「できるだけ安い方がいいけど、通話機能が付いたスマートウォッチが欲しい」と考える人もいるのではないでしょうか。
そんな人におすすめしたい、5千円以下で買えるスマートウォッチ『SOUNDPEATS Watch 4』を紹介します。
「5千円以下ってスマートウォッチとしては格安だけど、ホントに通話機能もあるの?」と疑問に思いませんか?
でも本当です。5千円以下でもしっかりとした通話機能が搭載されています。他にもヘルスケア機能やスポーツモードは十分に備わっており、大型ディスプレイで操作もしやすいなどの特徴もあります。
そんなコスパ抜群なスマートウォッチWatch 4を今回レビューしていきたいと思います。レビュー用として製品サンプルを提供して頂きましたが、毎回のごとく忖度無しにデメリットも含めて正直にしっかりレビューさせて頂きます。
- 家電開発エンジニア
- 家電LIFE 管理人
- 家電ブロガー/5年目
- WEBメディア 監修実績あり
本記事はメーカー様よりサンプルを提供して頂いて作成しております。
SOUNDPEATS WATCH 4はこんな人におすすめ!
最初に、結論としてWATCH4がどんな人におすすめなのかをまとめます。
- 5千円以下で買えるスマートウォッチを探している人
- 通話機能が欲しい人
- 最低限のヘルスケア機能があれば良い人
- 見やすい大型ディスプレイを求める人
Watch 4 は通話機能が搭載されているにも関わらず、5千円以下で買える格安スマートウォッチ。一般的にスマートウォッチで通話対応可能な商品は数万円以上したりします。
少なくとも5千円以下のスマートウォッチに通話機能が付いているのはかなり珍しいこと。もちろんLINEやその他メッセージアプリの通知も受け取ることができます。
もちろん基本的なヘルスケア機能とスポーツモードは搭載されています。
健康や運動管理をしたい訳ではないけど、安くて通話やメッセージ通知が受け取れるスマートウォッチが欲しいという人に魅力的な製品となっています。気になる人はぜひ以降をチェックしてみてください。
SOUNDPEATSとは
SOUNDPEATSとは、中国に本社を構えるワイヤレスイヤホンで有名なメーカーです。国内最大級のオーディオビジュアルアワードである「VGP」でも金賞、コスパ大賞などを受賞しているほどの実力派ブランド。
ワイヤレスイヤホン市場では知名度も高いですが、スマートウォッチ界隈では未だそこまで有名にはなっていないように感じます。
当サイトでも過去にSOUNDPEATSのワイヤレスイヤホンについてレビューしています。気になる方はこちらもチェックしてみてください。
SOUNDPEATS WATCH4の概要
基本スペック
製品名 | SOUNDPEATS WATCH 4 |
---|---|
サイズ | 45×12.5mm(バンド除く) |
重量 | 約35g(バンド除く) |
ディスプレイサイズ | 1.38インチ(240×240) |
対応デバイス | Android 6.0 以上、iOS 11.0 以上 |
バッテリー容量 | 280mAh |
通信方式 | Bluetooth 5.2 |
バンドの材質 | シリコン |
バンド幅 | 22mm |
耐久性(防水) | IP68 |
その他、詳細仕様は以下のSOUNDPEATS公式サイトにてチェックしてみてください。
Watch 4の主な特徴
- 基本的なヘルスケア機能は完備
- 109種類のスポーツモード搭載
- SIM不要で通話もできる
- 1.38インチの操作しやすい大型ディスプレイ
- 通常使用で12日間持続
Watch 4の特徴はいつるもあるのですが、これらの特徴の中で大きな魅力である3つについて少し解説します。
ヘルスケア機能
3つの高精度な光学式心拍センサーを搭載。心拍数、血中酸素、ストレスなど身体の健康面をチェックすることができます。睡眠についてはレム睡眠とノンレム睡眠の時間を測定し、睡眠の質をモニタリングすることも可能です。
スポーツモード
Watch 4にはワークアウトメニューが109種類も用意されています。(但しGPSは非搭載)
