「スチーム式の加湿器は電気代が高いというけど本当?」、「実際の電気代はどのくらいかかる?」などといったスチーム式加湿器の疑問を持たれる方も多いです。
そんな電気代が高いというデメリットから購入を迷っているという人へ、実際にかかる電気代の目安と、スチーム式がコスパ最強と言えるだけのメリットを徹底解説します。
電気代が高いことがデメリットとされるスチーム式の加湿器。他にも蒸気が高温になるのでやけどしやすいなどの弱点があります。
しかし、加湿能力の高さや衛生面、お手入れのしやすさなどのメリットと価格の安さを考慮すると実はスチーム式はコスパ最強の加湿器と言えるだけの魅力があります。
さらに、コスパ最強の加湿器のおすすめ商品をおしゃれと小型タイプに分けて紹介。他の気化式や超音波式で迷っている人にも参考になる内容です。
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スチーム式加湿器とは
スチーム式加湿器とは、ヒーターで水を加熱して沸騰させることで、水蒸気を空気中に放出するタイプの加湿器です。
やかんやポットでお湯を沸かすのと同じ原理で、構造的にもシンプルです。
水を沸騰してから放出するため、菌が繁殖するリスクが少なく衛生的に優れているのが特徴の一つ。
他の気化式や超音波式に比べて加湿量が多く、大量の蒸気によって短時間で湿度を上げることができます。家庭用の加湿器として求められる性能としては最強と言えます。
スチーム式加湿器のデメリット
高温になるのでやけどに注意
吹き出す蒸気や吹き出し口は高温になるので、触れてしまうとやけどしてしまう可能性があります。
沸騰した水は100℃近くまで上昇するので高温になるのはやむを得ません。ただし、すべてのスチーム式加湿器が100℃近い蒸気を吹き出すかというとそうではありません。
モデルによっては実際に吹き出す箇所での蒸気温度は、空気と混合されることで熱が冷めるため、蒸気の温度はおよそ60℃程度になります。
『nite(独立行政法人 製品評価技術基盤機構)』がリリースした資料「熱い蒸気と内部の湯に注意」によれば、吹き出し口の蒸気温度を計測すると90℃程度であった一方、モデルによっては60℃程度まで抑えられていることが報告されています。
実際にはモデルによって吹き出し温度は異なります。触れた際のやけどが怖いという人は、蒸気温度が何度なのか明記されているものを選ぶことをおすすめします。
吹き出し温度が明記されている加湿器は、メーカー側としてもやけどし難いように気を配って設計されているものが多い為です。下記に実際に温度について表記されている例を紹介します。
沸とうさせたきれいな蒸気を、約65℃まで冷ましてお部屋を加湿します。
引用元:ZOJIRUSHI-スチーム式加湿器/EE-RP35、EE-RP50
蒸気の吹出し温度は、送風ファンにより空気とミキシングされ55℃以下ですから、ヤケドの心配はなく安全です。
引用元:三菱重工サーマルシステムズ-よくあるご質問 スチーム蒸発式加湿器「取り扱い方法・お手入れについて」
部屋の温度が上昇する
スチーム式は高温の蒸気を放出するので、部屋の温度がわずかに上昇します。夏場のように室温を上げたくない状況ではデメリットになります。
ただし、冬場であれば室温が上がるのはメリットに変わります。気化式や超音波式の加湿器では、加湿によって室温が下がりがちになります。
その点スチーム式加湿器では、室温を安定させながら加湿できるので冬場にしか使用しない家庭にとっては大きなメリットと言えます。
室温が上昇することは季節や環境によってデメリットであり、逆にメリットでもあります。加湿器は冬場に使うケースが多いことから、メリットと考える方が通常かもしれません。
加湿量が多過ぎると結露してしまう
スチーム式加湿器は一度に多量の水蒸気を放出します。加湿スピードが速い分、湿度が上がり過ぎて窓や壁が結露してしまうことがあります。
