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オイルレスヒーター|オイルヒーターとの違いとは?メリットとデメリットについて解説!

投稿日:2020年10月10日 更新日:

オイルレスヒーターとは

 

近頃話題となっているオイルレスヒーターをご存じでしょうか。オイルヒーターは良く見聞きするかと思います。オイルヒーターは安全性や手入れのし易さなどメリットがたくさんある優秀な暖房器具です。しかし、暖かくなるまでが遅いなどの弱点がいくつかありました。そんな弱点を克服したのがオイルレスヒーターです。この記事ではオイルレスヒーターについて全く知らない人や優秀な暖房器具をお探しの方に対して特徴などをご紹介します。

 

 

1.オイルレスヒーターとは

オイルレスヒーター

オイルレスヒーターとは、オイルヒーターの良いところをそのままに、弱点だけを克服した暖房器具です。

オイルヒーターとは違って器具内部にオイルは入っていません。オイルは使わずにヒーターとアルミの発熱体で放熱します。(デロンギではこの発熱体をモジュールという言い方をしています)ここまでいくとオイルヒーターとは全く異なる電気ヒーターということになりますね。ただ、外観や価格帯はオイルヒーターと近いのでオイルヒーターの上位互換のような存在と認識して良いでしょう。

 

デロンギのマルチダイナミックヒーターがオイルレスヒーターの代表商品です!

 

オイルヒーターの特徴については別の記事でまとめていますので、参考までにお読みください。

 

 

2.オイルレスヒーターのメリット

 

冒頭でも述べましたが、基本的にはオイルヒーターのメリットをそのまま引き継いでいます。加えて、オイルヒーターではデメリットだったところまでメリットに変わります。

 

やけどしにくい

火傷

やけどしにくい点はオイルヒーターと同じになります。内部の発熱体が放熱し、その発熱体を表面パネルが覆っていますので、表面パネルの温度はさほど高温にはなりません。デロンギのマルチダイナミックヒーターの平均表面温度は60℃です。火を使わず、やけどもしにくいという点は、小さい子どもがいる家庭にはとても魅力的です。

ただし、長時間触れていれば低温火傷を起こす可能性がありますので注意しましょう。

 

 

温風(風)が出ない

じんわり暖まる

これもオイルヒーターと同じです。輻射熱もしくは自然対流によって熱がじんわりと部屋全体に広がっていくため、身体に嫌な風を感じません。温かい風は人間の肌に直接当てると肌を乾燥させ、不快に感じます。

エアコンの暖房運転や石油ファンヒーターのように温風を勢いよく吹き出す暖房が苦手という方にはおすすめです

 

音が静か

オイルレスヒーターも運転音は非常に静かです。ヒーター熱によって内部の発熱体が自然対流を発生させるだけですので、温風を吹き出すような音や、モーターの回転音なども一切ありません。デロンギの公式サイトによればオイルヒーターよりも運転音は静かなようで、呼吸音と同じレベルでしかないとのこと。

オイルヒーターと同様、寝室や集合住宅で音が気になる方におすすめです。

 

空気を汚さない

換気

電気しか使わないオイルレスヒーターは当然ながら空気を汚しません。石油ファンヒーターなど化石燃料を燃焼させる暖房器具は暖房と同時に大気中に僅かながら燃焼ガスを排出しています。それに伴い、定期的にお部屋の換気が必要となります。しかし、電気しか使わない暖房器具はお部屋の換気を必要としませんので、寒い日にお部屋の熱を逃がしにくいです。

気密性・断熱性の高い住宅での使用に適しています

 

手入れしやすい

手入れ

外観がオイルヒーターと似ていますのでお分かりかと思いますが、お掃除がとても楽です。パネル表面をサッと拭くだけで綺麗になります。天面に格子のような吹き出し口がありますが、さほどホコリが溜まるような場所ではありませんし、もし溜まってきていれば掃除機で軽く吸い取ればOKです。

エアコンだとフィルター掃除やカビ対策など手入れが面倒だったりします。可能な限りお掃除やメンテナンスに時間を使いたくないという方にはおすすめです。

 

