衣類スチーマーは服のシワの伸ばすだけだと思っていませんか?
実は他にも衣類スチーマーの効果的な使い方があります。
今回は、衣類スチーマーの意外な効果について解説します。
衣類スチーマーは服のシワを伸ばす目的以外に、脱臭や除菌、アレル物質抑制などの効果が期待できます。
プレス式のアイロンと比較するとメリットもあればデメリットもあります。
そんなデメリットを補う為に、衣類スチーマーの効果的な使い方やおすすめの衣類スチーマーもまとめて紹介します。
衣類スチーマーとは
衣類スチーマーとは、ハンガーに掛けたままの衣類をアイロン台なしでシワ取りすることができるものです。ハンディースチーマーなどとも言います。
高温のスチーム(蒸気)を噴射し、対象の衣類に照射することでシワを伸ばします。通常のスチームアイロンでは、高温スチームに加えてアイロン台に衣類を押し付けることによる物理的な効果によるシワ伸ばしとなります。
その為、シワを十分に取れる反面、アイロン台を用意して衣類をセットするという手間がかかってしまいます。対して、衣類スチーマーではハンガーに掛かった状態のままシワを伸ばすことができますので、労力と時間短縮が可能になるため人気を集めています。
また、基本的な原理はスチームアイロンと変わりませんので、衣類スチーマーもスチームアイロンの使用用途やその効果も同様となります。これらの具体的な効果やメリットは後ほど解説します。
衣類スチーマーの効果とは
衣類スチーマーの効果を語る上で、まずは衣類スチーマーの仕組みと原理を知る必要があります。スチームアイロンなどと同様の為、イメージしやすいかと思いますので、ここでは簡単に仕組みを紹介します。
衣類スチーマーの仕組み
一般的な衣類スチーマーの仕組みは、どのメーカーもほとんど同様です。水を入れるタンクがあって、水を送る電動ポンプが付いています。その電動ポンプの先に気化室という水を液体から気体に変化させる部屋があります。気化室ではヒーターの熱によって水を状態変化させます。そして、気化された水がスチーム(蒸気)となって噴出されます。
東芝のコードレスタイプの衣類スチーマーは、電動ポンプの変わりにバルブを採用していたりしますが、全体の構成はほとんど変わりません。
衣類スチーマーの効果
衣類スチーマーを使うことによって得られる効果について、代表的なものを挙げると以下になります。
- シワ伸ばし
- 脱臭
- 除菌
- アレル物質抑制① 殺ダニ
- アレル物質抑制② 花粉対策
どの衣類スチーマーにも共通して言える効果です。ただし、スチームの温度が極端に低い衣類スチーマーの場合は、これらの効果が弱くなることが十分に考えられます。購入する際にはスチーム温度の表記も確認しておくことが望ましいです。
シワ伸ばし
衣類スチーマーなので当然ですが、衣類についたシワや折り目を伸ばすことができます。衣類の素材によって効果は多少変わってきます。ただし、素材に応じてスチームの量や当て方を調整すればシワへの対応ができます。
当て方を調整することで、しっかりシワを取りたい場合とふんわり仕上げたい場合などを使い分けることができます。また、通常のプレス式スチームアイロンのようにアイロン台の上で衣類をプレスして使うこともできますので、状況に応じて対応することができるのも衣類スチーマーの強みです。
脱臭
衣類スチーマーは衣類についたニオイの脱臭効果もあります。衣類に関する悩み事で多いのがニオイです。生活5大臭と言われる、汗のニオイや生乾き臭、タバコ臭、ペット臭、飲食臭など衣類にはあらゆるニオイが付いてしまいます。加えて、加齢臭やクローゼットの防虫剤のニオイなども衣類に移ってしまいます。洗濯することで取れるものは特に気にしなくても良いですが、スーツなど簡単に洗うことができない衣類の場合はニオイがしばらく残り続けてしまいます。
