「高級扇風機ってバルミューダ以外にもあるのか?」、「本当におすすめできる高級扇風機を知りたい」などと考える人もいるかと思います。
今回は、現役開発エンジニアの著者が厳選した、本当におすすめの高級扇風機を10個紹介します。
まずは高級扇風機を選ぶ際のポイントとおすすめのメーカーを解説、その上でおすすめの扇風機を紹介します。
おすすめの高級扇風機は、高機能かつ高性能だけでなく、デザイン性も重視した上で選定しました。また、昨今の電気代高騰もあるため、電気代の安さについても踏まえて紹介していきます。
- 家電開発エンジニア
- 家電LIFE 管理人
- 家電ブロガー/5年目
- WEBメディア 監修実績あり
高級扇風機の特徴
高級扇風機は、従来までの安い扇風機とは異なり、高性能かつ高機能を求めた扇風機です。バルミューダのThe GreenFanがきっかけで高級扇風機ブームが起こりました。
高級扇風機の特徴については、下記記事にて詳細に解説しています。安い扇風機との違いはなにか、実際の商品を用いて徹底比較しています。
また、高級扇風機は本当に必要なのかなどを考察しています。気になる方はチェックしてみてください。
高級扇風機の選び方
高級扇風機の特徴や安い扇風機との違いを紹介してきたので、次は高級扇風機の選び方を紹介します。あくまで高級扇風機の選び方になるので、一般的な扇風機としての選び方は別の記事で詳細をまとめていますので、そちらをチェックしてみて下さい。
高級扇風機の選び方ポイントは3つ
- DCモーターかどうか
- 扇風機の種類
- 必要な機能
DCモーターかどうか
DCモーターが搭載されていることによるメリットは多いです。細かい風量調節や低消費電力による節電効果など。自然の風に近い微風や自分が求める風量に微調整するにはDCモーターにしか再現はできません。高級扇風機を選ぶ以上はDCモーターを選ばないと損をすると言っても過言ではないと思います。
よって、まずはモーターがACなのかDCなのかをチェックすべきです。
扇風機の種類
高級扇風機と言っても、いくつかの種類があります。それぞれの特徴を踏まえた上で自分好みのタイプを選ぶことをおすすめします。
最も一般的な扇風機がリビングファンです。その他にも縦に細長いタワーファン、空気の循環を目的としたサーキュレーターが代表的なものです。それぞれのタイプの特徴とメリット・デメリットをまとめると以下の通り。
リビングファン | タワーファン | サーキュレーター | |
---|---|---|---|
外観 | |||
特徴 | 古くから使われる最もスタンダードな扇風機 | 外から羽根が見えず、おしゃれでスタイリッシュ | コンパクトでも風量があり、空気の循環に適している |
メリット | ・種類が多い | ・風量が多い・スタイリッシュ | ・設置が省スペース・遠くまで風が届く | ・コンパクト
デメリット | ・見た目が古い | ・設置に場所を取る・騒音が大きい | ・風量が弱い・高さが低い | ・涼むには不向き
どこで使用するのか、設置する場所にスペースはあるのか、使用する目的は涼むためなのか空気循環させるためなのかなど、実際に使用することを具体的に想定した上で自分に適した種類を選ぶことをおすすめします。
リビングファン
大きな羽根を回転させて風を送り出すリビングファン。昔からあるタイプですが、最近でも続々と新しいモデルが発売されています。高級扇風機も多く、高性能かつ多機能性の扇風機が豊富です。もし迷うのであれば、リビングファンを選んでおいても後悔はしないと思います。
タワーファン
スリムなボディで設置面積が小さくて済むタワーファン。見た目がモダンな印象を与えるのでインテリアのような感覚で購入する人も多い扇風機です。羽根が見えないので指をケガするなどの安全性に長けていますが、その反面として風量は劣る傾向にあります。とにかく設置に場所を取りたくない人、普通の扇風機の見た目が嫌いな人におすすめです。
サーキュレーター
コンパクトな本体から出る大風量が人気のサーキュレーター。小さいからこそ設置できる場所が多く、使い勝手に優れます。遠くまで風を届けるので空気を循環するのに最適で、エアコンの補助として夏だけでなく一年を通して使用されることも。換気の促進に使いたい場合や、とにかくコンパクトな方が良い人におすすめです。
必要な機能