ランニングやウォーキングなどのオーソドックスなワークアウトメニューは全て網羅されているので、運動の記録として困ることはまず無いかなと思います。
通話機能
Bluetooth接続による通話も可能。マイクとスピーカーを内蔵しているので、スマホを取り出さずともWatch 4で通話することができます。また、スマホの連絡先を同期することもでき、Watch 4で電話を発信することも可能。
その他、メールやメッセージの通知を受け取ることもできます。
前作「Watch 3」との仕様比較
SOUNDPEATSのスマートウォッチシリーズは、4世代目になります。前作は「Watch 3」になるので、スペックを比較して何が違うのかを見てみます。
WATCH 4 | WATCH 3 | |
---|---|---|
外観 | ||
ディスプレイ | 1.38インチ | 1.85インチ |
解像度 | 240×240 | 240×280 |
本体サイズ | 45×12.5mm | 43×35×8mm |
重量 | 55g | 36g |
バッテリー容量 | 280mAh | 220mAh |
通信方式 | Bluetooth 5.2 | Bluetooth 5.2 |
通話対応 | ○対応 | ×なし |
ワークアウト | 109種以上 | 70種以上 |
参考価格(公式) | 3,504円 | 3,980円 |
前作と比べて大きく変わったのは、ディスプレイの形状と通話機能の追加です。
前作のWatch 3ではスクエア型のディスプレイでしたが、今作では1.38インチの丸型デザインに変更されています。
機能的な一番の違いはやはり通話機能でしょう。5千円以下で買えるスマートウォッチに通話機能が搭載されているのは非常に珍しく、通話機能を重視する人にとっては間違いなくコスパが良いと言える商品に進化しています。
Watch 4|開封レビュー
それでは、実際にWatch 4を開封してレビューしていきます。はじめに梱包された状態の箱を持った瞬間に「軽っ」と思いました。
付属品
- WATCH4 本体
- 充電用ケーブル
- 取扱説明書
付属品はとてもシンプル。充電アダプターは付属されていないので自身で用意する必要があります。
取扱説明書はもちろん日本語対応。記載事項が整理されていてかなり分かりやすい印象を受けます。
外観デザイン
本体液晶表面が曲面のようになっていて、見た目と触った感じの質感はそこそこ良いです。
本体はアルミのような質感となっていて、価格の割にはなかなかクオリティの高さを感じます。
裏面側はプラスチック製。充電ケーブルとの接続端子と両脇にはマイクとスピーカーの穴が設置されています。
側面の上側には竜頭(リューズ)があり、その下には押し込み式のスイッチがあります。
竜頭はクルクルというよりカチカチと回ります。ここを回すことでスクロールのように操作することができるので、手袋などをしていても操作可能なのは良いですね。プッシュもできます。
バンド
バンドはクイックリリース式となっています。簡単にバンドを付け替えることができるのは便利です。
質感はシリコンですが、形状的な影響なのか分かりませんが若干チープ感は否めません。よってバンド自体は価格相応と言ったところ。
ディスプレイ
ディスプレイは1.38インチの液晶ディスプレイです。最近スマートウォッチで流行の有機ELディスプレイ(AMOLED)ではありませんが、大型で表示が見やすく、外周に近い部分は滑らかなR形状になっているので指での操作もしやすいです。
文字盤
文字盤(ウォッチフェイス)の選べる数は100種類以上あります。
写真にいくつか例を載せました。シンプルなデザインからクラシックなものなど、様々なタイプの文字盤があるので好みにデザインを探して選ぶのは楽しいです。
実際の重さ
実際の製品の重量を測ってみると、バンドを含めた重さで55gでした。スマートウォッチとしては一般的な重さかなと思います。
充電用ケーブル
WATCH 4 の充電用ケーブルはマグネット式で簡単に位置を合わせて装着できます。端子部はコンパクトなので、ケーブルが混み合うデスク上でも邪魔にならないのは利点ですね。
