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【実機レビュー】シロカ カフェばこSC-A351はお手入れが面倒なのは本当?1年間使ってみた結果と評判に対する検証

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sirocaのカフェばこSC-A351のレビュー

シロカの大人気全自動コーヒーメーカー「カフェばこ」は、お手入れが面倒だという評判を聞いたことがありませんか。実際はどうなのか疑問に思う人もいるかと思います。

今回は、コーヒー好き家電マニアの私が、実際にカフェばこ【SC-A351】を使ってみてお手入れについて検証します。

私自身、キッチンを圧迫しないコンパクトな全自動コーヒーメーカーが欲しくてデザインも可愛いカフェばこを購入しました。

ネット上の口コミを見ても、デザインの良さやコンパクトさが評判のカフェばこシリーズですが、一方でお手入れが面倒という意見も見かけます。

今回は【お手入れの手順を解説しながら実際に掛かる時間と手間について検証】しました。使用後の洗浄が面倒そうで、購入するのを躊躇っているという人の参考になればと思います。

この記事の著者
yuiya
(@yuiya_blog)
  • 家電開発エンジニア
  • 家電LIFE 管理人
  • 家電ブロガー/4年目
  • WEBメディア 監修実績あり

目次

シロカのカフェばことは

シロカのカフェばこSC-A351

シロカのカフェばこシリーズは、価格・デザイン・使いやすさが揃った非常に人気が高い全自動コーヒーメーカーです。コーヒーメーカーの購入を検討したことがある人は一度は見たことがあるかと思います。

コーヒーメーカーの中でも全自動となると価格が高いモデルが多いですが、カフェばこは安いモデルは2万円以下で購入することができます。価格が安いだけでなく、シンプルだけど可愛らしいフォルムとコンパクトさからデザイン性も人気の理由の一つです。

価格、デザインときたらあとは使いやすさですが、ネットやSNSでの評判を見る限りはかなり高い評価を得ているようです。ただし、一部のユーザーからは後片付けが手間という意見や洗う部品が多いといったネガティブな声が上がっているのも事実です。

そこで、実際に購入して使い勝手やお手入れのしやすさについて徹底的に検証してみようと思います。その上で、良い点と気になる点を正直にレビューしていきます。

シロカについては別の記事で評判などを紹介していますので、シロカの家電を購入しようと検討している人はチェックしてみて下さい。

今回購入したモデル

カフェばこシリーズには大きく分けて3つのモデルがラインナップされています。

今回購入したのは、スタンダードモデル「SC-A351です。

スクロールできます
スタンダード最上位モデルボトムモデル
シロカのカフェばこA351
SC-A351
シロカのカフェばこA371
SC-A371
シロカのカフェばこA211
SC-A211
サーバーガラスステンレスガラス
蒸らし機能ありありあり
給水タンク取り外し可能取り外し可能一体型
タイマー機能ありありなし
幅×奥行×高さ16.2×28×26.4cm16.2×28×26.4cm17.3×22×27cm
重量2.7kg2.7kg2.2kg
各製品の比較

私がカフェばこ「SC-A351」を選んだ理由は、給水タンクの取り外しが可能な点と、タイマー機能があることから選びました。

最上位モデルの「SC-A371」とはサーバーが異なるくらいなので、個人的にステンレスサーバーよりも中身が見えるガラスサーバーが良いのでスタンダードモデルで十分でした。

また、この他にもボトムモデルSC-A211にステンレスサーバーが付いたSC-A251や、カフェばこPROシリーズもあります。ただ今回は紹介を割愛させて頂きます。

また、コーヒーメーカーの選び方については、下記記事にて詳細を解説しています。モデル選びなどで検討されている人は参考にしてみてください。

カフェばこSC-A351の口コミと評判を紹介

実際にレビューする前に、まずは第三者によるカフェばこSC-A351の口コミを紹介します。

前向きな高評価が多い中で、一部気になる点も評判として挙がっているのは事実です。その中から主なものを取り上げます。

良い口コミと評判

SC-A351の良い口コミ
  • デザインがとにかくお洒落
  • 豆をセットするだけで簡単に本格的なコーヒーが楽しめる
  • お手入れや掃除も簡単
  • タイマーで時間になると自動で抽出してくれるので便利
  • 比較的コンパクトなのでキッチンに設置しやすい