高級扇風機は機能の種類と数が多いです。各メーカーとも独自の付加機能を搭載していたりしますので、自分が扇風機に求める機能は何なのかをしっかり把握してから選ぶことをおすすめします。主な機能を以下に羅列しますので、気になるものがあればチェックしておきましょう。
- タイマー
- リモコン
- 温度センサー
- 人感センサー
- 空気清浄機能
- プラズマクラスター(シャープ)
- ナノイー(パナソニック)
- ゆらぎ運転/リズム運転
- コンパクト収納
- 3D首振り機能
- 抗菌加工
- エアコン連動機能
- コードレス対応
すぐ思いつくだけでもこれだけの機能があります。この中から自分が欲しい機能を選んでモデル選びをするとスムーズに決められるかもしれません。
選び方ポイントはその他にも
お手入れのしやすさ
扇風機のモデル選びで意外と見落としがちなのがお手入れのしやすさです。扇風機は室内の空気を送り出す訳なので、羽根などにホコリが溜まりやすく、定期的に掃除する必要があります。特に高級扇風機は長期間使用していくことになるので、できるだけお手入れのしやすいものを選ぶことをおすすめします。
ポイントとなるのが、簡単に部品を外せて拭いたり水洗いすることができるかどうかです。リビングファンの多くは羽根などを容易に取り外せるものが多く、水洗いを可能としているものもあります。また、羽根の無い扇風機であれば羽根自体を掃除する手間が無くなるのでお手入れが簡単です。その場合、空気の吸い込み口はしっかり掃除しないといけません。
電源コードの長さ
一応頭に入れておくと良いのが電源コードの長さです。広いリビングなどで使用する際、コンセントからかなり距離があるケースもあります。国内メーカーであればおおよそ長さは1.8m程度で同じくらいになっていますが、海外メーカーだとかなり短い電源コードだったということも。買う前には一応チェックしておくと無難です。
レビューや評価の参考にする
ネット上のレビューやECサイトの口コミ評価を参考にするのも選ぶ際のポイントになるかと思います。高級扇風機は安い買い物ではないので、ある程度は前情報が無いとなかなか踏み切れないことも。そんな時は実際に使った人の感想や意見を参考にしてみることもおすすめです。
全ての人のレビューや声を鵜呑みにするのは良くないですが、ある程度の評判はその扇風機の信頼性を表していると思います。逆に多くの人が揃って同じようなマイナス評価をしているのであれば、一度立ち止まって考えてみた方が良いかもしれません。
予算と価格帯
扇風機は安いものから高価格のものまで非常に幅広いです。1万円以上の高級扇風機の中でも、1万円のものから10万円近くするものまであります。自身の予算に合わせたものを選べば良いですが、必ずしも高ければ高いだけ性能や機能が良いかといえばそうではありません。
自分にとって不要な機能ばかり搭載された高級扇風機を買っても無駄なので、自分の予算内で収まる価格帯の中から性能や機能を見て最適なものを選びましょう。
メーカーの信頼性
高級扇風機を開発、販売しているメーカーは年々増加傾向にあります。馴染みのある有名な家電メーカーであれば気にする必要は全くありません。しかし、中には聞いたこともない海外メーカーが開発している扇風機もあります。特にネットで高級扇風機を探して購入する際には、メーカーが信頼できるところなのか一応チェックしておくと安心です。
おすすめの高級扇風機メーカーは次で紹介します。
安い扇風機であればそこまで選ぶ時に気を付けるポイントはありませんが、高級扇風機は購入価格が高いだけにより慎重に選ぶ必要gあります。
高級扇風機のおすすめメーカー
高級扇風機の火付け役となったのはバルミューダですが、今や数多くのメーカーが高級扇風機を開発し販売しています。そんな中でも品質、性能、評判的にもおすすめできる高級扇風機メーカーを紹介します。
高級扇風機メーカー|王道
BALMUDA(バルミューダ)
王道と言えばまずはやっぱりバルミューダ。ブームの発端となったGreenFanシリーズが高級扇風機の顔をとも言えるでしょう。価格はThe GreenFanが約4万円、サーキュレータータイプのGreenFan C2とGreenFan Cirqが2~3万円となっています。バルミューダの一番の特徴はデザイン。扇風機=古臭いというイメージを覆すおしゃれなデザインが魅力です。バルミューダがどんなメーカーなのかは別の記事でまとめていますのでチェックしてみてください。
dyson(ダイソン)
