「Amazfit Active 2って実際どうなの?」「他のスマートウォッチと何が違うの?」そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
本記事では、Amazfitから2025年に発売された多機能スマートウォッチ『Amazfit Active2』を実機レビューで紹介します。
Amazfit Active 2は約2万円で初心者でも手を出しやすい価格に設定されています。その上、高性能な健康管理機能や運動管理機能を搭載し、独自AIを採用した音声操作や通話も可能な多機能ハイコスパモデルです。
本記事では、Amazfit Active 2のレビューを通じて、機能や使い心地、メリット・デメリットを初心者にもわかりやすく解説します。
今回は製品サンプルを提供して頂きました。とは言え、忖度無しのレビューで良いとのことでしたのでメリットもデメリットも正直にレビューしていきます。
本記事はメーカー様よりサンプルを提供して頂いて作成しております。

(@yuiya_blog)
- 家電開発エンジニア
- 家電LIFE 管理人
- 家電ブロガー/5年目
- WEBメディア 監修実績あり
Amazfit Active 2はこんな人におすすめ!
最初に、結論としてAmazfit Active 2がどんな人におすすめなのかをまとめます。
- 高級感のある外観にこだわりたい人
- 健康データ・運動データを徹底管理したい人
- キズが付きにくい丈夫さを求める人
- 音声操作をしたい人
Amazfitとは
Amazfit(アマズフィット)とは、中国の『Zepp Health Corporation』という会社が展開しているスマートウェアラブルデバイスブランドです。
中国のメーカーではありますが、Zepp Health CorporationはNY証券取引所にも上場している信頼性の高い企業です。日本国内でも大手家電量販店やAmazon公式店舗、楽天市場店など約1,200以上の店舗で取扱いがあって購入することが可能です。
Amazfitというブランドについてもっと知りたい人は下記記事で個別に紹介しています。信頼性など気になる方はぜひチェックしてみてください。

Amazfit Active 2の概要

Amazfit Active 2は2025年に発売され、機能性とデザイン性を両立したスマートウォッチです。
Amazfitシリーズの中では、エントリーモデルの位置付けで価格としては約2万円で購入できます。2万円とは思えないほど高級感が溢れるデザインとなっていて、機能面も健康管理からナビゲーション機能まで幅広く対応、日常生活にもアクティブシーンにもマッチします。
また、『スタンダードモデル』と『プレミアムモデル』の2種類がラインナップされています。今回は、プレミアムモデルを用いてレビューします。
基本スペック
製品名 | Amazfit Active 2 |
---|---|
サイズ | 約43.9×43.9×9.9mm(心拍ベース除く) |
(バンド除く) | 重量プレミアムver:約31.56g スタンダードver:約29.5g |
ディスプレイサイズ | 1.32インチ (353ppi、466×466) |
OS | Zepp OS 2.0 |
対応デバイス | Android 7.0 以上、iOS 14.0 以上 |
バッテリー容量 | 270 mAh(標準値) |
通信方式 | Bluetooth 5.2 BLE |
バンドの材質 | プレミアムver:レザー、シリコン スタンダードver:シリコン |
バンド幅 | 20mm |
画面の素材 | HD AMOLED |
タッチスクリーン | プレミアムver:サファイアガラス スタンダードver:2.5D強化ガラスと指紋防止コーティング |
耐久性(防水) | 5ATM |
プレミアムモデルは、サファイアガラスとレザーバンドを採用し、高級感と耐久性を重視した設計。
一方、スタンダードモデルは、シリコンバンドと強化ガラスを使用し、軽量でスポーティなデザインが特徴。両モデルともに、健康管理機能やGPS、音声アシスタントなどの基本機能は共通しており、ライフスタイルや使用シーンに応じて選択できます。
センサーの種類など詳細仕様は以下の『Amazfit日本公式サイト』にてチェックしてみてください。