肯定的なレビュー内容で多かったのが、『デザイン』と『コーヒーを入れる作業の簡単さでした。

全自動コーヒーメーカーなので基本的にボタン一つでほとんどの抽出工程を自動で行ってくれる訳ですが、全自動モデルの中ではかなり価格が安い部類なので、購入前に心配していた方も多いのかもしれません。

実際に使ってみて、簡単に本格的な味のコーヒーが出来上がることに高評価を付ける人も多いのではないでしょうか。

気になる口コミと評判

SC-A351の気になる口コミ
  • お手入れが少し面倒
  • コンセントを抜くと時間がリセットされてしまう
  • 水は自分自身で適量を計らなければいけない
  • コーヒー豆のカスの掃除が手間

気になる点として意見があったのは、コンセントを抜いてしまうと時間設定がリセットされてしまうことや、水の分量は全自動ではないということに対するもの。

それらの中でも、一番多く見受けられたコメントが、「お手入れが思っていたよりも面倒だった」という内容。

お手入れや洗浄の手間については、「とても簡単だった」という高評価の意見が多い反面、一部のユーザーからは「意外と手間である」と言った声も聞かれました

手間かどうかの感じ方は人によって異なるので難しいポイントです。

よって、今回はコーヒー好きかつ家電好きかつズボラな私が実際に使ってみてどう感じるのか、ユーザー目線でレビューします。

お手入れが一切不要なコーヒーメーカーは存在しません。使用後のお手入れおよび洗浄・掃除は必須であるものとして考える必要があります。

カフェばこSC-A351の仕様

カフェばこの同梱品

カフェばこSC-A351の基本仕様は以下の通りです。

製品名カフェばこ SC-A351
消費電力600W
最大使用水量0.55L
抽出方式ドリップ式
保温機能30分
蒸らし機能あり
ミル中細挽き
フィルターメッシュフィルター

同梱品は、カフェばこ本体、計量スプーン、取扱説明書(保証書)のみと少なくて好印象です。付属品が多いと初めて使う際はなかなか理解するのに時間が掛かるので有難いです。

抽出できるのは、コーヒー豆からでも粉でも対応できます。豆からの場合はミルに適量のコーヒー豆を入れれば良いですし、粉の場合でも同じミルの部分に必要量入れることでそのまま抽出までしてくれます。

外観デザイン

本体の外観

シロカのカフェばこSC-A351の外観

本体の外観はこのようにシンプルなフォルム。無駄な形状が一切なく、キュービックフォルムをベースとしているので、設置した際も場所を選ばず調和しやすいデザインになっています。

操作部

カフェばこの操作部

操作するスイッチやダイヤルもかなりシンプルな印象。左側にはタイマー設定ボタンと豆/粉を切り替える為のボタンだけ。右側はダイヤルとその中央にスタートボタンが設置されています。スッキリしていて分かりやすい操作部です。

ミル付きバスケット

カフェばこのミル付きバスケット

本体のふたを外すと、内部にこのような取り出し可能なミル付きのバスケットが入っています。左側がミル、右側に抽出口があります。

カフェばこのフィルター

メッシュフィルターは取り外しができます。底は無いので筒状となっています。

カフェばこの本体ふた

本体ふたの裏側はこのようになっています。本体ふたにもフィルターが付いていて、洗う際には取り外すことも可能です。

給水タンク

カフェばこの給水タンク

給水タンクは取り外し可能で、ふたも完全に独立して外せる為、タンク内部の洗浄もしやすい形状となっています。側面には目盛りが表示されています。

ガラスサーバー

カフェばこSC-A351のガラスサーバー

ガラスサーバーは一般的なものとあまり変わらない印象です。下部が広がった形状になっていないのでコンパクトさは高評価です。ふたはワンタッチで開くので、片手で持ちながらでも簡単に開けることができます。

