耳を塞がずに音楽を楽しめる「イヤーカフ型イヤホン」が人気を集めています。
一般的な完全ワイヤレスイヤホンのように耳の穴を塞がないため、周囲の音を聞きながら音楽を楽しめるのがイヤーカフ型の魅力です。
一方で、耳を密閉しない構造から「低音が弱い」「音に迫力がない」と感じる製品も少なくありません。
そんな弱点ともいえる低音にこだわって登場したのが、SOUNDPEATSの「UU2イヤーカフ」です。
UU2は12mmのデュアルマグネットドライバーを搭載し、イヤーカフ型ながら力強い低音を実現しているのが特徴。さらにLDAC対応、Bluetooth 6.0、最大42時間の長時間再生、物理ボタンなど、機能面も充実しています。
今回は、SOUNDPEATS UU2イヤーカフを実際に使い、装着感や音質、操作性などを詳しくレビューします。
ちなみに、パッケージやBluetoothの接続画面では「POP Clip2」と表示されることがありますが、これはUU2イヤーカフと同じものを指します。
前モデルのClip1との違いについても紹介するので、どちらを購入しようか迷っている方も参考にしてください。

(@yuiya_blog)
- 現役の家電開発エンジニア
- 家電メーカー勤務:10年以上
- 家電LIFE運営:6年目
- 家電記事執筆:150記事以上
- WEBメディア監修実績あり
本記事はメーカー様より商品サンプルをご提供頂き作成しています。レビュー内容については忖度無しに全て正直な感想をお伝えします。
SOUNDPEATSとは

SOUNDPEATS(サウンドピーツ)とは、2010年に中国の深センで設立されたオーディオブランド。
イヤホンを作り始めて15年以上、原音の再現を追求しているイヤホン専門のブランドで、様々なイヤホンの研究開発、生産および販売を行っています。日本でも展開しており、Amazonでの販売を開始すると楽天市場やYahoo!ショッピングなどでも続々と展開。ビックカメラやヨドバシカメラなどの家電量販店でも販売を行っています。
1万円以下で買えるコスパ最強イヤホンとしてメディアでも多く取り上げられたこともある実力派ブランドで、数多くのモデルが、日本国内最大級のオーディオビジュアルアワード「VGP」で、金賞やコスパ大賞を受賞しておりプロからの評判も非常に高いです。
公式サイト:https://jp.soundpeats.com/
公式X(旧Twitter):https://twitter.com/SOUNDPEATS_JP
公式Instagram:https://www.instagram.com/soundpeats_jp/
SOUNDPEATS UU2イヤーカフとは

UU2イヤーカフは、SOUNDPEATSから登場したイヤーカフ型の完全ワイヤレスイヤホンです。カラーバリエーションは、ブラック・ブルー・ベージュの3色から選べます。今回はブラックを選択しました。
耳の穴にイヤホンを入れるのではなく、耳を挟むように装着するオープンイヤータイプを採用しています。そのため、音楽を聴きながらでも周囲の音を確認しやすく、通勤・通学やウォーキング、仕事中など「ながら聴き」に適しています。

UU2の大きな特徴が、イヤーカフ型でありながら低音を強化していること。12mmのデュアルマグネットドライバーと独自のDynamicEQを搭載し、オープンイヤータイプでも迫力のあるサウンドを目指しています。また、LDACに対応しているため、対応するスマートフォンなどと組み合わせれば高音質なワイヤレス再生も可能です。
さらに、物理ボタンによる操作性の高さやBluetooth 6.0、マルチポイント、IPX5の防水性能など、普段使いに便利な機能も搭載しています。
UU2イヤーカフとPOP Clip2は同じ製品
UU2を調べていると、「POP Clip2」という名称を目にすることがあります。これは別製品ではありません。
SOUNDPEATSによると、「UU2イヤーカフ」と「POP Clip2」は同じ製品で、パッケージやBluetoothの接続名などには「POP Clip2」と表示される場合があります。そのため、本記事では基本的に「UU2」という名称で紹介していきます。
基本スペック一覧

| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 製品名 | SOUNDPEATS UU2イヤーカフ |
| タイプ | イヤーカフ型・オープンイヤー |
| ドライバー | 12mmデュアルマグネットドライバー |
| Bluetooth | Bluetooth 6.0 |
| コーデック | SBC / AAC / LDAC |
| 再生時間 | 最大10時間 |
| ケース込み | 最大42時間 |
| 急速充電 | 10分で約2時間 |
| 操作方法 | 物理ボタン |
| マルチポイント接続 | ○ |
| 防水性能 | IPX5 |
| 重量 | 約5g/片耳 |
| 充電端子 | USB Type-C |
片耳わずか5gという超軽量設計で、装着時の安定性を向上。マルチポイント接続や急速充電にも対応しています。表面には「V nano-excimerスキンフィールコーティング」を採用し、赤ちゃんの肌のような滑らかな触感を実現。耐汚染性・耐指紋性にも優れた仕様となっています。
主な特徴まとめ
- イヤーカフ型で耳を塞がない
- 大口径ドライバー搭載では低音の迫力あり
- イヤーカフ型でハイレゾ×LDAC対応
- 最大42時間の長時間再生
- 物理ボタンによる操作性の高さ
大口径ドライバーとDynamic EQ Proによって迫力の低音を再現し、オープンイヤー型(イヤーカフ型)とは思えないほどの低音の質を可能としています。
SOUNDPEATS UU2とClip1を比較


今作のUU2イヤーカフと、前作の位置付けになる「UUイヤーカフ」と類似シリーズの「Clip1」と基本スペックを下記表で比べてみます。
| UU2イヤーカフ | Clip1 | UUイヤーカフ | |
|---|---|---|---|
| タイプ | イヤーカフ型 | イヤーカフ型 | イヤーカフ型 |
| ドライバー | 12mm デュアルマグネット | 12mm デュアルマグネット | 10.8mm デュアルマグネット |
| Bluetooth | 6.0 | 5.4 | 5.4 |
| 対応コーデック | SBC / AAC / LDAC | SBC / AAC / LDAC | SBC / AAC |
| 本体操作 | 物理ボタン | タッチ操作 | 物理ボタン |
| 最大再生時間 (ケース込み) | 42時間 | 40時間 | 30時間 |
| 充電時間 | 2時間 | 2時間 | 2時間 |
| 内蔵マイク | 片側2基 | 片側1基 | 片側1基 |
| ダイナミックEQ | ○対応 | ○対応 | ×非対応 |
| 通話用 ノイズキャンセリング | ○対応 | ○対応 | ○対応 |
| マルチポイント | ○対応 | ○対応 | ○対応 |
| 防水 | IPX5 | IPX5 | IPX5 |
| 特徴 | 低音・長時間再生 | 軽快なながら聴き | コスパ |
| 参考公式価格 | 7,280円 | 9,980円 | 販売終了 |
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UU2イヤーカフはClip1から単純に名称を変更したモデルではなく、低音の質や装着性、操作性を強化した新世代モデルとなります。価格はClip1よりもリーズナブルで、低音に重きを置いたモデルとも言えます。操作は物理ボタンなので、ここも好みが分かれるかもしれません。
また、最大音量も向上しています。Clip1と比べて約6.8dB、UUイヤーカフと比べて約3.2dBほど音圧がアップしているとのこと。他にも、細かいところでは表面のコーティングも改良し、防汚性の高いものを採用しています。
Clip1についての詳細なレビューを知りたい人は下記の記事をチェックしてみてください。
SOUNDPEATS UU2イヤーカフを開封
それでは、SOUNDPEATS UU2イヤーカフの実機を見ていきます。
実物の重さ

公式の表記では「47g」とのことですが、実際に重さを測定してみたところ、イヤホン単体と充電ケースを合わせて48gということでほぼ表記通りです。

左右のイヤホンの重さが11g、片側だけだと5~5.5g程度。公式表記は「5g」で差はほとんどありません。ちなみにClip1も同じ重量でした。イヤーカフ型のイヤホンとしては非常に軽いです。
付属品と別売品