主な特徴
- 音声アシスタント「Zepp Flow」
- オフラインマップ機能
- AMOLEDディスプレイ搭載
- 通話やLINEなどの通知も可能
音声アシスタント「Zepp Flow」
ChatGPT-4oをベースとした日本語対応のAI音声アシスタント「Zepp Flow」により、タッチ操作なしで多くの機能が音声で操作可能です。質問を問いかければ回答してくれますし、リマインダー設定やメッセージ確認、天気チェックなどがハンズフリーで行えるので操作性が向上します。
オフラインマップ機能
スマートフォンがなくても使えるオフラインマップ機能を搭載し、ランニングやハイキングなどアウトドアでの利用に最適です。GPSの測位精度も高く、ルートの記録やナビゲーションもスムーズに行えます。アプリ側で特定のエリアの地図データをダウンロードすることで使用できます。
AMOLEDディスプレイ搭載
Amazfit Active 2は1.32インチのAMOLEDディスプレイを搭載し、解像度は466×466、最大輝度は2,000nitと非常に高く、屋外でも画面がくっきり見えます。視認性の高さと色鮮やかな表示が特長で、日常でも運動中でも快適に情報を確認できます。
通話やLINEなどの通知も可能
スマートフォンの通知をリアルタイムで受け取り、LINEへの簡単な返信も可能。ビジネスシーンでも活躍し、スマホを取り出さなくても大事な連絡を逃しません。「Zeppflow」でAIによる返信文の返答もできます。通話の通知やカレンダーとの連携も対応しています。
前作「Amazfit Active」との仕様比較
Amazfit Active2は、エントリーモデルである『Amazfit Active』の後継機種になります。前作とのスペックを比較します。
実際に使用している中で違いを感じやすい変化点の一つは最大輝度。前作では輝度600nitだったのに対し、今作は2,000nitと3倍以上明るくなりました。輝度の違いを特に感じやすいのは、昼間の屋外など日差しが差し込む時。前作でも最大輝度600nitまで明るくすることで十分視認できましたが、より明るく見やすくなります。
また、ハード的な違いではタッチスクリーンと本体の材質が大きな変化点。前作よりも強固な仕様となり、キズが付きにくく耐久性が高くなりました。
その他、センサーの精度向上やスポーツモードの種類増加などは既定路線。細かいところでユーザビリティの向上を実現し、かつ価格はほとんど変わらないのが嬉しいポイントです。

Amazfit Active 2|開封レビュー

実際に製品を開封してレビューしていきたいと思います。今回ご提供頂いたのはプレミアムモデルです。
Amazfit Active 2では100%リサイクル可能なパッケージにこだわっているとのこと。
付属品

- Amazfit Active 2本体
- バンド
- 充電器
- 取扱説明書
相変わらずAmazfitの付属品はこれだけ。個人的には余計な広告などが無くシンプルで好印象です。バンドについては、プレミアムの場合のみ、レザーとシリコンの2種類が入っています。
外観デザイン

Amazfit Active 2の外観はパッと見ると普通の円形型腕時計。スーツなどフォーマルな服装にもマッチしそうなデザインです。
物理的なリューズはありませんが、いわゆる「スマートウォッチ感」は良い意味であまり無いです。

裏面はシンプル。樹脂部はほとんどなく、ステンレススチール製の本体が高級感を醸し出します。中央部にセンサーと充電端子。バンドの根元は脱着用が可能となっています。

右側面は押し込み式のボタンが2つ。オレンジのラインが入っているのが電源ボタン。物理的なリューズはありません。

反対側の側面にはボタンは無く、スピーカーの穴のみがあります。
ストラップバンド


プレミアムverでは上質なレザーのベルトです。最初は若干硬めですが、肌に触れた感じに違和感はありません。シリコンのバンドも同梱されていますが、そちらは一般的なスマートウォッチのベルトと何ら変わりません。
ディスプレイ

ディスプレイの大きさは1.32インチ。数値上は前作よりも少し小さいですが、初見から表示類はかなり見やすい印象。ラウンドタイプとしてはちょうど良い大きさだと思います。

前作のAmazfit Activeと比較するとこんな感じ。数値上は小さいはずなのに、なぜか今作の方がディスプレイが大きく見える気がします。
実際の重さ

実際に重さを測ってみると、バンドを含めた重さは42gで仕様通りの重さ。着けてみても重く感じませんが、特段軽くも無いです。
充電器

Amazfit Active 2では充電用ケーブルは付属されていません。最初はケーブルの入れ忘れかと驚きました。別途USB Type-Cケーブルが必要となります。