ダイソンと言えば世界的な掃除機メーカーですが、羽根の無い扇風機でも広く知られています。その羽根の無い扇風機が高級扇風機になります。価格帯はモデルによって様々ですが、およそ3万円から8万円程度。一番の特徴は羽根が無いことによる安全性で、小さい子どもがいる家庭でも安心して設置できるのが魅力。他にも空気清浄機能が付いていたり、冬でも使えるヒーターモードもあります。
高級扇風機メーカー|安定どころ
パナソニック
もはや説明不要の日本最大手家電メーカーのパナソニック。パナソニックも早い段階から高級扇風機市場に身を乗り出しています。パナソニックの場合、安い扇風機も数多く揃えており、それに加えて高級機種もラインナップしているので価格帯が広いです。高級タイプに絞れば約2~4万円ほど。さらに2017年に発売した世界一高い扇風機「RINTO」は12万円もします。パナソニックの特徴は、1/fゆらぎモードやナノイーの搭載です。
シャープ
シャープも独自の強みを活かした高級扇風機を開発しています。シャープの扇風機の特徴はプラズマクラスターを利用した空気浄化。涼みながらも空気をキレイにするので一石二鳥です。羽根の形状はネイチャーウィングという蝶々の羽根を模したもので、なめらかな風を届けます。価格帯は1万円台から3万円ほどで、比較的手の届きやすい高機能扇風機もあります。
三菱
三菱電機も幅広く扇風機を展開しています。ACモーターの安価なモデルからDCモーター採用の高価格モデルまでラインナップしています。その中でも最上級モデルに当たるのが、サーキュレーションDC扇風機「SEASONS」というシリーズ。扇風機とサーキュレーターの使い分けができるタイプで、一年を通して活用できます。特徴はそれだけでなく、3D立体首振りや抗菌加工など超高性能かつ高機能な扇風機です。価格帯は、2~3万5千円程度。デザインもモノトーンでかっこいいです。
日立
日立もDCモーター搭載の高級扇風機をラインナップしています。種類は少ないですが、リビングファンとタワーファンを販売しています。日立の扇風機はデザインにこだわり過ぎず、誰にでも受け入れやすいオーソドックスな設計が特徴です。DCモーターが搭載された機種の販売価格は、およそ2万円から3万円ほどです。
高級扇風機メーカー|コスパ優秀
ドウシシャ
ドウシシャは高級家電メーカーという印象は全くなく、どちらかといえば安くてシンプルなものを多く手掛けるのが特徴です。ただし、扇風機についてはkamomefanという独自の高価格帯の扇風機を開発しています。その名の通り、カモメの羽根にインスピレーションを受けて取り入れた扇風機で、使い勝手も申し分のない仕様になっています。価格は2~3万円程度。ネット上でもかなり好評を受けています。
シロカ
シンプルで可愛らしいキッチン家電が人気のシロカ。扇風機のような季節家電にも力を入れています。最近になって音声認識機能が付いたモデルや人認識カメラを搭載した高価格帯の扇風機を発売。ハンドサインで遠隔操作できる新しい時代を開いたような扇風機で話題となっています。価格は1万円から2万5千円ほどでコスパが高いのが特徴です。
ツインバード
安い・シンプルで家電を展開するツインバードですが、数年前からブランディングを行い、おしゃれなデザインと高品質な家電商品を扱うシリーズも展開しています。高級扇風機も手掛けており、代表的なものが「コアンダエア」という扇風機です。コアンダ効果という流体特性を活かした羽根形状が特徴的。コアンダエアの公式価格は22,800円です。他にもサーキュレーターやタワーファンもラインナップしています。ツインバードがどんなメーカーなのか分からない人のために別の記事でまとめていますので、気になる人はチェックしてみて下さい。
ユアサプライムス
あまり聞き馴染みのない名前かもしれませんが、扇風機市場では多く展開しているメーカーです。価格は高くても1万5千円程度で価格的には高級扇風機の中では、最も安い部類に入るかと思います。人によっては高級扇風機ではないと言われるかもしれません。それでもDCモーター搭載やコンパクトに収納できる機構など高機能な扇風機を多く展開しています。
高級扇風機のおすすめ商品【10選】
それでは、おすすめの高級扇風機を厳選して10個紹介します。家電マニアの私が独断と偏見で選抜した商品になりますが、モデル選びに迷っている人の参考になると思いますので、気になる商品があればチェックしてみてください。また、ここでは既に紹介したバルミューダのThe GreenFanは除いた10選をお届けします。