加湿し過ぎが良くないのはスチーム式に限ったことではありません。水蒸気を空気中へ放出している訳なので、どうしても冬場の窓辺など温度が低い箇所では結露してしまいます。
部屋の湿度を測定して自動で調整できる機種ならあまり心配は要りませんが、停止スイッチを押すまで加湿し続けるモデルでは注意が必要。気づいたら部屋が結露でビショビショに濡れていたということもあります。
加湿器による結露を防ぐ方法
加湿器の使用による結露を防ぐには以下の対策があります。
- 加湿器の置く場所を変える
- 室内温度を上げすぎない
- 窓そのものに結露対策をする
結露してしまう原因は、加湿し過ぎだけではありません。
加湿器の置く場所が悪いと、加湿する為に放出されて蒸気が窓辺などで冷やされてしまい結露となってしまうことも。これは加湿器の効果が最大限発揮できていないということにもなります。
まずは加湿器の設置場所を工夫し、それでも結露が激しい場合は加湿し過ぎと言えるので、こまめに消す必要があります。また、自動で調整してくれる機種を選べば気にせず加湿できるのでおすすめです。
加湿器の結露を防ぐ方法として、『窓リフォーム研究所』様が参考になる記事を公開されているのでチェックしてみて下さい。
電気代が高い
スチーム式加湿器の一番のデメリットは、電気代が高いこと。
仕組み的に、電気でヒーターを加熱しながら水を蒸発させるので、常に一定の電力を消費します。他の気化式や超音波式などと比較しても消費電力が高いです。
加湿方式ごとの消費電力(最大)めやすを比べると以下のようになります。およそ6~8畳程度の機種を参考にまとめた数値となります。
加湿方式 | 消費電力(最大)めやす |
---|---|
スチーム式 | 250~350W |
気化式 | 10~30W |
超音波式 | 20~30W |
ハイブリッド式 | 10~100W |
機種によって消費電力は大きく異なりますが、ざっくりとした大小関係を示すとこれほどの差があります。
実際に掛かる電気代としてはいくらくらいになるのか、次で見ていきます。
スチーム式加湿器の電気代を計算
スチーム式の加湿器は、機種によって立ち上げ時の消費電力と加湿時の消費電力が異なることがあります。今回は立ち上げ時の消費電力は割愛し、安定時にかかる消費電力から電気代を計算します。
電気代の計算結果をまとめると下記のようになりました。
適用床面積に比例して電気代が高くなり、最も加湿器として多いサイズの6畳タイプでは一か月の電気代はおよそ3,000円程度でした。
アイリス KSHM-120RA-W | 象印 EE-RR35 | スリーアップ ST-T2127WH | |
---|---|---|---|
適用床面積(木造) | 2畳 | 6畳 | 19畳 |
1か月の電気代 | 888円 | 2,708円 | 4,884円 |
電気料金の1kWあたりの単価は、2023年9月時点の東京電力(従量電灯B)の36円60銭≒37円として計算します。
計算例1)アイリスオーヤマ KSHM-120RA-W
適用床面積 | 木造2畳 |
消費電力(加湿時) | 100W |
1時間当たりの電気代は、100W÷1,000×37円/kWh=3.7円
1ヶ月当たりの電気代は、3.7円×8時間×30日=888円
計算例1の場合)1ヶ月の電気代:約888円
計算例2)象印 EE-RR35
適用床面積 | 木造6畳 |
消費電力(加湿時) | 305W |
1時間当たりの電気代は、305W÷1,000×37円/kWh=11.285円
1ヶ月当たりの電気代は、11.825円×8時間×30日≒2,708円
計算例2の場合)1ヶ月の電気代:約2,708円
計算例3)スリーアップ ST-T2127WH
適用床面積 | 木造19畳 |
消費電力(加湿時) | 550W |
1時間当たりの電気代は、550W÷1,000×37円/kWh=20.35円