乾燥しにくい

オイルレスヒーター

オイルヒーターを紹介した記事でも同様のことを書かせて頂きましたが、全く乾燥しない訳ではありません。部屋の室温が上がれば相対湿度は下がります。その為、どの暖房器具を使用しても加湿しない限りは湿度は下がります。

エアコンの暖房を例に挙げますと、エアコンの暖房運転では、冷房運転とは違って空気中の水分を取ることはしません。エアコン暖房で乾燥していると感じるのは、単に室内の温度が急激に上昇したことによる相対湿度の低下によります。また、エアコンのように空気を暖める暖房器具は、空気として暖めるため輻射タイプの暖房器具よりも乾燥しやすいです。

(ちなみに、石油ファンヒーターや石油ストーブのような燃焼する煖房器具は、化石燃料の燃焼に伴って水分を放出しますので、むしろ加湿します)

つまり、オイルヒーターやオイルレスヒーターが乾燥しにくいと言われる理由は、あくまでエアコンように空気を直接暖める暖房器具と比較して乾燥しにくいということになります。

 

暖まるのが速い(速暖性)

暖まる

オイルレスヒーターの注目したいポイントが速暖性になります。オイルヒーターのデメリットとして、暖まるまでに時間がかかります。それを克服したのがオイルレスヒーターです。

オイルヒーターは内部のオイルが原因で暖まるのが遅いです。しかし、オイルレスヒーターではアルミ等の発熱体を使っていますので、熱伝導に優れております。デロンギのマルチダイナミックヒーターでは従来オイルヒーターの2倍の速暖性を謳っております。

デロンギ ヒーターは、外気温が5℃の寒い冬でも、室温が20℃に達するまでの時間が約20分。

ヒーター本体だけでなく部屋全体をむらなくスピーディに暖めます。
高速でありながら快適さを犠牲にしないストレスフリーな暖かさを提供します。

引用:デロンギ公式HP

 

電気代に優しい

電気代(省エネ性)

オイルヒーターと比較した場合、電気代を節約することができます(環境条件にもよりますが)。オイルレスヒーターでは暖まり速度が速いことから、温度調節の応答性も優位となります。設定温度に対して暖まり過ぎを無くし、極力無駄な電力消費をしません。細かい温度設定も可能な為、快適な室温をキープし続けることができます。

イニシャルコストよりもランニングコストを重視したい場合はオイルレスヒーターがおすすめです。

 

デザイン性が高い

グッドデザイン

オイルレスヒーターを販売しているメーカーはあまり多くはないですが、デロンギのマルチダイナミックヒーターのように洗練されたデザインのものが多いです。2019年の冬には暖房製品を多く扱うコロナがオイルレスヒーター「ノイルヒート」を発売しました。このノイルヒートもガンメタリック調でなかなかカッコいいです。お部屋のインテリアとしても馴染みますね。

オイルヒーターの地味な見た目が気に食わないという方は、マルチダイナミックヒーター等のオイルレスヒーターをおすすめします。

 

3.オイルレスヒーターのデメリット

 

オイルヒーターのデメリットを克服したオイルレスヒーターですが、それでもデメリットはあります。他の暖房器具と比較した際には劣る点が出てきます。

 

本体価格が高い

オイルレスヒーターの本体価格はハッキリ言って高いです。高機能・高性能である故に、価格もオイルヒーターより跳ね上がります。機種にもよりますが、Amazonや楽天で見ると、およそ6万円~8万円ほどで販売されています。定価だと10万円近い高級モデルもあります。他の遠赤型の電気ストーブや石油ファンヒーターと比べても高級な暖房器具になります。

それでもやっぱり高機能・高性能でありますから、購入しても損はしないかと思います。

 

 

長い期間で見れば多少高くても仕方ないかな・・

個人的にはオイルヒーターを買うのであれば、あと少し頑張ってオイルレスヒーターを選ぶ方が良いかと思います。

 

 

サイズが大きい

オイルヒーターよりは一回り小さめなモデルが多いですが、それでもやっぱり大きいです。春先に片付けることを考えると、押し入れやクローゼットのスペースは限られます。いっそのこと、一年中リビングに出しっぱなしでも良いかと思いますが。おしゃれなモデルが多いですので。

