タイマー機能
AR400には、1時間から8時間まで選べるタイマー機能が搭載されています。1時間ごとに設定できるタイマーは、本当に停止したいタイミングに合わせて対応できるので、省エネにも繋がります。一般的な空気清浄機では、そもそもタイマー機能自体が無かったり、タイマー機能があっても3時間ごとの設定だったりと使い勝手が悪いものが多いです。
外観デザイン
次はAR400のデザインを見ていきます。
本体のカラーはホワイトを基調としていて、操作部はブラックです。シンプルなモノトーン調で、どんな部屋にも調和しやすいカラーリングとなっています。
四角いフォルムがスマートさを演出し、前面にはAIRROBOのロゴマークがワンポイントとして入っています。デザインとしては、空気清浄機によくありがちな形状と色相かと思います。
通気穴はテトラポッドのような面白い形になっています。この穴形状にどういった意味があるのかは分かりませんが、シンプルなデザインの中にも目を引くポイントになっています。
操作部
製品上面にある操作部はタッチ式となっています。表示は7セグで、白色LEDで明るく浮かび上がります。
電源タップをコンセントに挿していない時は何も表示されません。コンセントに差した状態だと、電源ボタンのみが赤く点灯します。視覚的にも理解しやすい操作ボタンで、使いやすさを考えられている印象です。
空気清浄機AR400の使い方
それでは、AR400の同梱物と簡単な使い方を紹介していきます。
同梱物
AR400に同梱されているパーツは以下になります。(※購入時のセット内容によって異なります。)
- AR400本体
- フィルター(本体内蔵)
- ユーザーマニュアル(日本語)
- 保証書
- 電源ケーブル
- 電源アダプタ (※サンプル品の為)
ユーザーマニュアルは日本語バージョンで用意されていますので、英語が苦手な人でも安心です。
使い方
AR400の使い方は簡単なので特に難しいことはありません。
開封した際に既に本体に組み込まれていますが、まずはフィルターが正しくセットされているか確認します。フィルターは、本体の底面にあるハンドルを回すことで取り出せます。
電源プラグをコンセントに挿し込みます。本体上面にある操作パネルの電源マークが赤く点灯するので、電源マークをタッチすれば運転がオンになります。
風速ボタンをタッチして、風速レベルを切り替えます。電源を入れた直後は、『風速レベル2』がデフォルトになっています。風速はレベル1~3、スリープモードの4つから選べます。
必要であれば、タイマーを設定します。切タイマーのみで、1~8時間から設定することが可能です。タイマーボタンをタッチし、設定したい時間を選ぶだけです。キャンセルする場合は、時間数が点滅している間にタイマーボタンを2秒以上長押しでキャンセルできます。
フィルター交換
フィルターは通常使用で6~8か月ごとに交換が必要となります。AR400のフィルターはプレフィルター、HEPAフィルター、活性炭フィルターが一体型となっているので、まとめて交換になります。
フィルターの交換目安は、操作パネルの『フィルター交換ランプ』が点滅して知らせてくれます。約1,500時間の稼働が終わると交換ランプが点滅しますので、フィルターを交換します。
フィルター交換後は、フィルター交換ボタンを3秒間長押しすることでリセットされます。リセット後、再度1,500時間経過したらお知らせサインが点滅します。
AR400を使ってみて良いと思った点
それでは、実際に私がAR400を使ってみて感じたポイントを紹介します。
空気清浄力は十分
AR400の空気清浄スピードと清浄能力は十分だと感じました。本体はコンパクトですが、4面全方向から空気を吸い込むことが可能な上、風速・風量が非常に多いので、部屋全体の効率的な浄化が可能となっています。
10畳ほどの仕事部屋で丸1日使用してみた結果、プレフィルター表面を見てみると小さなホコリがたくさん捕集されていました。目に見えるホコリだけでもしっかり取れているので、より小さな花粉やハウスダストもHEPAフィルターで捕集できていると考えられます。仕事部屋なのであまりホコリも浮遊していないと思っていたのですが、それでもフィルターに捕らえられているということで、AR400の空気清浄力は十分と判断しました。
場所を取らない
コンパクトな大きさが場所を選ばないので便利です。床置きでの使用はもちろんですが、低めのテーブルや台の上に置いても使えるサイズ感です。重さも非常に軽量化されているので、部屋間を持ち運ぶのも簡単です。また、4面全てから空気を吸い込むので、壁際で使用することもできますし、部屋の中央に置いて効率的に使うこともできます。
空気清浄機はどうしても部屋のスペースを圧迫してしまいがちですが、AR400の大きさであれば動線の邪魔になることも少ないかと思います。ワンルームで一人暮らしをしている人や、子ども部屋にもちょうどいい大きさだと思います。
スリープモードは静か
スリープモードで使用する際の運転音は非常に静かです。ほぼ無音です。寝室で空気清浄機を稼働させて就寝する人には魅力的だと思います。スリープモードは風速も微風にはなりますが、寝ている際に大きなパワーで空気清浄する必要は無いですから全く問題ないです。
騒音値にすると、わずか20dB程度です。図書館の騒音レベルが40dBほどですから、いかに静かなのかが分かるかと思います。ちなみに騒音値の基準と目安を参照すると、木の葉が触れ合う音が20dBほどのようです。(参照;騒音値の基準と目安|日本騒音調査ソーチョー)
AR400を使ってみて気になった点
AR400には魅力的な点が多いですが、少しだけ気になる点もありました。今回は気になった点も紹介させていただきます。
持ち手が無い
重量の軽さやコンパクトな大きさから持ち運ぶことにも苦労しないAR400ですが、持ち手部分が無いのが少し気になりました。持ち手が無くても簡単に持ち上げられる重さではありますが、場所を移動させる際には持ち手部分があった方が便利かなと思いました。
ただ、シンプルなデザインを考慮して、あえて持ち手を設けなかったのかもしれません。重さもわずか3.2kgしかないので、日常使用する中では全く気にならない点だと思います。
風速1~3は運転音大きめ
スリープモードの音は確かに静かですが、風速レベル1~3の時はそれなりの運転音がします。清浄スピードや効率を重視する必要があるので当然ですが、ファンを高回転させて風速を上げています。その為、風速レベルを上げれば上げるほど、騒音レベルも高くなります。
よって、就寝時や仕事をする際など、運転音が気になる場合はスリープモードに設定して使用するのがおすすめです。風速レベル1でもある程度の音はします。スリープモードと風速レベル1の中間くらいの設定がもう一つあったら良いなとも感じました。
空気清浄機AR400の購入方法
最後に購入方法について紹介します。AR400はAmazonにて購入することができます。2022年から日本での正式販売を開始しておりますのでチェックしてみて下さい。
◎販売場所:Amazon (https://amzn.to/3QhHkuO)
◎定価:14,900円
まとめ
今回はAIRROBOの最新空気清浄機AR400の商品レビューでした。
日本の大手家電メーカーの空気清浄機だけを見ていると、高性能かつ高機能ではあるけど本体価格が高いものが多いです。また、本体サイズも大きい空気清浄機が多く、導入する際には少し抵抗を感じる人もいるのではないでしょうか。
AIRROBOの空気清浄機AR400は、コンパクトなボディに加えて高い空気清浄力を有しています。それであって、使い勝手が良く価格もお手頃なのでコスパに優れた空気清浄機だと感じました。初めて空気清浄機を購入する人や、安くても空気清浄力は確かなモデルが欲しいという人におすすめです。
サンプル提供元:AIRROBO
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