1ヶ月当たりの電気代は、20.35円×8時間×30日≒4,884円
計算例3の場合)1ヶ月の電気代:約4,884円
【比較】気化式・超音波式・ハイブリッドの電気代はどのくらいか
比較対象となる、気化式や超音波式、ハイブリッド式の加湿器は電気代がどのくらいになるのかも実際に計算してみます。
ここでは、実際に各タイプで人気の加湿器を例にとって計算し、1か月の電気代を比較します。適用床面積が異なる比較にはなりますので参考として考えてください。
項目 | 気化式 | 超音波式 | ハイブリッド式 (加熱×気化式) | ハイブリッド式 (加熱×超音波) |
---|---|---|---|---|
適用床面積(木造) | 12畳 | 5畳 | 12畳 | 6畳 |
消費電力 | 19W | 22W | 290W | 40W |
1か月の電気代 | 169円 | 196円 | 2,575円 | 355円 |
気化式の場合
パナソニックの気化式加湿器『FE-KXW07』で計算してみます。
適用床面積 | 木造12畳/鉄筋19畳 |
消費電力(加湿時) | 最大(お急ぎモード):19W |
1時間当たりの電気代は、19W÷1,000×37円/kWh=0.703円
1ヶ月当たりの電気代は、20.35円×8時間×30日≒169円
超音波式の場合
アイリスオーヤマの超音波式加湿器『UHM-280S-W』で計算してみます。
適用床面積 | 木造5畳/洋室8畳 |
消費電力(加湿時) | 22W |
1時間当たりの電気代は、22W÷1,000×37円/kWh=0.814円
1ヶ月当たりの電気代は、0.814円×8時間×30日≒196円
ハイブリッド式(加熱×気化式)の場合
ダイニチのハイブリッド式(加熱×気化式)加湿器『HD-RXT723』で計算してみます。
適用床面積 | 木造12畳/洋室19畳 |
消費電力(加湿時) | 290W |
1時間当たりの電気代は、290W÷1,000×37円/kWh=10.73円
1ヶ月当たりの電気代は、10.73円×8時間×30日≒2,575円
ハイブリッド式(加熱×超音波式)の場合
アイリスオーヤマのハイブリッド式(加熱×超音波式)加湿器『KHDK-35-W』で計算してみます。
適用床面積 | 木造6畳/洋室10畳 |
消費電力(加湿時) | 40W |
1時間当たりの電気代は、40W÷1,000×37円/kWh=1.48円
1ヶ月当たりの電気代は、1.48円×8時間×30日≒355円
スチーム式の電気代と、気化式・超音波式・ハイブリッド式の適用床面積に対する電気代と比較すると、確かに電気代が高いことが分かる。
スチーム式加湿器の節約方法
湿度調節機能付きの加湿器を使う
湿度設定が可能な加湿器を使うことが節電に大きく影響します。
湿度設定ができる加湿器は、部屋の湿度を検知して自動で湿度調節をします。部屋の湿度が設定した湿度まで到達すれば、加湿パワーを抑えて運転したり、一時的に加湿を停止したりします。
そのため、必要以上に部屋を加湿することが無くなるので、余計な電力消費も抑制ですます。湿度調節できない機種だと、水が無くなるか、もしくは運転停止を押すまで加湿し続けてしまいます。
部屋の広さに適した加湿器を使う
部屋の広さに応じた、加湿能力を持つ機種を使うことがまず大切になります。
加湿能力が足りない加湿器で広い部屋を加湿するとなると、いつまでも設定した湿度まで上がらず、加湿器自体もフルパワーで運転し続けます。
加湿器の適用床面積が実際の部屋の広さに適しているのかチェックしましょう。もし足りない場合や、これから加湿器を購入するのであれば、実際の部屋よりも少し大きめの適用床面積のものを選ぶことをおすすめします。
加湿モードを切り替える
湿度設定ができない加湿器においては、加湿パワーを切り替えられるのであれば、弱いモードで運転することで消費電力を抑えることができます。
