「正直イヤホンに1万円もかけてられない。だけど、使い勝手や音質は最低限のものが欲しい。」そう考える人も多いのではないでしょうか。
1万円以下でコスパ優秀なイヤホンをお探しの人の為に、今回は5千円以下で買えるコスパ抜群のイヤホン「EarFun Free Mini」を紹介します。
EarFun Free Miniは完全独立型ワイヤレスイヤホンの中でも圧倒的な安さとクオリティを実現した評判も良い人気商品です。手のひらサイズのコンパクトかつ軽量さからは考えられないような音質と機能性を有します。
そんなイヤホンが5千円以下で買えるという驚きと疑問から、家電マニアの私が実際に使用して感じたことについてレビューします。購入で迷っている方、高コスパイヤホンをお探しの方の参考になればと思います。
- 家電開発エンジニア
- 家電LIFE 管理人
- 家電ブロガー/5年目
- WEBメディア 監修実績あり
EarFunとは
EarFunは、2018年に設立された新しいオーディオブランドです。設立には、工業デザイナーや音響エンジニア、音楽愛好家などの経験豊富なグループが携わっています。
EarFunの開発するイヤホンは優れたオーディオ機器を選定するVGPでも複数回受賞しています。オーディオの専門家たちも認める製品を世に送り出しているほどのクオリティを具現化するブランドなのです。
EarFun Free Miniの概要
基本スペック
製品名 | EarFun Free Mini |
型式 | TW102 |
タイプ | カナル型 |
Bluetooth | V5.0 |
充電ケースポート | Type-C |
バッテリー容量 | 40mAh×2(イヤホン)、470mAh(ケース) |
バッテリー寿命 | 最大5時間、ケース併せて最大24時間 |
バッテリー充電時間 | 1.5時間 |
ドライバー | 6mm |
重量 | 片側3.9g、ケース合計38g |
防水性能 | IPX7 |
サイズ(L×W×H) | 55×26×43mm |
基本仕様は上記のような感じ。この仕様を見るだけでも本当に5千円以下で購入できるのか疑問が湧いてきます。本体のカラーはブラックのみです。
付属品
- EarFun Free Mini本体
- 充電ケース
- USB Type-A to Cケーブル
- イヤーチップ
- 取扱説明書
- お手入れ用の綿棒
5千円以下のイヤホンでこれだけの付属品には驚きです。お手入れ用の綿棒まで付属してあるのがメーカーとしての心意気を感じます。
充電ケース
充電ケースの外観はマット調でそれほど指紋も気にならない素材感。フタを開けると本体に沿った形の収納穴がスッポリと開いています。フタの開閉具合はバッチリです。
充電ケースの裏面にUSB Type-Cのポートがあります。目立たない感じが好印象です。
充電ケースの大きさはかなりコンパクト。手のひらに置いて握り隠せるほどのサイズで、重量も本体と合わせて38gほど。ポケットに入れての持ち運びもラクラクです。
充電ケースの仕様は下記の通り。
バッテリー容量 | 470mAh |
入力 | 5V/1.0A |
充電ポート | Type-C |
充電時間 | 2.5時間 |
重量 | 30g |
外観デザイン
本体のデザインはこんな感じです。全体のカラーはマット調のブラック。不必要な光沢が無いので安物感は全くありません。指紋も割と付きにくい素材なので、この価格帯にしては非常に高いクオリティです。
ロゴが書いてある箇所がタッチセンサーとなっていて、音量操作や曲送りまでタッチするだけで対応することができます。
耳に入れる箇所はシリコン素材です。強めの挿入感は無くかなりソフトな印象。個人的にフィット感は申し分がありません。
手で持ってみるとこの大きさ。小さいので指でつまむような持ち方になってしまいます。これだけコンパクトなので耳に入れた時もゴツゴツした感じが無いのでスマートな印象になるかと思います。
実際に使ってみた感想
実際にEarFun Free Miniをしばらく使ってみた感想をレビューします。いちユーザーとして感じるものを伝えていけたらと思います。
着け心地
