コードレススティック掃除機を選ぶとき、「できるだけ軽いものがいい」と考える人は多いと思います。
掃除機は毎日のように使うものだからこそ、少しでも軽く、サッと取り出して使えるほうが便利です。
そこで今回レビューするのは、Dreameのコードレススティック掃除機「Dreame S1 Lite」。
最大の特徴は、”約1.1kgという軽さ”と”ペン型スタイル”です。
さらに、最大70AWの吸引力や、家具の下にも入り込みやすい操作性など、軽さだけでなく普段の掃除のしやすさにもこだわったモデルとなっています。
実際にしばらく使ってみたところ、「とにかく軽く、気になった場所をサッと掃除したい」という人に向いている掃除機だと感じました。
一方で、バッテリーの持ちやダストボックスの容量など、気になるところもあります。
この記事では、Dreame S1 Liteを実際に使って分かった使い勝手や吸引力、掃除のしやすさ、気になったポイントなどを詳しくレビューします。
本記事はメーカー様より商品サンプルをご提供頂き、実際に使用して得た感想をもとに作成しております。

(@yuiya_blog)
- 現役の家電開発エンジニア
- 家電メーカー勤務:10年以上
- 家電LIFE運営:6年目
- 家電記事執筆:150記事以上
- WEBメディア監修実績あり
Dreame S1 Liteとは

Dreame S1 Lite は、主にロボット掃除機などを展開するDreameが開発・販売するコードレススティック掃除機です。
特徴は、なんといってもペン型スタイルとその軽さ。本体重量は約1.1kgで、手に持ったときに「軽い」と感じられる重量に仕上げられています。掃除機は床を掃除するときだけでなく、階段や家具の上、ソファなどを掃除するために持ち上げることもあります。そのため、単純な重量の違い以上に、掃除中の負担を左右するのが「持ちやすさ」です。
S1 Liteは、実際に手に持ってみても軽く、グリップも握りやすいため、取り回しの良さを感じました。
Dreame S1 Liteの主なスペック
| 項目 | Dreame S1 Lite |
|---|---|
| 本体重量 | 約1.1kg |
| 最大吸引力 | 70AW |
| 最大運転時間 | 約40分 |
| ダストカップ容量 | 0.16L |
| 充電時間 | 約4時間 |
| フィルター | 3層構造 |
| ヘッド | LED搭載ソフトローラーブラシ |
同梱されている部品類は下記。S1 Lite 本体に加えて、アタッチメントノズルと設置するベースおよび充電器が付属されています。

ヘッドのブラシは、毛が絡みにくいソフト生地ローラーを採用しています。メンテナンス的にはブラシよりも圧倒的に簡単なのが魅力です。

「S1 Lite」と「S1」の違いは?
DreameのS1シリーズには、「S1 Lite」の他に「S1」、「S1 Station」の計3モデルがあります。
3モデルとも共通してスリムなペン型デザインを採用しており、掃除機本体は軽量なのが特徴です。
これらのモデルの大きな違いは、吸引力とゴミ捨ての方法です。下記表にまとめます。
| S1 Lite | S1 | S1 Station | |
|---|---|---|---|
| 吸引力 | 70AW | 80AW | 80AW |
| 本体重量 | 約1.1kg | 約1.1kg | 約1.1kg |
| 最大運転時間 | 約40分 | 約40分 | 約40分 |
| ダストカップ | 0.16L | 0.16L | 0.16L |
| 自動ゴミ収集 | ― | ― | ○ |
| 位置づけ | 軽さ・価格重視 | 吸引力重視 | 自動ゴミ収集付き |
| 公式価格 | 29,800円 | 39,800円 | 59,800円 |
S1とS1 Stationは、掃除機本体の主要スペックが共通しており、ほぼ同じものになります。大きな違いは、S1 Stationには自動ゴミ収集ステーションが付属すること。掃除後に本体をステーションへ戻すと、ゴミを自動的にステーション側へ移せます。ステーションには1.5Lのダストバッグを搭載し、最大50日間のゴミ捨て不要をうたっています。
S1 LiteとS1の違いは「吸引力」
S1 LiteとS1は、どちらも約1.1kgの軽量なPenStyle掃除機です。
大きな違いは吸引力で、S1 Liteが70AWなのに対し、S1は80AW。つまり、軽さや基本的な使い勝手は共通しながら、S1のほうが吸引力を重視したモデルと考えると分かりやすいでしょう。
今回S1 Liteを実際に使ってみた限りでは、70AWでも日常的な掃除には「必要十分」と感じました。そのため、強力な吸引力を最優先するのでなければ、S1 Liteでも十分実用的です。また、価格はS1 Liteの方が安いため、コスパ最優先で考える人はS1 Liteが向いているかもしれません。
S1とS1 Stationは「ゴミ捨て」が最大の違い
S1とS1 Stationは掃除機本体の性能が近いため、選ぶ際のポイントは自動ゴミ収集が必要かどうかです。S1 Stationは掃除が終わったらステーションに戻すだけでゴミを自動収集してくれるため、ゴミ捨ての手間を減らせます。一方、S1は自分でダストカップのゴミを捨てる必要があります。
また、S1 Liteの大きな特徴のひとつが「ゴミ捨て」。ペン型タイプなので、ダストボックスはスティック状の一部になっています。捨て方は簡単で、裏側にあるレバーを下げるだけ。パカッと蓋が開いてそのままゴミ箱へ捨てることができます。取り外したりする必要がないので、余計な手間が無い分カンタンです。