加湿パワーの弱いモードに切り替えれば加湿力も当然弱まりますが、自分の近くに置いて加湿する際やちょっとだけ加湿できれば良いというケースであれば、できる限り弱運転で加湿する方が電気代はお得になります。
置き場所を工夫する
加湿器の置く場所によって加湿効果が変化するため、結果的に電気代にも影響します。
- 部屋の隅より中央付近
- 窓から離れた位置
- 気流を活用する
- できるだけ高い位置
部屋の隅っこよりは中央付近に設置した方が加湿効率は高まりますし、窓辺付近では結露してしまうので窓からは離れた位置に置く方が無駄なく湿度を上げられます。
他にも、エアコンの風が当たる位置に置くと一緒に加湿された空気を運んでくれるので、部屋全体をムラ無く加湿できます。扇風機やサーキュレーターを併用することも効率アップに繋がります。
置く高さはできるだけ床から離した位置にした方が効率的に部屋全体を加湿できます。床付近は室温が低くなるため、湿度を高く検知してしまう場合があります。部屋の湿度を正しく検知できないことで必要以上に加湿してしまったり、反対に加湿量が不足したりしてしまいます。
いかに効率よく加湿するかが、結果的に電気代に繋がります。
スチーム式以外のフィルターを使う加湿器では、空気を吸い込むフィルターを定期的に掃除することで最大効率を維持することができます。
スチーム式加湿器のメリット4つ
スチーム式のデメリットと把握したところで、改めてスチーム式加湿器のメリットを見てみます。
- 加湿能力が高い
- 衛生的で清潔
- お手入れが簡単
- 室温が下がりにくい
加湿能力が高い
スチーム式は加湿能力が高く、短時間で多量の水分を大気中へ放出します。
水を沸騰させ蒸気として加湿するので、室温に影響を受けにくく安定した加湿が可能。気化式や超音波式では室温が低い時はどうしても気化スピードが低下します。
同じ加湿量が表記されていたとしても、室温や環境によって加湿能力は前後します。寒い冬が最も加湿器が使われることを考慮すると、気温が低くても加湿能力を維持できるスチーム式は優秀であると言えます。
衛生的で清潔
スチーム式は加湿するにあたって水を沸騰させます。そのため、水に細菌が繁殖することを抑制し、綺麗な蒸気を放出します。
加湿器で注意しなければいけない細菌の一つがレジオネラ菌ですが、レジオネラ菌は60℃×5分間で死滅するとのこと。(参考文献:厚生労働省-レジオネラ症)
他にも、加湿器の各タイプによって細菌の繁殖具合を調査した研究結果では、加熱式(スチーム式)以外のすべての方式では微生物が検出されて空気中へ飛散していることが分かっています。(参考文献:[日サ会誌 2019; 39: 65-71]家庭用加湿器における微生物の検討)
加えて、スチーム式は構造的にフィルターがありません。加湿フィルターは長時間に渡って水を含み続けるため、細菌類が繁殖しやすいという欠点があります。その点、スチーム式は細菌が繁殖しやすい媒体が無いことからも衛生的であると言えます。
よって、スチーム式は最も衛生的に優れた安全性の高い加湿器なのです。
お手入れが簡単
スチーム式は加湿器の中でも構造がシンプルで、部品数も少ないのでお手入れするのも簡単です。
スチーム式加湿器を使っていると、内部に汚れが付着します。しかし、これらの汚れは水道水に含まれるミネラルや金属イオンが主な原因です。白く固まったものはカルキで、このまま使用を続けても特に問題ないようです。
ただそうは言っても汚れが付着したり、水道水の成分由来の変色もしたりするのでお手入れは必要です。
スチーム式加湿器のお手入れ方法
一般的に加湿器の掃除にはクエン酸を使うことが推奨されています。
お手入れ用の「洗浄モード」がある加湿器は、洗浄モードで運転させます。
外して洗えない部品は、クエン酸水を染み込ませた布巾で軽く汚れを拭き取ればOKです。