そんな嫌なニオイに対しても衣類スチーマーは効果を発揮します。スチームによって衣類に付着しているニオイの元である粒子を除去することができます。メカニズムについてはパナソニックの公式ホームページに紹介されていましたので、下記に引用させて頂きます。
スチームで脱臭できるメカニズムとは
高温で微細なスチームの粒子と、スチームで噴射される勢いで、ニオイの粒子を除去します。
引用:パナソニック公式HP-衣類スチーマーで服のニオイ取り
除菌
衣類スチーマーを使うことで除菌もできてしまいます。屋外へ外出すると、着用していた衣類には多くの菌が付着してしまいます。その菌を自分の家に持ち込まない為にも、衣類スチーマーで簡単に除菌ができるのであれば非常に魅力的ではないでしょうか。
菌とは、代表的なものだと大腸菌やサルモネラ菌、コレラ菌、黄色ブドウ球菌などです。菌はウイルスとは異なり、独自で細胞を持っていますので、単独で増殖します。人間の体内に入ると細胞分裂を繰り返しながら増殖し、最終的には人間の細胞に侵入するか、毒素を分泌して体内細胞を壊します。
しかし、ほとんどの菌は高温で死滅させることが可能です。日本薬局方では加熱消毒の方法として定めるのが、80℃で10分間という熱水消毒法です。国によって定める温度に多少差異はあるものの、国としても熱による除菌方法が安全かつ効果的と認めています。(消毒薬使用ガイドライン2015;東北感染症危機管理ネットワーク)
ちなみに、大腸菌やサルモネラ菌、黄色ブドウ球菌などの死滅温度は75℃以上で1分間で死滅することが可能です。(家庭で発生しやすい食中毒菌と殺菌方法;ニチレイ)
こういったような人体に悪影響を与えかねない菌を自宅に持ち込まないことが最も重要です。洗うことができる衣類は洗濯を行い、容易に選択ができないコートやスーツには、帰宅後に着用した衣類にスチームを当てましょう。
アレル物質抑制① 殺ダニ
衣類スチーマーを使用することで、アレル物質の代表であるダニに対しても死滅させることができます。衣類だけでなく、ブランケットや寝具などにも手軽にスチームできますので、家中のダニを死滅させることができます。
一般的なダニは、50℃の熱で20~30分で死滅します。更に60℃の熱であれば一瞬で死滅します。衣類スチーマーのスチーム温度は、およそ100℃以上になりますので、殺ダニには十分な熱となります。(参考;ダニを死滅する温度について ダニ対策の考え方について|NHKためしてガッテン)
アレル物質抑制② 花粉対策
花粉症の人にも嬉しいのが、衣類スチーマーは花粉対策にもなるという点です。帰宅後に衣類にスチームを当てることで、繊維に付着していた花粉を取り去ることができます。花粉を除去するのではなく、あくまで衣類から取り去るだけなので、取れた花粉は床に落ちます。衣類スチーマーで花粉を取り去った後は、床をサッと掃除機をかけると良いですね。花粉を部屋に持ち込むこと自体が気になる方は、玄関で衣類スチーマーを使うことがベストです。
衣類スチーマーのメリット・デメリット
衣類スチーマーによって期待できる効果は前項にて紹介しました。それらの効果は衣類スチーマーのメリットであると同時に、プレス式のスチームアイロンにも同様に期待できる効果ではあります。ここからはプレス式のスチームアイロンと比較した際の衣類スチーマーのメリットとデメリットを紹介していきます。
衣類スチーマーのメリット
衣類スチーマーが人気を集めているのには、いくつかの理由があります。それは現代人の生活スタイルに適した特徴・強みがあるからだと思われます。
メリット① 時間短縮・労力削減
衣類スチーマーの一番大きい特徴は、手軽にアイロンできることによる時間短縮と、労力削減だと思います。※ただし、ある程度軽いシワの場合の話であり、極端に酷いシワの場合はかえって時間がかかってしまいます。
プレス式のスチームアイロンでは、衣類のシワを取る為にはアイロン台を用意してその上に衣類を敷き、アイロンが温まるのを待ってからアイロンを掛けていました。アイロンを掛けている途中には、衣類を引っ繰り返したり、当て布を敷いたりと作業工程が多く非常に面倒くさく感じます。