違いをまとめると
- できるだけ安く、軽い掃除機が欲しい → S1 Lite
- 軽さに加えて吸引力も重視したい → S1
- ゴミ捨てまでラクにしたい → S1 Station
という選び方が分かりやすいと思います。
今回レビューしているS1 Liteは、3モデルの中でも「余計な機能を省いて、軽さと扱いやすさを重視したモデル」という位置づけ。実際に使ってみても、軽さや取り回しの良さは非常に魅力的でした。
Dreame S1 Liteを実際に使ってレビュー
ここからは、実際にS1 Liteを使って感じたことを紹介します。
スペックだけでは分からない「持ちやすさ」や「ヘッドの動かしやすさ」「家具の下の掃除のしやすさ」など、普段の掃除で気になるポイントを中心にチェックしました。
実際に持ってみると、やっぱり軽い

Dreame S1 Liteを使って最初に感じたのが、やはりその軽さです。本体を持ち上げた瞬間に「軽い」と感じます。今回は手元にこのサイズの製品を正確に測れる秤がなかったため、実機の重量を独自に測定することはできませんでした。
ただ、実際に掃除機として使ってみても、軽さは明確なメリットだと感じました。
特に便利なのが、床だけでなく、階段や家具の上などへ掃除機を持ち上げるとき。掃除機本体が重いと、こうした場所を掃除するだけでも腕に負担がかかりますが、S1 Liteなら比較的ラクに持ち上げられます。
また、グリップも握りやすく、手に持った状態での操作もしやすい印象です。「掃除機を使うこと自体の負担を減らしたい」人には、この軽さは大きなメリットでしょう。
ヘッドの可動性が広く、方向転換しやすい

軽さだけでなく、ヘッドの動かしやすさもS1 Liteの使いやすいところです。
ヘッドは可動範囲が広く、掃除中に左右へ方向転換するときもスムーズ。家具の脚周りや部屋の隅など、細かく方向を変えながら掃除したい場所でも扱いやすく感じました。
掃除機は吸引力が高くても、ヘッドが動かしにくいと意外とストレスになります。その点、S1 Liteは本体の軽さとヘッドの可動性が組み合わさっているため、「押して、引いて、方向を変える」という一連の動作が軽快です。
ペン型だから家具の下を掃除しやすい

S1 Liteを実際に使っていて、個人的に便利だと感じたのが家具の下の掃除です。
本体がペン型のスリムな形状になっているため、ヘッドを家具の下へ入れたときに、本体側のダストボックスなどが床にぶつかりにくくなっています。そのため、掃除機を低い角度まで倒して家具の下へ差し込んでも、比較的スムーズに掃除できます。
ベッドやソファなどの下を掃除するときは、掃除機本体が家具や床に当たってしまうと意外と扱いにくいもの。S1 Liteなら、ヘッドを家具の下へ入れて、そのまま奥まで掃除しやすい設計です。また、ヘッドにLEDライトを搭載しているので、見にくいホコリも可視化されますし、家具下も照らしてくれます。
「床の見えている部分だけでなく、家具の下までしっかり掃除したい」という人にも使いやすいでしょう。
吸引力は「必要十分」という印象
掃除機としてやっぱり気になるのが吸引力です。
S1 Liteの最大吸引力は70AW。実際に普段の掃除で使ってみたところ、吸引力については「必要十分」という印象でした。もちろん、より強力な吸引力を持つ上位モデルと比べれば、圧倒的なパワーを感じるタイプではありません。
しかし、日常的に床に落ちているホコリや髪の毛、細かなゴミなどを掃除する用途では、特に力不足を感じることはありませんでした。むしろS1 Liteの場合、吸引力だけを追求するというより、軽さや取り回しの良さとのバランスを重視しているように感じます。
「掃除機はとにかくパワーが強くないと嫌」という人よりも、普段の掃除を手軽に済ませたい人に合った性能と言えそうです。
吸引力テスト① フローリング