三菱 SEASONS R30J-DDC
モーター | DCモーター |
羽根の枚数 | 7枚 |
消費電力(50/60Hz) | 最大13W |
騒音値 | 最大30/最小12dB |
外形サイズ(幅×奥行×高さ) | 370×370×580・1,020mm |
風量調節 | 5段階 |
電源コードの長さ | 1.9m |
入タイマー | 2/4/6時間 |
切タイマー | 1/2/4/6時間 |
リモコン | ○ |
・着脱式ポールで使い分け可能・3D立体首振り・左右180°首振り・上下100°首振り・抗菌加工・チャイルドロック・徐々に風量が弱くなるおやすみタイマー
三菱のSEASONS R30J-DDCはモノトーンのモダンなデザインが特徴で、着脱式のポールによって扇風機仕様とサーキュレーター仕様の使い分けが可能です。3D立体首振りと左右180°、上下100°の範囲で風向を調節できるので、もはや死角なしといったところ。本体は抗菌加工されていて、使い勝手や安全性など全てが高評価のおすすめ扇風機です。
ドウシシャ kamomefan lite
モーター | DCモーター |
羽根の枚数 | 7枚 |
消費電力(50/60Hz) | 最大18/最小1.6W |
騒音値 | 最小2.7dB ※環境音を引いた値 |
外形サイズ(幅×奥行×高さ) | 290×265×750・900mm |
風量調節 | 無段階調節可能 |
電源コードの長さ | 1.8m |
入タイマー | 1/2/4時間 |
切タイマー | 1/2/4時間 |
リモコン | ○ |
・アロマケース付き・別売バッテリーでコードレス対応可能・電源のON/OFFでカモメの鳴き声・リズムおやすみ風
ドウシシャの人気扇風機のkamomefanシリーズ。その名前の通り、カモメの羽根を参考に設計されたものです。その中でもKamomefan liteは、最軽量のスリムなボディで持ち運びがしやすい点が特徴。アロマケースが付いていたり、かがまずに操作できるほか、自動首振りの角度調節なども可能です。風量は無段階調整でき、別売のバッテリーでコードレスで使用することもできます。
シロカ めくばりファンSF-HC151
モーター | DCモーター |
羽根の枚数 | 5枚 |
消費電力(50/60Hz) | 最大28W |
騒音値 | 最小12dB |
外形サイズ(幅×奥行×高さ) | 310×310×880・640mm |
風量調節 | 8段階 |
電源コードの長さ | 1.8m |
入タイマー | 1/2/4/6時間 |
切タイマー | 1/2/4/6時間 |
リモコン | ○ |
・人センサー(カメラ)による追従・ハンドサイン操作・ひとりじめ機能・やまわけ機能・おやすみモード・リズムモード・チャイルドロック
シロカのめくばりファンは、人を識別する「ひとセンサー」が搭載されており、人の動きや移動に合わせて風を送ることができます。さらに、リモコンがなくても「まる・ちょき・ぱー」の3つのハンドサインで操作が可能です。おやすみモードでは風量を徐々に弱くしていき、リズムモードではゆらぎを持たせて自然の風に近い送風を可能とします。カラーはホワイトとダークグレーから選べます。
cado STREAM 1800F
モーター | DCモーター |
羽根の枚数 | 外側5枚、内側9枚 |
消費電流 | 1.0A |
騒音値 | 最大52/最小21dB |
外形サイズ(幅×奥行×高さ) | 276×237×600mm |
風量調節 | 4段階 |
電源コードの長さ | AC:0.7m、DC:1.8m |
入タイマー | 1/4/8時間 |
切タイマー | 1/4/8時間 |
リモコン | ○ |
・除菌機能・脱臭機能・ゆらぎ風・メンテンナンスしやすい構造・DC電源による供給
cado(カドー)の空間除菌ができるサーキュレーター扇風機です。扇風機ではありますが、送風の最大到達距離は18mという風力を誇ります。直進性の高い風を生む外周翼と、触媒フィルターとオゾンユニットから風を引き込んでオゾンエアを送り出す「内周翼」のハイブリッドファン。除菌性能・脱臭性能もしっかり機能します。ワンタッチでパーツを取り外せるため、お手入れのしやすさも魅力的です。
シャープ PJ-R3DS
モーター | DCモーター |
羽根の枚数 | 7枚 |
消費電力 | 最大20/最小2.7W |
騒音値 | 最大42/最小16dB |