アプリ連携
SOUNDPEATSの専用アプリをインストールすることでスマホと連携することができます。
本体の電源を入れると、QRコードが表示されるので読み取るとアプリインストールに進みます。説明書を見なくても簡単に連携までできました。
SOUNDPEATS SPORTS
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WATCH 4|使ってみて感じたメリットとデメリット
メリット
やっぱりこの価格で通話できるのはすごい
実際に通話機能を使ってみて、やっぱりこの価格でこれはすごいと感じました。特に不具合も無くしっかり対応通話することができます。
また、さらに驚いたのが発信もできるということ。ダイヤルキーで電話番号を入力すれば電話をかけることができます。もちろんしっかり発信することができました。さすがにびっくりです。
ヘルスケアとスポーツ機能は十分
特徴でも紹介したように、心拍数や血中酸素、睡眠チェックなど必要なヘルスケア機能は揃っています。個人的には、これ以上に欲しいヘルスケア機能は特にないかなと思います。
また、運動の記録やスポーツ時の管理機能としても必要十分なレベルだと思います。屋外ランニングやサイクリング程度しか試してみることはできませんでしたが、ランニングルートやカロリー消費など問題無く使用できました。
カスタム文字盤が面白い
Watch 4 に限ったことでは無いようですが、SOUNDPEATSのスマートウォッチでは文字盤を自分でカスタムできるので面白いです。
専用のアプリと連携すれば多くの文字盤を選べますが、それとは別に自分でカスタムすることができます。自分で撮った写真を使って文字盤にすることもでき、他には無い自分だけの文字盤に設定できます。
繰り返しになりますが、この価格帯でここまでできてしまうと褒めるしかありません。
ゲームも内蔵されている
これもビックリしたのですが、Watch 4には簡単なゲームアプリが内蔵されていました。もちろん高価格帯のスマートウォッチではゲームが入っているのも珍しく無いですが、5千円以下のWatch 4にまさかゲームまで搭載されてるとは驚きました。
実際に遊ぶかどうかは別として、安くても少しでも良いものを作るといった開発者側の想いが感じられます。こういった細かいこだわり、個人的にかなり好印象です。
デメリット
タッチセンサの反応がイマイチ
使ってて気になったのが、タッチした際の反応具合が少し遅いかなという点。また、ディスプレイ上の箇所によってはタッチしても反応してくれないこともたまにありました。ディスプレイサイズが比較的大きいことでタッチ操作自体はしやすいのですが、応答性と言った意味では気になりました。
日本語のフォントが気になる
写真を見てもらうと分かるように、日本語表記ではあるのですが、フォントがちょっと不自然。明朝体なのか何なのか分かりませんが、違和感があります。文字のフォントというのは、どうしても安っぽさに直結してしまうので、今後のアップデートで改善されることに期待します。
画質は少し粗め
価格が安いので仕方ない部分ではありますが、ディスプレイの画質は少し粗いかなという印象。アイコンや文字だけであればさほど粗さは特に気になりませんが、設定した文字盤によってはデザインの影響なのか画質が目立ってしまうものもありました。
ただし、安いスマートウォッチに画質はこだわらないという人には全く気にしなくても良いかと思います。
SOUNDPEATS Wstch 4のまとめ
ワイヤレスイヤホンの専門ブランドであるSOUNDPEATSが手掛ける格安スマートウォッチをレビューしてみました。
スマートウォッチは価格帯によってどうしてもスペックに差が生まれてしまいます。そんな中、Watch 4は『5千円以下』という価格帯の中では、機能性ら使いやすさ、デザインを考慮すればかなりコスパが良いスマートウォッチだと思います。
スマートウォッチを初めて使うという人のエントリーモデルとしてもおすすめします。