フローリングの上にコーヒー粉を撒いて吸引力を試してみました。ゆっくり1往復させるだけで綺麗に吸い取ることができました。
板の継ぎ目の隙間にもコーヒー粉の残りはありませんでしたので、この程度のゴミは申し分なく吸い取ることができます。
吸引力テスト② カーペット生地


次に、絨毯のような生地のカーペットを想定して試験してみました。同じくコーヒー粉を撒いて往復してみました。
結果、1往復で8〜9割程度は吸い取ることができ、2〜3往復でほぼ全て吸引できました。起毛の場合だと毛の長さによって差はありますので、根元にのこってしまう場合もあるかもしれせん。
とはいえ、個人的な感覚としては吸引力は必要十分です。
バッテリーは通常使用で約30分という印象



メーカーは「最長約40分」の連続運転時間をうたっています。この最長40分はあくまで弱運転時の連続時間。よって、改めて各運転モードで連続運転時間を測定しました。
実際に普段どおり使ってみたところ、筆者の使用環境では通常使用で30分程度という印象でした。1フロアを掃除するのであれば、それほど困ることはありません。
一方で、1階を掃除したあとにそのまま2階まで移動して、家全体を一気に掃除するという使い方になると、バッテリー残量は少し気になります。
もちろん、部屋の広さやゴミの量、使用するモードなどによって実際の運転時間は変わります。そのため、S1 Liteは、「毎日、1フロアをサッと掃除する」という使い方との相性が良いと感じました。
逆に、広い家を一度に隅々まで掃除したい人は、バッテリー容量を確認しておいたほうがいいでしょう。
運転音は一般的な掃除機と同程度



掃除機を使う以上、運転音も気になるところです。実際に使ってみると、音は「まあ、こんなものかな」という印象。
試しに騒音値を測定してみました。強・中・弱の運転モードで、実際に手に持って掃除する時の耳の位置で測定。およそ70dB前後で、強運転はそれなりに大きい音でした。
ただし、特別に大きな音がするというわけではなく、一般的なコードレス掃除機を使っているときと同程度という感覚です。
Dreame S1 Liteのメリットまとめ
ここまで実際に使ってみて、特に良いと感じたポイントをまとめます。
- とにかく軽くて扱いやすい
- 握りやすく操作しやすい
- ヘッドの可動性が高く家具の下を掃除しやすい
- 「ちょっと掃除したい」ときに使いやすい
軽さはS1 Lite最大のメリットです。手に持った瞬間から軽さを感じますし、実際の掃除でも腕への負担が少なく感じられました。軽いだけでなく、グリップが握りやすいのもポイント。長時間掃除すると、掃除機の重量だけでなく、握りやすさや操作性も疲れやすさに影響します。S1 Liteはその点でも扱いやすく、掃除中のストレスが少ないと感じました。
ヘッドの可動性が高いのもポイント。ヘッドがよく動くので、家具の脚周りや狭い場所でも方向転換しやすいです。「掃除機を押して、引いて、方向を変える」という動作がスムーズなので、部屋をテンポよく掃除できます。
ペン型の本体形状も大きなメリット。本体側のダストボックスなどが床にぶつかりにくいため、掃除機を寝かせるようにして家具の下へ入れやすくなっています。ベッドやソファの下など、普段掃除しにくい場所にもアプローチしやすいです。
そして「ちょっと掃除したい」ときに使いやすい。個人的には、これがS1 Liteの一番大きな魅力だと感じました。「部屋全体を掃除しなければ」と構えるのではなく、「ここにゴミが落ちているから掃除しよう」という感覚で気軽に使えます。軽くて持ち出しやすいので、掃除そのものへのハードルを下げてくれます。
Dreame S1 Liteのデメリットまとめ
もちろん、良いところばかりではありません。実際に使ってみると、いくつか気になるポイントもありました。
- バッテリーはそれほど長くない
- ダストボックスは小さめ
- 運転音は静音タイプではない
バッテリーについてはメーカー公称で最長約40分ですが、実際の通常使用では30分程度という印象。1フロアを掃除するなら十分ですが、1階と2階を続けて掃除するなど、広い範囲を一度に掃除したい場合は注意が必要です。「家全体を一気に掃除する」より「1回の掃除を短時間で済ませる」使い方に向いています。
ダストボックスは小さめの「0.16L」なので大容量とはいえません。こまめに掃除する人なら大きな問題にはなりませんが、何日分ものゴミをまとめて掃除するような使い方には向きません。また、ダストボックスのゴミ捨ては、最初から直感的に操作できるというより、何度か使って慣れていくタイプだと感じました。
運転音は、感覚としては一般的な掃除機と同じくらい。「静かな掃除機」を期待すると、少し違うと感じるかもしれません。「できるだけ静かな掃除機が欲しい」という人には、S1 Liteは特別おすすめできるタイプではありません。
Dreame S1 Liteがおすすめな人