衣類スチーマーも衣類の素材や形状によっては同様の作業工程が必要となる場合もありますが、基本的にはプレス式スチームアイロンより作業工程が少なく、時間と手間を減らすことができます。
わざわざアイロン台を準備する必要はなく、ハンガーに掛かったままの衣類にスチームを当てるだけです。現代人の多くが朝は忙しく、1分たりとも無駄にしたく無いと考える人も多いのではないでしょうか。そんな朝に着用するスーツやシャツがシワだらけだった場合、本当に嫌になりますよね。時間に余裕がある時なら良いのですが、そういう時に限って時間がギリギリだったりします。こんな緊急事態でも、ハンガーに掛かったままで手軽にアイロンを掛けることができるのは革命的かと思います。
もし、こういった経験がある方には衣類スチーマーの購入をおすすめします。いざという時に活躍します。(※シワの程度にもよりますので、過度なシワには対応できない場合が多いです)
メリット② 服の形状を崩しにくい
衣類スチーマーはスチームによってシワを伸ばすので服の形状を崩しにくいです。女性用ブラウスの襟元は、フリルやリボンなどおしゃれなデザイン仕様のものが多いです。こういった形状の衣類にプレス式のスチームアイロンを掛けようとすると、フリルにおかしな折り目が付いてしまったりすることがあります。(※ただし、形状記憶タイプのワイシャツなどにはあまりおすすめできません。)
また、シャツのボタン付近は、プレス式ではボタンをかわしながら、細かくプレスする必要があります。対して、衣類スチーマーであればボタンをあまり気にせずともスチームを当ててシワを伸ばすことができます。袖やポケットなども同様です。複雑な衣類には衣類スチーマーがやはり便利ですね。
メリット③ 小回りが利く
衣類スチーマーは基本ハンディタイプなので、全体的に軽量のものが多くて使いやすいです。本体の大きさもコンパクトで手に持ちやすい形状であるため、あらゆる角度に傾けて使っても疲れにくいです。モデルによって使用可能な本体の傾き方向は異なりますが、ハンガーに掛かったままの衣類でも満遍なくアイロンできます。
また、コードレスタイプは勿論ですが、電源コード式の衣類スチーマーでも女性でも片手に握って自由自在に操れるますので、ストレスが少ないです。プレス式のスチームアイロンは衣類スチーマーに比べて重量が重いので、どうしても手が疲れてしまいます。
メリット④ 持ち運びできる
プレス式のスチームアイロンでは絶対にできないですが、衣類スチーマーは持ち運びが可能です。家の中では持ち運びはするかと思いますが、旅行先や外泊先へ持っていくようなことは絶対にないかと思います。
しかし、衣類スチーマーであれは非常にコンパクトなものが多くなっていますので、外へ持ち運ぶことが可能です。大きさ的にも重さ的にもカバンの中にすっぽり入れることができます。出張先のホテルでスーツやシャツに付いたシワを伸ばしたいことって意外とありませんか。ホテルでアイロンを借りることができれば問題ありませんが、全てのホテルや旅館に備わっているものではありません。宿泊を伴う外出や出張が多いサラリーマンにおすすめしたい内容です。
衣類スチーマーのデメリット
現代人の生活スタイルに順応している衣類スチーマーですが、やはり衣類スチーマーにもデメリットはあります。
デメリット① シワ取りレベルが弱い
圧力と熱によってシワを伸ばすプレス式スチームアイロンと比較すると、やはりシワは取れにくいです。頑固なシワだと衣類スチーマーでは歯が立たないこともあります。実際に衣類スチーマーを購入してみて不満に思った人の多くは、シワが取れないという点かと思います。人気モデルのレビュー欄を見てみても、思ったよりシワが取れないというコメントを見かけます。使い方にもよるところはありますが、根本的にプレス式スチームアイロンには敵いません。