実際に1年間使ってみた正直な感想

それではカフェばこを実際に1年間ほど使用してみた感想をレビューします。使ってみて良かった点と気になる点に分けて紹介します。

使って良かった点

操作が分かりやすい

カフェばこの操作

設定のしやすさと操作のしやすさはシンプルで非常に分かりやすいです。ボタンの数も少なく、表示内容から直感的に理解できるので、取り扱い説明書を見なくても操作できる人も多いかと思います。シンプルで扱いやすいというのはシロカの魅力だと思います。

タイマー機能は便利

カフェばこのタイマー機能

タイマー機能で時間になると自動的にコーヒーを抽出してくれるのは便利でした。朝はいつも時間が無いので、目覚ましと同じ時間にタイマーをセットしておくと、朝にコーヒーの良い香りで目を覚ますことができます。

今まではハンドドリップしていましたが、朝の時間を有効的に活用することができるようになったのは大きな利点かと思います。自動的に30分間保温してくれるので、朝起きてすぐに飲まなくても大丈夫なのが有難いです。

コンパクトかつ軽量

カフェばこの大きさ比較

大きさと重さについては申し分ありません。購入前から店頭で確認していたので分かっていましたが、このコンパクトさは狭いキッチンで非常に有難い限りです。調理家電の隙間やラックの空いたスペースにスッポリ入れることができるので、余計な場所を取りません。

また、全自動とは思えないほど重さも軽いので、移動したりするのもラクラクできます。少し高い位置の棚にしまうとしても軽々持ち上げられるので便利です。

気になった点

コーヒー豆が残る

カフェばこのコーヒー豆残り

コーヒー豆から淹れた際、抽出し終わった後に本体のふたを開けてみると、ミル付きバスケットの中にコーヒー豆が固体のまま残っていることがたまにありました。豆を入れる量が僅かに多かったのかもしれませんが、それなりの頻度で残っていることから考えると、豆を挽く時間がちょっと短いのではないかと思います。

コーヒーの味にそれほど影響はしないと思いますが、少し勿体ないと感じます。ミルの挽く時間や挽き具合を調整できたら便利だったのかなと思いました。

サーバーの置き皿に垂れて汚れる

カフェばこの保温プレート

コーヒーを抽出し終わった後にサーバーを取り出すまでは良いのですが、取り出した後に抽出口からポタポタと置き皿部分に垂れてしまいます。サーバーをセットする土台は保温プレートになっているので保温中はまだ熱く、そこにしずくが垂れると蒸発して凄い蒸気が出ます。

蒸気が出るだけなら何も気にしないのですが、置き皿が蒸発したコーヒーがこびりついて汚れてしまいます。なので使用後は毎回綺麗に拭き取らないと頑固な汚れとなってしまうので注意が必要です。

給水の計量が少し面倒

カフェばこの給水タンク

使用する水の量を計量しなければいけないのが意外と面倒でした。計量と言っても、給水タンクの目盛りまで水を入れるだけではあるのですが、毎回わざわざ調整しなければいけないのは少し手間です。というのも、給水タンクに入れた水はすべて抽出する仕様になっているからです。

購入する前は、水を多めに入れて置いて自動的に必要量だけ使用されるのだろうと思っていました。その為、予想と反していて少し残念でした。

電源を切ると時計がリセットされる

本体の電源を切ると、時計およびタイマー時間はリセットされてしまいます。つまり、ずっと電源をつけっぱなしじゃないと毎回時計の設定から始まります。タイマー機能を使わない人にとっては時計を設定する必要が無いので特に問題ありません。

しかし、タイマー機能を多用したい人においては、電源を切る度にリセットされていては面倒で仕方ありません。電気代も気になる中で電源をつけっぱなしにするのは抵抗があるので、タイマー機能を使う際はやむを得ず毎回時刻をセットし直しています。