- UU2イヤーカフ本体
- プラグイン充電ケース
- USB Type-A to Cケーブル
- 取扱説明書
- アプリ説明書
毎度のことですが、SOUNDPEATSの取扱説明書やアプリ説明書は日本語にもしっかり対応しているので分かりやすい表記になっています。必要なものは一通り揃っているので、購入してすぐに使い始められます。
外観デザイン

UU2イヤーカフは、オープンイヤー型としてはコンパクトで主張しすぎないデザインです。耳に負担をかけずに装着することができ、普段使いだけでなくアクティブなシーンでも違和感がありません。今回のカラーはブラックを選びましたので、グレーとブラックを基調としたシンプルで落ち着いた雰囲気。

サイズ感はオープンイヤー型としては小さく指でつまむようにして持ちます。ボディ部分はコーティングされていて光沢とツヤがありますので多少は指紋が付きます。右側と左側の区別が無くどちらで使用しても使えるのも特徴。充電ケースに戻す際に左右で迷うことが無いのはストレスフリー。

UU2イヤーカフの充電ケースは表面がサラサラした感触で手に馴染みやすい素材。指紋も付きにくく、汚れも目立ちにくい質感なのですが、サラサラし過ぎて手から落としてしまいそうなのは注意点です。

充電ケースの背面には充電ケーブル用のUSB-Type-Cのポートのみ。

側面には装飾がワンポイントだけ入っています。全体的にはシンプルにまとめられている印象で、老若男女問わず使えるデザインなのも魅力です。
SOUNDPEATS専用アプリで設定可能

SOUNDPEATSのイヤホンは専用アプリ「PeatsAudio」が用意されており、アプリ上で細かな設定ができます。iOSとAndroidそれぞれ対応しています。
アプリ内ではゲームモードやDolby Audio、イコライザーのカスタマイズ、ノイズキャンセリングの設定などが可能。自分自身の好みに合わせてカスタマイズもでき、自分だけのカスタマイズができます。
実際にUU2を使ってみた感想とメリット
実際にUU2イヤーカフを使ってみた感想をレビューします。オープンイヤー型のイヤホンはこれまで使用してきたので、それらとの比較した感想を紹介します。
耳を塞がず圧迫感も無いので快適

イヤーカフ型の大きなポイントになる着け心地ですが、UU2イヤーカフは耳に馴染む感覚がとても良いです。装着感が緩すぎると脱落してしまうのではないかと不安になるのですが、緩すぎることは無く、かと言ってきついと感じることは全くありません。耳に乗っているという感覚が最も近いかもしれません。
また、着け心地はClip1でも同じだったのですが、耳に着けていることを忘れてしまうほどです。実際に着けていることを完全に忘れてしまい、そのままお風呂に入ってしまうところでした。
オープンイヤーなのに低音がしっかり出る

UU2イヤーカフの最大の特徴がここです。イヤーカフ型やオープンイヤー型のイヤホンでは、耳を密閉しないため、カナル型と比べて低音の迫力を出しにくい傾向があります。UU2イヤーカフはこの部分に力を入れており、12mmのデュアルマグネットドライバーを搭載。さらに独自の低音強化アルゴリズム「Dynamic EQ」によって、低音域の表現力を高めています。
実際に音楽を聴いてみると、イヤーカフ型とは思えないほどしっかりとした低音を楽しめます。特にドラムやベースなど、低域の存在感が重要な楽曲との相性が良い印象です。
ただし、耳を密閉するカナル型イヤホンとまったく同じような低音ではありません。UU2の場合は、耳を塞がない快適さを維持しながら、できるだけ低音の迫力を高めたサウンドと考えると分かりやすいでしょう。
本体のサイズ感は文句無し

イヤホン本体のサイズ感は理想にかなり近く、手のひらに乗せてもこの程度。耳に装着しても目立ちにくくベストな大きさだと思います。大きさが小さくてもアームになっている部分をつまめるので、持った際にうっかり手をすべらせてしまうようなリスクも少ないと思います。
物理ボタンは使いやすい