加湿器のお手入れ方法は加湿方式によって少し違います。各タイプごとのお手入れの仕方はダイニチ工業の下記ページをチェックしてみてください。
お手入れする頻度
スチーム式加湿器のお手入れは、2週間~1ヶ月に1回程度行うことが推奨されています。
スチーム式は細菌が放出されにくいのでお手入れしないと危険かと言うと実際はそうではありません。ただし、内部や吹き出し口にカルキ等が付着すると、加湿能力が低下してしまいます。
最低でも1ヶ月に1回を目安に考えておくことをおすすめします。
室温が下がりにくい
高温の蒸気を放出することで、室温を下げにくいというのもスチーム式のメリットの一つ。
加湿器を使用するシーズンとして断然多いのが冬場の寒い時期。太平洋側地域はただでさえも乾燥する気候であるのに加え、室内は暖房によって室温だけが上昇し、相対湿度は低下します。
暖房によって乾燥するから加湿器を使用するのに、加湿で室温を下げてしまっては元も子もありません。その点でスチーム式であれば、室温を下げにくいので寒い冬場に強いのです。
室温が上がるか実験してみた
- 部屋の広さ:6畳
- 外気温:25℃
- 目標の湿度:+5%(相対湿度)
- エアコンなどの空調機器はオフ
- 開始時の室温は安定した時の温度
エアコンなどの空調機器を停止した6畳の部屋で、スチーム式の加湿器を使って湿度が目標値に上がるまで運転させ、室温の変化を確認した。
加湿を開始してからおよそ1時間30分で、湿度47%から湿度53%まで+5%上昇した。
その結果、1時間半の間に室温は25℃から27℃まで+2℃上がることを確認。
項目 | 開始前 | 加湿後(+5%) |
---|---|---|
室温 | 25℃ | 27℃ |
相対湿度 | 47% | 53% |
環境によって湿度や室温も大きく変わるが、確かにスチーム式では高温の蒸気によって室温が上昇することが確認できた。湿度が高くなったこともあるが、体感温度としてもかなり暑く感じられるまでになった。
スチーム式はコスパ最強!
加湿能力が高くて清潔、かつお手入れが簡単、そして室温が下がらないというこれらの特徴は、加湿器に求められる主な性能ほぼすべてを満たしていると言えます。
電気代が高いというデメリットはありますが、スチーム式加湿器にはそれ以外の魅力がかなり大きいです。それだけのメリットがある上に、価格はハイブリッド式ほど高くはありません。
つまり、コスパという面で考えても、スチーム式はコスパ最強の加湿器だと断言します。
おしゃれなスチーム式加湿器のおすすめ【3選】
プラスマイナスゼロ XQK-Z210
適用床面積 | 木造6畳/洋室10畳 |
加湿能力 | 標準時:約350ml/h/長時間モード:約100ml/h |
消費電力 | 標準時:290W/長時間モード:100W |
タンク容量 | 約2.0L |
見た目から加湿器と判断するには難しいプラスマイナスゼロの加湿器。デザインは静かに佇む水瓶をイメージしたとのこと。バケツのような本体に給水タンクが内蔵されています。
操作スイッチは一つのみで簡単に操作でき、それがデザインとしてもシンプルで好印象です。運転モードは標準モードと長時間モードの2種類あるので、加湿量を優先したい場合と消費電力を優先したい場合とで使い分けることが可能。
また、取り外しが可能なアロマポットがあるので、リラックスしたい場合にはアロマオイルを垂らすだけでアロマデフューザーとしても使用できます。
スリーアップ ST-T2270BK
適用床面積 | 木造5畳/洋室8畳 |
加湿能力 | 600ml/h |
消費電力 | 260W |
タンク容量 | 約3.0L |
おしゃれなダストボックスのようなデザインのスチーム式加湿器。シンプルで無駄がない設計にこだわって作られています。
中のタンクには、電気ポットの技術を応用したフッ素加工を施し、広口タンクでお手入れがしやすいのも魅力。湿度設定やタイマー設定も可能。操作部はLEDで表示されていて視認性も良く使いやすさも考慮した設計。