外形サイズ(幅×奥行×高さ) | 370×370×845〜1,110mm |
風量調節 | 32段階 |
電源コードの長さ | 1.8m |
入タイマー | 1~9時間(1時間単位) |
切タイマー | 1~9時間(1時間単位) |
リモコン | ○ |
・ネイチャーウィング・プラズマクラスター7000・おやすみモード・チャイルドロック・32段階風量切替
プラズマクラスター7000搭載扇風機。送風しながら除菌や消臭にも効果を発揮します。羽根はネイチャーウィングという蝶々を模した形状により、ムラの少ないなめらかな風を生み出します。風量の調整は32段階と高級扇風機中でもトップクラスの微調整が可能。チャイルドロックや便利なおやすみモードなど気配り設計が散りばめられ、ネットでの評判も良い扇風機です。
パナソニック F-CW339
モーター | DCモーター |
羽根の枚数 | 7枚 |
消費電力 | 最大22/最小2W |
騒音値 | 最小11dB |
外形サイズ(幅×奥行×高さ) | 370×370×905~1100mm |
風量調節 | 8段階 |
電源コードの長さ | 1.8m |
入タイマー | 4/6/8時間 |
切タイマー | 1/2/4時間 |
リモコン | ○ |
・1/fゆらぎ運転・ナノイー搭載・温度センサーによる自動運転・おやすみモード・立体首振り機能
パナソニックといえばナノイーが搭載された扇風機。ナノイーにより衣類などのニオイの抑制や脱臭に効果を発揮します。さらに信州の蓼科高原に吹く風を再現したという1/fゆらぎ運転では、自然の心地よい風で快適感を高めます。温度センサーにより室温を検知して自動で風量を上げたり下げたりすることが可能。扇風機としては申し分のないほど高性能かつ多機能を誇る高級扇風機です。
ツインバード コアンダエアEF-E981W
モーター | DCモーター |
羽根の枚数 | 9枚 |
消費電力 | 最大18/最小1.5W |
騒音値 | – |
外形サイズ(幅×奥行×高さ) | 350×280×900mm |
風量調節 | 7段階 |
電源コードの長さ | 1.8m |
入タイマー | – |
切タイマー | 2/4/6時間 |
リモコン | ○ |
・ミニマルデザイン・コアンダ効果・直径28cmのコンパクトベース
高級扇風機の中でもかなりシンプルなツインバードのコアンダエア。名前の通りコアンダ効果という流体特性を活かした羽根形状によりやさしい風を作り出します。機能は多くありませんが、切タイマーやリモコンなどの必要最低限の機能は搭載しており、無駄を省いた設計になっています。ミニマルなデザインとコンパクトなベースで設置も省スペースで済みます。機能も大きさも余計なものは不要という人におすすめです。
山善 YLX-EGD301
モーター | DCモーター |
羽根の枚数 | 9枚 |
消費電力 | 19W |
騒音値 | – |
外形サイズ(幅×奥行×高さ) | 350×350×640・920mm |
風量調節 | 8段階 |
電源コードの長さ | 1.6m |
入タイマー | – |
切タイマー | 1/2/4/6時間 |
リモコン | ○ |
・コンパクト収納・上向き送風・リズム運転・8時間オートオフ・インジゲーター操作部
高級扇風機のイメージが弱い山善ですが、DCモーター搭載の多機能扇風機も手掛けています。一番の特徴は高さ23.5cmまでコンパクトに収納できること。専用の収納袋も付いているので、シーズンオフや持ち運びの際もラクラクです。他にも上向き送風やリズム運転など、使い勝手の良さにもしっかりこだわった扇風機。操作部にはインジゲーターがあり、直感的にも分かりやすい仕様となっています。
Dyson Pure Hot + Cool Link HP03IS
モーター | DCモーター |
羽根の枚数 | 無し |
消費電力(涼風時) | 最大44/最小4W |
騒音値 | 最大48.7/最小24.4dB |
外形サイズ(幅×奥行×高さ) | 222×222×632mm |
風量調節 | 未記載 |
電源コードの長さ | 1.8m |
入タイマー | スケジュール機能 |
切タイマー | スケジュール機能 |
リモコン | ○ |
・空気清浄機能・ファンヒーター機能・自動温度制御機能・オートモード・ナイトモード・アプリ連携