もし、衣類スチーマーを使っていてなかなかシワが取れないという場合は、アイロン台を用意して衣類スチーマーでプレスしましょう。
デメリット② すぐ水が無くなる
これは本体の大きさや水タンクの大きさによるデメリットですが、一度に入れることができる水の量が少ないので、長くても10分程度で水が無くなります。長時間使わない人にはあまり関係ないかもしれませんが、同時に数着もの衣類にスチームしようとすると、モデルによっては作業途中で水が無くなり給水が必要となります。
衣類スチーマーを購入する際には、水タンクの容量と連続何分スチーム使用が可能なのかを確認した上で選定することをおすすめします。
デメリット③ 生地が粗い素材には不向き
何度も申しますが、衣類スチーマーはスチームのみでシワを伸ばす仕組みです。そのため、スチームが効きにくい素材には上手く対応できないということです。
具体的には麻などの繊維が粗い素材の衣類では、衣類スチーマーのスチームが繊維の隙間を通り抜けてしまいます。それにより、シワを伸ばすまでになかなか時間がかかります。ただし、こういった素材の場合でもアイロンと同様に押し当てながらスチームすればシワを取りやすくなります。(プレスすることに対応していない衣類スチーマーもありますのでご確認の上お試しください)
衣類スチーマーの使い方のコツ
衣類スチーマーの使い方は簡単のようで意外とコツが要ります。各メーカーの公式ホームページに基礎的な使い方の説明が紹介されていますので、まずは購入された商品のメーカーホームページを参照してください。ここでは、衣類スチーマーの基本的な使い方ポイントと、コツとなるポイントをピックアップし、簡略化して紹介します。
まずは素材をチェック
一番重要なことは、そもそも衣類スチーマーを使用できる衣類なのかどうかを確認することです。革製品など、使用できない衣類に衣類スチーマーを使ってしまうと生地を傷めてしまいますので注意が必要です。また、素材によって使用できる温度も決まっています。表示を確認して何度まで許容されているのか確認しましょう。
代表的な素材の使用可能温度については、パナソニックの公式ホームページに分かりやすく示してありますので、ご参照ください。
基本的な使い方
ハンガーに衣類を掛けた状態で安定した場所にセットします。
衣類スチーマーの電源を入れ、適した温度に温まるまで待ちます。
衣類の端を軽く引張りながら、衣類スチーマーのスチームをゆっくり当てていきます。
一般的な使い方はこれだけです。
安定させられるのであればハンガーでなくても大丈夫かと思います。また、電源コード式だと長さによって届く範囲が限られますので、延長コードを使うか、コンセントに近い位置まで持っていく必要があります。
ちょっとした使い方のコツ
衣類スチーマーの使い方は簡単ですが、初めて購入して何も知らない状態で使ってみると、意外にも「あれ、シワが上手く取れない?」、「なんかスチームをかけづらい」というように感じることがあります。スチームアイロンとは違った衣類スチーマーならではのコツを抑えておくことで、より効果的にシワを取ることができます。
裾や端を引張る時は面を作ることを意識する
スチームを当てるときは、裾や端を持って面を作ることを意識しましょう。単純に引張るだけでは、引張り方向になみなみができてしまいます。このなみなみ状態では、しっかりと引張られている部分と緩んでいる部分ができています。その状態のままスチームを当てても、引張られている部分はシワが伸びますが、緩んでいる部分は上手くシワが取れずに仕上げに偏りができてしまいます。
つまり、端を引張る時は手全体で細い棒を握るようなイメージで掴み、幅広く引張りましょう。そうすることで面を作ることができ、面に対してスチームを当てれば均一に伸ばせます。
折り目のしっかりした服は裏からかけるのも吉
ジャケットなどの折り目がしっかりした衣類は、アイロンをかけるのが難しいかと思います。そういう場合は、服の裏側からスチームをかけることで上手くシワを取れることもあります。