UU2では、タッチセンサーではなく物理ボタンを採用しています。これは個人的にもイヤーカフ型と相性の良いポイントだと思います。
イヤーカフ型イヤホンは、装着位置を調整するために本体へ触れることがあります。タッチ操作の場合、イヤホンの位置を少し直しただけなのに再生が停止してしまうなど、意図しない操作が発生することがあります。
物理ボタンなら、ボタンをしっかり押さない限り操作されないため、誤操作を抑えやすくなります。音楽の再生・停止や音量調整などを確実に操作したい人には、うれしい仕様です。
UU2イヤーカフの気になる点
細かいところで気になった点をいくつか紹介します。
装着具合が慣れるまで難しい
UU2イヤーカフを初めて装着すると、「あれ?これで着け方あってるのかな?」と少し疑問を感じてしまうかもしれません。付ける位置がここで良いのかと気になるくらい着けたときの姿勢はシビアです。
正しい位置は耳の真ん中くらいにアーム部分がくるそうです。低音がしっかり聴こえ、音がクリアに聴こえる位置に調整する必要があります。ただし、慣れてくれば全く違和感を感じずに位置が決まるようになりました。
騒がしい場所だと音量を上げたくなる
周囲の音を取り込めるということは、当然ながら周囲の騒音も入ってきます。駅や繁華街などの騒がしい場所では、カナル型イヤホンより音楽が聞き取りにくく感じることがあります。
「どんな場所でも音楽に没入したい」という人よりも、周囲の音を聞きながら音楽を楽しみたい人向けのイヤホンです。
静かな場所での音漏れに注意が必要
UU2イヤーカフに限らずですが、構造上、音量を上げすぎると音漏れしやすい傾向があります。図書館のような静かな空間では、必要以上に音量を上げてしまうと漏れてしまう可能性もあります。
実際にそういった環境で使用する際には、普段より一段階の音量下げることを意識することをおすすめします。静音性が求められる場所では使い方にちょっとした配慮をすると良いでしょう。
よくある質問【FAQ】
- UU2イヤーカフとPOP Clip2は同じ製品ですか?
-
同じです。SOUNDPEATS公式ではUU2イヤーカフのモデル名を「POPClip2」としており、Bluetooth接続時には「SOUNDPEATS POP Clip2」と表示されます。
- UU2イヤーカフは骨伝導イヤホンですか?
-
違います。UU2イヤーカフは骨伝導ではなく、12mmデュアルマグネットドライバーを搭載したオープンイヤー型イヤホンです。
- UU2イヤーカフは音漏れする?
-
オープンイヤー型なので、音量を上げると音漏れする可能性があります。静かな場所では音量を控えめにするのがおすすめです。
- UU2イヤーカフはメガネと一緒に使える?
-
メガネとの併用は可能です。イヤーカフ型なので、一般的なイヤーフック型イヤホンとは異なる装着感になります。
- UU2イヤーカフとClip1はどっちがおすすめ?
-
低音の迫力や物理ボタン、長時間再生を重視するならUU2がおすすめです。一方、音の広がりや解像感などを重視するならClip1も候補になります。どちらもイヤーカフ型ですが、重視しているポイントが異なるため、自分の使い方に合わせて選ぶとよいでしょう。
SOUNDPEATS UU2イヤーカフの総合評価

UU2イヤーカフの総合評価は下記になります。どの項目も非常に高評価を付けました。価格は1万円以下という破格の安さの上で、低音のクオリティと迫力、操作性やデザイン性の良さを考えたら素晴らしいイヤホンだと言えます。
- 使いやすさ・・・
- 製品の質 ・・・
- デザイン性・・・
- コスパ高さ・・・
SOUNDPEATS UU2イヤーカフは、優れた装着感、イヤーカフとは思えない低音の迫力、物理スイッチを用いた操作性を兼ね合わせたイヤーカフ型ワイヤレスイヤホンだと言えます。
UU2イヤーカフがおすすめな人は、
- イヤホンの圧迫感や装着感が気になる人
- オープンイヤー型で低音を楽しみたい人
- 長時間着用したい人
- タッチ操作が苦手な人
- コスパにこだわる人
イヤーカフ型イヤホンを初めて使う人だけでなく、これまで「オープンイヤーは音が物足りない」と感じていた人にも注目してほしいイヤホンです。