 

 

4.おすすめのオイルレスヒーター

 

オイルレスヒーターはやっぱりデロンギが人気です。マルチダイナミックヒーターの知名度は非常に高いです。他には、2019年から参入したコロナ、オイルヒーターを世界で初めて発売したイギリスのディンプレックスが有名です。

 

デロンギ マルチダイナミックヒーター

マルチダイナミックヒーター

出典:デロンギ公式オンラインショップ

デロンギのマルチダイナミックヒーターはオイルレスヒーターを代表する商品です。マルチダイナミックヒーターの中にも種類があり、最上位モデルはWi-Fi搭載モデルでiOSやAndroidから操作が可能です。帰宅する前に部屋を暖めておくこともできます。外出先から遠隔操作できるのは非常に便利です。

それ以外のモデルでも0.1℃刻みで温度設定ができたり、32通りもの制御で速く正確に暖房することができます。タッチ操作が苦手な方にはクリックノブ式のモデルもあり、直感的に操作ができます。

最大出力1500W、1200W、900Wの3つの出力タイプがあり、それぞれ出力切り替えができます。カラーはピュアホワイトとマットブラックの2種類を備えています。ご自分のお部屋に合うカラーを選んでみてはいかがでしょうか。

 


 

コロナ ノイルヒート

ノイルヒート 出典:amazon

ノイルヒートとは、2019年冬に発売されたばかりのコロナのオイルレスヒーターです。ノイルヒートは、オイルを使わないことから「NO+OIL」でノイルヒートという商品名が付いたようです。

コロナは暖房製品を扱うメーカーとして暖房力には自信があるようで、コロナ独自のフィクサルヒーターという発熱体を搭載しています。

ラインナップは最大出力1500Wと1200Wの2タイプで、カラーは家電量販店向けに『グレイスブラック』と『ホワイトシルバー』の2色を展開しています。また、一般ルート向けにも『ワインブラック』というカラーを扱っています。

ノイルヒートの見た目は、スーツケースかと思うようなスタイリッシュさがあります。ガンメタ調のような家電が好きな方にはおすすめなデザインです。

 


 

ディンプレックス オイルフリーヒーター

オイルフリーヒーター

出典:amazon

ディンプレックスは世界で初めてオイルヒーターを開発したイギリスの老舗ブレンドです。流石のラインナップでオイルフリーだけでそれぞれ特徴のある6つのモデルを販売しています。

外観のデザインはデロンギやコロナと比較すると、非常にシンプルでオイルヒーターとそっくりです。

基本的に最大1200Wで、出力切り替えができます。ディンプレックスもデロンギと同様、タッチパネル操作モデルとクリックノブ式のモデルを揃えています。老舗メーカーなので、性能と品質は信頼できますね。

ただし、電源コードの長さが1.2mから1.7mと若干短めなのが気になります。(デロンギ:2.5m、コロナ:2.5m)

 


 

 

5.まとめ

 

これからはオイルを使わないヒーターの時代とディンプレックスの公式HPに謳われておりました。

オイルヒーターが時代遅れという認識は特にありませんでしたが、オイルレスヒーターを調べていると、確かにもうオイルは必要無いのかもしれないと気づきました。

暖房効率や安全性を比較すれば軍配が上がるのは間違いなくオイルレスヒーター。ネックとなるのは本体価格くらいなのではないでしょうか。

暖房器具にコストをかけるかどうかは、各々の家庭によって考え方は異なるかと思います。ただし、開発エンジニアの私から一つだけ言いたいのは、本体価格が安い暖房器具が必ずしも安いとは限らないということです。イニシャルコストとランニングコストの兼ね合いからトータルで損得を考えることを推奨します。

 

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yuiya(ユイヤ)

家電・機器メーカーに勤務する開発エンジニアです。家電について役立つ情報を発信します。趣味として服・デザイン・旅行などバラエティ豊富に参入しています。学生時代から一人暮らしのため、一人暮らし向けの家電や生活改善家電、生産性向上製品の発掘を生甲斐としております。

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