生地を傷めない範囲でスチームの当て方を試してみて効果がある方法を探るのも良いかもしれません。衣類の素材だけでなく、厚さや形状などによっても状態は異なりますので、時と場合に応じた最適な掛け方を行いましょう。
衣類スチーマーのおすすめモデル
衣類スチーマーの有名なメーカーというと、パナソニック・東芝・ティファール・日立・ツインバードなどがあります。この他にも多数の家電メーカーが衣類スチーマーに参入しています。それだけ注目の市場となっているということです。そんな数ある衣類スチーマーの中から、王道のものと個人的におすすめするモデルをいくつか取り上げて紹介いたします。
パナソニック NI-FS780
消費電力 | 950W |
連続スチーム時間 | 約10分 |
立上がり時間 | 約19秒 |
タンク容量 | 115mL |
スチーム量 | 平均約11g/分 |
パナソニックの王道の人気衣類スチーマーです。綾瀬はるかさんが宣伝しているCMを見たことがある人も多いのではないでしょうか。最近になって急激に衣類スチーマーが普及したのも、パナソニックのCMによる影響ではないかと思います。
この衣類スチーマーは持ちやすさに定評があります。長時間スチームを掛け続けても疲れにくいという声が多いです。業界の中でも最速クラスの19秒で立ち上がります。給水タンクに入る水の量は115mLで連続10分間スチームを使用できますので、シャツ2着程度なら余裕で持ちます。プレス式のアイロンとしても使えます。
東芝 TAS-X5
消費電力 | 1200W |
連続スチーム時間 | 約7分10秒 |
立上がり時間 | ー |
タンク容量 | 65mL |
スチーム量 | 最大約12g/分 |
東芝のコードレスタイプの衣類スチーマーです。電源コード式の衣類スチーマーが多い中、電動ポンプの代わりに独自のバルブを使用することでコードレス化を可能にした人気商品です。
コードレスで使用できるという点は、ハンガーに掛けた状態で行う衣類スチーマーにとっては非常に便利です。電源コードがあると、どうしても届かない箇所があったり、小回りが利かなくて掛けにくいところがあったりします。そんな課題を解決できるのは有難いですね。水タンク容量は65mLで少なめなので、スチーム持続時間はコードレスの場合で1分30秒と短いですが、コードを繋いだままであれば約7分間継続使用できます。
日立 CSI-RX3
消費電力 | 950W |
連続スチーム時間 | 約5分30秒 |
立上がり時間 | 約30秒 |
タンク容量 | 80mL |
スチーム量 | 最大約13g/分 |
日立の人気衣類スチーマーです。可愛らしいデザインが女性を中心に好評を得ているようです。
性能や価格も平均的な衣類スチーマーですので、当たり外れが少ないかと思います。クロススチームという十字状に噴射するスチームで一度に広範囲を狙えます。立ち上がり時間は30秒、水タンク容量は80mLで連続スチーム時間は5分30秒です。プレス式としても使用可能ですので、エントリーモデルとしてもおすすめです。
ティファール アクセススチームプラス
消費電力 | 1200W |
連続スチーム時間 | 約9分 |
立上がり時間 | 約40秒 |
タンク容量 | 185mL |
スチーム量 | 平均約20g/分 |
ケトルで有名なティファールですが、衣類スチーマーでも多数ラインナップを揃えています。アクセススチームプラスは業界内でもトップレベルのスチーム量を誇ります。
ティファールのこのタイプの衣類スチーマーは、自立しますのでそのまま床に置くことができます。そのまま床などに置くことができるというのは意外と便利で、毎回専用の土台に戻す必要があるモデルだと案外ストレスになります。ヘッドと下部の中間に持ち手がありますので、握りやすく持ちやすいと好評です。立ち上がり時間は40秒、取り外しができる給水タンクは185mLとたっぷり入ります。ターボモードでも連続9分間使用できます。給水が面倒な人におすすめしたい衣類スチーマーです。