誰もが一度は見たことがあるダイソンの羽根の無い扇風機。扇風機と言っても空気清浄機能やヒーターによるファンヒーター機能まである一台三役の優れもの。自動で温度を制御するオートモードも搭載されているので、自分で風量を調節する必要はありません。高級扇風機の中でも高いクラスになりますが、羽根が無いので安全性も高く、小さな子供がいる家庭にもおすすめです。
エアドック Airdog The Fan portable
モーター | DCモーター |
羽根の枚数 | 9枚 |
消費電力 | 24W |
騒音値 | 最大45/最小19dB |
外形サイズ(幅×奥行×高さ) | 296×296×164・794mm |
風量調節 | 12段階 |
電源コードの長さ | 1.5m |
入タイマー | 1~12時間(1時間ごと) |
切タイマー | 1~12時間(1時間ごと) |
リモコン | ○ |
・コードレス対応可(最大連続25時間)・形と風向きが自由自在・収納バッグ・スリープモード・温度センサーによるスマートモード
空気清浄機で有名なエアドッグが手掛けるサーキュレーター扇風機。扇風機には空気清浄機能はありません。コードレスにも対応しており、最大で約25時間も連続運転することができます。その為、キャンプなどのアウトドアにも不足なく使用できます。形も自由自在で高さを出したり、上に向けたり、驚くほどコンパクトにすることもできます。それ故に置き場所を選ばない柔軟性が魅力で、様々な場所で使いたいという人におすすめの高級扇風機です。
を選びましょう。ゆらぎ運転やリズム運転はACモーターの安い扇風機でもありますが、DCモーターであれば風の質と不規則性を硬度に制御できるので快適性は更に高いです。
高級扇風機のお手入れ方法
高級扇風機のお手入れ方法についても簡単に紹介します。お手入れ方法は高級機種に限らず、すべての扇風機において同じなので、お持ちの扇風機で試してみてください。
まずは扇風機の電源コードをコンセントから必ず抜いてください。電源コードを挿したまま分解すると感電の恐れがあります。
扇風機を分解します。前カバーを外して、羽根(プロペラファン)を外します。羽根を固定しているねじ部品には、閉まる方向と緩む方向が記載されていることが多いです。後ろカバーも簡単に外せることが多いので外します。
掃除機や布切れを使って、前カバーや後ろカバー、羽根の表面に付着したホコリを落とします。羽根の角ばった凹みなどに溜まったホコリは綿棒などで掃除すると取りやすいです。
汚れがひどいものについては、水拭きや水洗いをします。ただし、メーカーの取扱説明書に記載されてある通りに従ってください。水洗いを推奨するものや禁止するものなどメーカーや商品によって異なるので、あくまで取扱説明書のお手入れ方法に従ってください。
分解した時と逆の手順にて部品を組み立ててください。組み立てる際、水拭きや水洗いした部品が十分乾いていることを確認した上で組み立てます。濡れたままの状態だと、金属部が錆びたり、故障の元になりかねます。
ベース部分や首部分、リモコンなどは乾いた布でホコリを拭き取ってください。メーカーによっては、濡れた布での掃除や重曹、洗剤で拭き取ることを許容している商品もあります。
以上が扇風機のお手入れ方法になります。扇風機は構造がシンプルなので、機械が苦手な人でも簡単に分解して掃除することができます。
また、お手入れする頻度としては、ホコリが溜まってきたなと思ったら行うのでも良いですが、目安として1か月に1回くらい実施するとキレイな状態を保つことができます。少なくとも、シーズン終わりに片づける際はキレイに掃除してからしまうべきです。
扇風機の掃除のしかたについては、ユアマイスターさんが非常に分かりやすく説明されていますので、掃除する際の細かいポイントまで知りたい方は参考にしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
バルミューダやダイソンの羽根無し扇風機以外にも、高級扇風機はたくさんあります。
扇風機自体は成熟された家電製品で、大きな変化はしてこなかった家電でもあります。その扇風機にエコという理由から、再び人気が集まるようになりました。そこに加えて快適性を追求した高級モデルが投入されてことにより、各社ともこぞってラインナップを拡充しています。
今や高級扇風機の戦国時代と言ってもいいほど、売り場には多くの商品が陳列されています。高価格帯だからこそ、ご自身のお気に入りの扇風機を見つけて、長く愛用してみてはいかがでしょうか。