EarFun Free Miniの着け心地はかなり良好だと感じました。耳に入れるタイプのイヤホン特有の圧迫感と長時間による疲労感は少ないように思います。圧迫感はイヤーチップのサイズからくる影響が大きいですが、イヤホン本体自体の重量が片耳3.9gという軽さなので疲労感を軽減していると考えられます。
耳からの飛び出し量も少ないので、着けながら歩いていても落ちたりするような不安感はほとんどありません。
音質
音質はまずまずかなという印象です。もちろん価格を考えれば十分過ぎる音質だと言えるでしょう。6mmのチタンコーティング複合振動板を使ったドライバーユニット搭載で低音から高音域までバランスが良い音質を謳っていることもあり、低音でも高音でもあまり不快感を覚えるようなことはありませんでした。
ただ、遮音性についてはそれなりなので、外部の音が少し入って来る印象があります。しっかりノイズキャンセリングしたいという人には向かないかもしれません。
防水性能
EarFun Free Miniの防水性能はIPX7に対応しています。このレベルは、一時的に一定の水圧で水没しても内部に浸水しないというレベルで、電子機器としてかなり高い防水性能になります。
浴室の蒸気や運動時の汗程度は全然余裕なレベルなので、私もお風呂に浸かりながら使用したり、雨の中をランニングしたりするときにも全く心配することなく使用することができています。使い勝手という意味でかなり評価は高いです。
バッテリー持ち
これほどのサイズで、かつ5千円以下という価格を考えれば、バッテリー持ち時間は全く文句無しです。充電ケースを合わせて最大で24時間の連続再生が可能なので、普段使いには何不自由ありません。1日のうち、お風呂やランニング時、あとちょっとした作業時に使用する私にとっては、2週間に1度充電するくらいで済みます。充電の手間が少なくて済むのも使い勝手の良さと一つです。
気になる点・デメリット
EarFun Free Miniの気になる点についても紹介します。細かいところで気になった点をいくつか紹介させて頂きます。
タッチセンサー操作がしづらい
操作を本体のタッチセンサーで行おうとした際、若干使いづらさを感じました。センサーの感度が良過ぎるのか、それとも悪いのか、なかなか思ったような操作ができないことが時々あります。
センサーが反応する位置も、中心部から少しずれると反応しないようです。操作する時は中央のロゴ付近をしっかり指の腹でタッチする必要があります。ただし、このタッチ操作に慣れてしまえば、最初の頃のように何度もやり直すことは無くなりました。
また、完全に個人的な感想で言うと、3回タップで曲送りができるのですが、3回連続タップが割と難しいように感じました。曲送りしようとしたのに、2回タップと捉えられて曲を停止してしまったりすることがたまにあります。もう少し操作しやすい割り当てが出来たら嬉しいなと私は思いました。
マルチポイント非対応
EarFun Free Miniはマルチポイントに対応していません。その為、スマホとPCの接続を切り替えるのに少し手間が掛かります。ただし、これも価格を考慮すれば我慢できる範疇なので、それほどのデメリットには感じていません。
総合評価
EarFun Free Miniの個人的な総合評価をすると以下になります。
- 使いやすさ・・・
- 製品の質 ・・・
- デザイン性・・・
- コスパ高さ・・・
使いやすさ、製品の質、デザイン性は★4です。使いやすさで言えば、使い勝手はかなり良い中でタッチ操作が少ししづらいのがちょっとしたマイナス点です。製品の質としては音質の部分でもうちょいという感じです。デザインはシンプルで非常に良いと思いますが、しばらく使っているとどこか見た目に物足りないように感じてしまいました。
コスパの高さは文句なしの★5です。5千円以下のワイヤレスイヤホンでここまでできるのかというくらいの驚きはありました。1万円以下のイヤホンが高品質なのは当たり前ですが、それに負けないほどの音質・使い勝手・機能性を有しているのがEarFun Free Miniの凄さだなと思いました。
完全独立型のワイヤレスイヤホンを未だ使ったことが無い人のエントリーモデルとして、またはお金をあまりかけずに流行のワイヤレスイヤホンが欲しいという人におすすめです。
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