前作のAmazfit Activeでは専用充電ケーブルになっていましたが、Active 2ではType-Cケーブルが使用でき、余計なケーブルを減らすことができるので、個人的にはむしろメリットだと思います。
アプリ連携
他のAmazfitシリーズと同じく、『Zeppアプリ』をインストールすればAmazfit Active 2と連携できます。アプリで各種設定や測定結果の詳細をチェックすることが可能。
Zeppアプリとの連携は、Amazfit Active 2を初期起動時に表示されるQRコードをスマホで読み込み、アプリをインストールします。その後は表示される指示に従って進むだけで簡単に連携できます。他にもAmazfitデバイスを使用していれば共通管理ができます。
Amazfit Active 2|使ってみて感じたメリットとデメリット
実際に1ヶ月ほど使用してみて感じたメリットとデメリットについても紹介します。
Amazfit Active 2のメリット
- 健康機能と運動管理機能は申し分なし
- サイズ感がベスト
- 価格に反した高級感が凄い
健康機能と運動管理機能は申し分なし

前作と変わらず、健康に関する機能は申し分ありません。むしろ機能が多くて活かしきれない人がほとんどかと思います。
代表的なレディネス機能や睡眠管理、血中酸素など個人的に普段使用する管理機能については、これ以上求めるものはありません。それぐらい洗練されています。運動モードも同様で、オフラインマップ機能が加わったことで更に満足度が上がりました。
サイズ感がベスト
ラウンド型スマートウォッチではサイズ感が合わないことが多いのですが、Amazfit Active 2はちょうど良かったです。腕が細めの人にとってラウンド型はしっくりこない場合もあります。
しかし、Amazfit Active 2は画面の表示は見やすいままコンパクトさを実現していることで、細めの私でも着けていて不快感が全くありません。
価格に反した高級感が凄い
そして一番強く感じたのは、質感とデザインによる高級感。どの角度から見ても2万円程度のスマートウォッチには見えません。その証拠に、周囲の人からも「そのスマートウォッチ高そう」と声を掛けられました。機能面だけでなく、外観面として満足度が高いです。
Amazfit Active 2のデメリット
- ディスプレイ表面が滑りにくい
- 有料文字盤が増えた
ディスプレイ表面が滑りにくい

サファイアガラスの影響なのか、指でタッチ操作するときに少し滑りにくさを感じます。ソフトウェア的にはサクサク動くのですが、物理的に少しつっかえる感じがあります。
前作モデルや他のスマートウォッチと比較しない限りは分からないレベルですが、前作を使っていてActive2に切り替えると僅かな差を感じると思います。とは言え、大したデメリットでもないですが。
有料な文字盤が増えた



文字盤の種類を見ていると、無料で使える文字盤の数が減っていました。デザインが良いなと思った文字盤も有料で、前作より無料で選べる選択肢が少ないのが残念なところ。全体の種類数が多いだけに、もう少し無料版を増やしてもらえるとスマートウォッチを使うことの楽しみも増えるかと思います。
Amazfit Active 2のまとめ
Amazfit Active2について、デザイン、機能、実用性の観点からレビューしました。日常使いからアクティブなライフスタイルまで、幅広いニーズに応える製品であることがわかります。
最後に改めて注目すべきポイントをまとめると以下の通りです。
- 高級感のあるデザインと快適な装着感
- 明るく見やすい2,000ニトのAMOLEDディスプレイ
- 心拍数・睡眠・ストレス測定など健康管理機能の充実
- 高精度GPSと便利なオフラインマップの活用
- Zepp Flowによる直感的な音声アシスタント操作
- LINE返信やBluetooth通話が可能な通知・通話機能
- 10日以上持続する優れたバッテリー性能
価格帯を考慮すると、機能性・デザイン・使い勝手のバランスは非常に優秀です。スマートウォッチを初めて購入する方にも、買い替えを検討している方にも、Amazfit Active2は満足度の高い選択肢になると思います。ライフスタイルに合った使い方を見つけて、日常をより便利に快適にしてみてください。