ツインバード SA-4096W
消費電力 | 600W |
連続スチーム時間 | ー |
立上がり時間 | ー |
タンク容量 | 50mL |
スチーム量 | 約0.2g/回 |
ツインバードの『ハンディスチーマー』という名称の衣類スチーマーです。おしゃれなデザインに若い人を中心に人気を集めています。コンパクトサイズでちょっとしたシワ伸ばしにピッタリです。
デザインも良いですが、本体価格も5,000円以下と非常に安いです。安くておしゃれな衣類スチーマーが欲しいという方に最適なモデルです。重さも非常に軽く、長時間の使用でも疲れにくいのが特徴です。ツインバードは30年も前から衣類スチーマーを開発している老舗メーカーです。長い歴史の中で紆余曲折し、たどり着いたのがこのハンディスチーマーとのことです。コンパクトさを重視しているので、水タンクには50mLしか入りません。その為、長時間の連続スチームには不向きですが、デザイン・安さ・軽量・コンパクトという魅力がありますので、とりあえず1台持っていても良いのではないでしょうか。
◎ツインバードの家電製品について他の記事でまとめていますので、気になる方はご参照ください。
プラスマイナスゼロ XRS-D010
消費電力 | 800W |
連続スチーム時間 | 約8分 |
立上がり時間 | ー |
タンク容量 | 110mL |
スチーム量 | 平均約13g/分 |
プラスマイナスゼロのスタイルスチーマーです。グッドデザイン賞2020を受賞したおしゃれな衣類スチーマーです。
カラーバリエーションはホワイト、イエロー、ディープブルーの3種類あります。このまま部屋の棚に置いておいてもインテリアと間違いそうなデザインです。しかし、デザインだけではありません。立ち上がり時間は24秒で業界トップクラス、水タンク容量は110mLで連続運転時間は8分間と十分です。温度調節ができないのが難点ではありますが、日常使用の中では特に問題ないかと思います。デザイン性にこだわるのであれば、プラスマイナスゼロの衣類スチーマーをおすすめします。
◎プラスマイナスゼロの家電について他の記事でまとめていますので、気になる方はご参照ください。
YKE 衣類スチーマー
消費電力 | 1000W |
連続スチーム時間 | ー |
立上がり時間 | 約25秒 |
タンク容量 | 110mL |
スチーム量 | ー |
株式会社YKEという会社が販売している衣類スチーマーです。中国で作られているものですが、デザイン性とコスパの良さから好評のモデルです。
中国で作られているものではありますが、レビューを見ても非常に好評のようで、満足されている方が多いようです。外観デザインは美容家電のような美しさがあり、そのままふたを被せてケースに収めることができます。立ち上がり時間も25秒で素早く、110mLの水タンクで連続10分間スチームを使用することができます。フラット面なのでプレス式としても使用できます。これだけのスペックで価格も比較的安価ですので、エントリーモデルにもおすすめします。
まとめ
最近になって人気が沸騰している衣類スチーマーを解説・紹介しました。衣類スチーマー自体は昔からある家電ではありますが、生活スタイルや実用性の観点からあまり普及していなかったというのが実情のようです。
生産性を上げることができる家電として、衣類スチーマーは非常に魅力的な商品です。まだ一度も使ったことが無いという方がいらっしゃれば、まずは購入してみて試してみて下さい。便利さにドはまりする方もいれば、案外役に立たないと感じる方もいるかと思います。
それでも、こういった家電は使ってみなければ魅力が分からないということが多いのも事実です。今回紹介させていただいたモデルの中でも良いですし、これ以外の衣類スチーマーでも良いので、ぜひ一度検討してみてはいかがでしょうか。