お手入れが面倒なのは本当か

カフェばこに限らず、コーヒーメーカーの選定で大きなポイントとなるのが手入れのしやすさです。実際、何と比較するかで手入れし易いのかし難いのかは変わってきます。今回は、あくまでコーヒーメーカーを初めて使うことを基準にして評価していきます。

使用後のお手入れ手順 

実際に、通常の使用後に行う必要がある手入れの手順を紹介します。

STEP
本体が冷めてから、抽出済みのコーヒー粉を捨てる

本体のふたを外しミル付きバスケットを取り出します。ミル付きバスケット内の散らかったコーヒーかすを捨てます。

STEP
本体ふたを洗浄する

台所用の中性洗剤でよく洗います。本体ふたにはフィルターふたが付いていますので、取り外して洗います。

STEP
ミル付きバスケットを洗浄する

同じく台所用の中性洗剤で洗ってよくすすぎます。バスケットの底にあるカッターで怪我をしないように注意が必要です。

バスケットの反対側の底にある「しずくもれ防止弁」も汚れが溜まりますので、忘れずに洗います。取扱説明書でも、しずくもれ防止弁はコーヒー粉が詰まる可能性があるので必ず洗うように記載されています。

STEP
メッシュフィルターを洗浄する

メッシュフィルターの網目に詰まったコーヒー粉を取り除きながら、台所用中性洗剤で洗います。あまりゴシゴシ洗うと傷着いたりする可能性もあるので、柔らかいブラシでやさしく洗う方が良いかもしれません。

STEP
コーヒーサーバー、給水タンクを洗浄する

残りの部品も同じく中性洗剤で洗い、よくすすいで乾かします。

STEP
全ての部品をセットして終了

洗っていない外観部などは濡れた付近で汚れを拭き取ると良いと思います。

お手入れに掛かった時間

一度のお手入れに掛かった時間は、平均5分でした。

各部品を洗浄する時間だけで5分ほどになります。どの部品も形状的には洗いやすいので、それほど苦労はしません。ただし、洗う部品数としてはそれなりですので、一つ一つ丁寧に洗うとなると5分くらい掛かってしまいます。

洗うことよりも、コーヒー豆を挽いた後のかすを処理するのが正直なところ面倒です。普通のペーパーフィルターであればそのまま包んで捨てられますし、金属製などのメッシュフィルターでは逆さにしてまとめて簡単にゴミ袋に捨てられます。

しかし、カフェばこのメッシュフィルターは底が無い仕様となっている為、フィルターを取り外してもコーヒー豆のかすは取れません。その為、ミル付きバスケットごと逆さにして掻き出すしかなく、なかなか綺麗にかすを取り出すことができないのが難点です。ミル付きバスケットに水を入れてザルなどに出して取るしかないです。個人的に非常に嫌な作業でした。

カフェばこSC-A351の総評

カフェばこAC-351の総合評価
  • 使いやすさ ・・・ 
  • デザイン性 ・・・ 
  • お手入れし易さ・・・ 
  • コスパの高さ・・・ 

カフェばこSC-A351を総合的に評価すると上記のような結果になります。

使いやすさとデザイン性についてはやっぱり高評価です。それほど大きな不満はありませんが、使いやすさの点で言えば電源オフした際に時計とタイマーがリセットするのはマイナス評価です。

手入れのしやすさについては、正直良くも悪くもないという感じです。洗いやすいように工夫されている点はいくつか理解できましたが、それでも、手入れし易いかと言われるとそれほどでもないかなと思います。

これらを踏まえた上で価格を考慮するとコスパの高さはそれなりに良いという判断となりました。他メーカーの全自動コーヒーメーカーはサイズが大きかったり、デザインが微妙だったりする中でカフェばこはその点を十分クリアしていると思います。実質、2万円以下で購入できることを考えるとコスパ優秀です。

カフェばこSC-A351は、デザイン・大きさ・コスパにこだわる人にとっておすすめできるコーヒーメーカーです。

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