チャイルドロックや空焚き防止機能、転倒時もこぼれにくい構造となっているので安全性にもこだわったユニバーサルデザインの加湿器です。
山善 KS-J242(B)
適用床面積 | 木造8.5畳/洋室14畳 |
加湿能力 | パワフル:500ml/h/標準:300ml/h |
消費電力 | パワフル:350W/標準:220W |
タンク容量 | 2.4L |
上から注げるタイプのおしゃれなスチーム式加湿器。タンクの間口が広いので水を注ぎやすく、内部のお手入れもしやすいのが嬉しいポイント。
加湿量はパワフルモードと標準モードの切り替えが可能。電源スイッチの横にあるスイッチで切り替えを行います。操作スイッチはこの二つのみなので操作が簡単。
電源プラグはマグネットプラグなので、もし電源コードに引っかかった場合でも本体からプラグが外れ、本体が転倒したり高温の水がこぼれる心配もありません。デザインも安全性も備えた加湿器です。
小型のスチーム式加湿器のおすすめ【3選】
アイリスオーヤマ AHM-H12B-C
適用床面積 | 木造2畳/洋室3畳 |
加湿能力 | 120ml/h |
消費電力 | 100W |
タンク容量 | 1.3L |
コンパクトかつ超低価格で購入できるアイリスオーヤマの加湿器。スチーム式加湿器の中でもトップクラスに安いですが、小さめの部屋であればしっかり加湿できます。
本体が小型ですが給水タンクの容量は1.3L入るので、一度の給水で約11時間も継続して加湿できるのが魅力。タンクの水が無くなれば自動で運転を停止するので空焚きすることはありません。
アロマオイルを滴下するポケットもあるので、気分転換したい時にはアロマディフューザーとして使用できるのも嬉しいポイント。必要最低限の機能を備えたコスパの高いコンパクト加湿器です。
ツインバード SK-E961W
適用床面積 | 未記載 |
加湿能力 | 約150ml/h |
消費電力 | 130W |
タンク容量 | 1.2L |
卓上サイズのコンパクトなスチーム式加湿器。設置面積はA5サイズ以下で、デスクの上に置いても邪魔にならないパーソナルサイズです。
給水タンクは抗菌仕様になっているので衛生面でもしっかりこだわって作られています。アロマオイルにも対応可能、作業中にリラックスしたいときにも活躍します。
本体カラーは3色から選べます。勉強する時や仕事する時、すぐ近くに衛生的にも安全な加湿器を置きたいという人におすすめです。
スリーアップ デュードロップM
適用床面積 | 未記載 |
加湿能力 | 120ml/h |
消費電力 | 110W |
タンク容量 | 1.2L |
外観のデザインは超音波式加湿器のようなフォルムのデュードロップ。スチーム式加湿器としては珍しいくらいの可愛らしさが特徴。
電源をオンにするとLEDライトが点灯しておしゃれさを倍増してくれます。ただし、LEDは任意でオンオフできないのがデメリット。それでも間接照明としての役割も果たせるので便利です。
本体のカラーはホワイトとミントグリーンの2色から選択できます。コンパクトでかつおしゃれなスチーム式加湿器が欲しい方に最適です。
まとめ:スチーム式はコスパ最強の加湿器である
スチーム式加湿器は仕組みこそシンプルでやかんのような加湿器ですが、加湿能力・衛星面・価格面をトータル的に考えてもコスパに優れた加湿器です。
電気代が高いといったデメリットはあるものの、加湿モードの切替えや設置場所などを工夫することで賢くお得に加湿することができます。
また、菌が繁殖しにくいという特徴は、他には変えられない大きなメリットです。赤ちゃんや小さい子どもがいる家庭では、部屋の空気に対する衛生面も気になります。スチーム式であれば安心して加湿できます。
乾燥する時期の加湿は、衛生面にも気を使った上でしっかり加湿しましょう。