実際に使ってみた印象からすると、Dreame S1 Liteは次のような人におすすめです。
軽い掃除機が欲しい人
何よりも軽さを重視するなら、S1 Liteは有力候補です。
掃除機を持ち上げる機会が多い人ほど、この軽さのメリットを感じやすいでしょう。
毎日こまめに掃除する人
S1 Liteは、短時間の掃除をこまめに行うスタイルと相性が良いです。取り回しがしやすい為、頻繁な掃除でも苦になり難いと思います。
「毎日10分程度、気になる場所を掃除する」といった使い方なら、バッテリー容量もそれほど気になりません。
階段や家具の下を掃除する人
軽くて持ち上げやすく、さらにペン型で家具の下にも入り込みやすいため、床以外の掃除にも向いています。
掃除機の取り回しやすさを重視する人
ヘッドの可動性も高く、方向転換しやすいので、掃除機をスイスイ動かしたい人にもおすすめです。
逆に、こんな人には向かないかも
一方で、以下のような人はS1 Liteよりも別のモデルを検討したほうがいいでしょう。
家全体を一気に掃除したい人
1階と2階を連続して掃除するなど、広い範囲を一度に掃除したい場合は、約30分という実使用時間がネックになる可能性があります。
大容量のダストボックスが欲しい人
ゴミを何度も捨てるのが面倒な人には、0.16Lという容量は少し物足りないでしょう。
とにかく吸引力を重視する人
S1 Liteの吸引力は日常の掃除には十分ですが、「とにかく最強の吸引力が欲しい」という人向けの製品ではありません。
S1 Liteは、吸引力だけではなく、軽さ・操作性・取り回しの良さとのバランスを重視した掃除機です。
よくある質問【FAQ】
- Dreame S1 Liteの吸引力は弱くない?
-
最大70AW。実際に使った感覚では、日常のホコリや髪の毛などを掃除するには「必要十分」。
- バッテリーはどのくらい持つ?
-
メーカー公称は最大40分。実際の通常使用では約30分という印象。1フロアなら十分だが、1階+2階を連続して掃除する場合は注意。
- S1 LiteとS1の違いは?
-
S1 Liteは70AW、S1は80AW。基本的な軽さや使い勝手は近く、S1のほうが吸引力を重視したモデル、と簡潔に回答。
- ダストボックスは小さい?
-
0.16Lなので小さめ。こまめな掃除には問題ないが、広い範囲を一度に掃除する場合はゴミ捨ての回数が増える可能性あり。公式仕様でも0.16L。
- 音はうるさい?
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感覚としては一般的な掃除機と同程度。「静かな掃除機」というほどではない。後で実測値を追記。
- S1 Liteはどんな人におすすめ?
-
軽さ、取り回し、気軽さを重視する人。毎日こまめに掃除したい人との相性が良い。
Dreame S1 Liteレビューまとめ

Dreame S1 Liteを実際に使ってみて感じた最大の魅力は、扱いやすさでした。本体が軽いだけでなく、握りやすく、ヘッドの可動性も高い。さらにペン型の形状によって家具の下にも入り込みやすく、普段の掃除をスムーズに行えます。吸引力も日常の掃除には十分。
一方で、通常使用でのバッテリー持ちは約30分という印象で、ダストボックスも0.16Lと小さめです。そのため、S1 Liteは「一度に家中を徹底的に掃除する掃除機」というより、「軽さを生かして、気になったときにサッと掃除する掃除機」と考えると、その魅力が分かりやすいでしょう。
掃除機を使うこと自体が負担になっている人や、毎日こまめに掃除したい人にとって、S1 Liteの軽さは大きな武器になります。
「掃除機は重いもの」というイメージを変えてくれる、取り回し重視のコードレススティック掃除機です。

