エアドッグという空気清浄機をご存知でしょうか。テレビCMでも有名で「世界最強レベルの空気清浄機」として注目を浴びています。エアドッグはアメリカのシリコンバレーで開発された高性能な空気清浄機ですが、一体どのような空気清浄機なのか特徴や強みを紹介します。また、エアドッグの実際の評判や口コミはについてもまとめて紹介します。
エアドッグとは
エアドッグ(Airdog)とは、アメリカのシリコンバレーで開発された世界最強レベルの空気清浄機です。アメリカで特許を取得した世界初のTPAフィルターが搭載されており、ウイルスの6分の1ほどの大きさの微粒子を除去することができます。
空気清浄能力の高さが認められ、2022年時点で日本全国10,000カ所以上の医療施設に導入されています。また、日本だけでなく世界29の国と地域で支持されています。エアドッグ独自のテクノロジーとデザインが認められて、世界で8つもの賞を受賞しています。
エアドッグのラインナップ
エアドッグの空気清浄機は2023年時点で3機種がラインナップされています。
X8 Pro | X5D | X3D | |
---|---|---|---|
外観 | |||
清浄空気供給量 ※1 | 記載なし | 65㎡ | 48㎡ |
ウイルス除去 | 99.9%以上 | 99.8%以上 | 99.8%以上 |
本体重量 | 20.5kg | 11.1kg | 6.4kg |
運転音 | 26~50.5dB | 22.3~51dB | 22.3~45.5dB |
CADR ※2 | 1031.4㎥/h | 記載なし | 記載なし |
- ※1 清浄空気供給量…30分間あたりのきれいな空気の供給量
- ※2 CADR…China GB/T18801-2015 Air Cleaner規格により外部機関(Vkan Certification & Testing Co.,Ltd.) で試験して得られたCADR値に基づいた数値より算出
上記デルのうち、X8Pro:最上位モデル、X3D:コンパクトモデルというラインナップです。X5Dは、フラグシップパフォーマンスモデルという位置付けとなっていますが、フラグシップモデルはX8Proなのでコスパ重視モデルという扱いになるかと思います。
とことん性能にこだわりたい人や、オフィスなどとても広い空間で使用する場合にはX8Proが適しています。寝室や子ども部屋のような比較的狭い空間にはコンパクトモデルのX3sで十分対応可能です。コンパクトモデルでは少し心もとないという人はX5sを選ばれると良いと思います。
ただし、X3sはコンパクトモデルと言えど適用畳数は31畳です。なので、大手家電メーカーのベーシッククラスの空気清浄機に比べたら非常にパワーがあります。よって、一般家庭での使用は基本的にX3sで足りると思います。
車内などに使えるエアドッグ『mini』も
エアドッグの3モデルの他にも、パーソナル空間での使用を想定した、Airdog mini / Airdog mini portableモデルも販売されています。通常のminiは、USBケーブル接続で運転することができるので、車内やデスクに持ち運んで使用することができます。また、mini portableモデルはリチウムイオンバッテリー内蔵なので、車以外にもテントの中やワークスペースなどの電源が無い場所で使用することも可能です。
フィルターには高性能小型TPAフィルターを採用している為、エアドッグと同じように高い空気清浄力を有します。ノーマルモードとターボモードの2種類で風量を選べます。
エアドッグの導入先事例
公式サイトによればエアドッグは、日本全国10,000カ所以上の医療福祉施設から教育施設、飲食店、美容室、旅館、宮内庁にまで導入されています。エアドッグの公式サイトではもう少し詳しく導入事例を紹介していますので、気になる方はチェックしてみてください。
エアドッグの特徴
世界最強レベルの空気清浄機として幅広い施設で支持されているエアドッグですが、空気清浄機としてどのような特徴があるのでしょうか。エアドッグの強みと人気の秘密が分かる特徴を紹介します。
空気清浄力が凄い
エアドッグが世界最強レベルの空気清浄力を誇る所以は、独自技術の「TPAフィルター」によるものです。
一般的な空気清浄機では、多くがHEPAフィルターという集じんフィルターを搭載しています。エアドッグではこのHEPAフィルターに代わってTPAフィルターを採用しています。
TPAフィルターとは、電磁場をつくることによって有害物質を帯電させます。帯電した有害物質は磁石のようにフィルターに吸着するという仕組みです。これにより、約0.1μmの大きさであるウイルスよりも細かい0.0146μmもの微粒子を除去することが可能になるのです。
ちなみにHEPAフィルターは、「0.3μmの粒子に対して99.97%以上の捕集率を持つ」とJIS規格で定められています。つまり、TPAフィルターはHEPAフィルターが除去することが厳しい大きさの粒子まで除去できるので、空気清浄力が高いのです。
性能が落ちにくい
エアドッグのTPAフィルターは、長時間使用し続けても性能がほとんど低下しません。一般的な空気清浄機のHEPAフィルターでは、汚れを除去していくにつれて徐々に目詰まりを起こしてしまいます。フィルターが目詰まりしてしまうと、当然ながら空気清浄力は低下します。
対して、TPAフィルターは構造上から目詰まりが起こらず、空気清浄性能の低下はほとんどありません。実証実験によると、エアドッグはタバコ440本分の煙を吸引した場合でも、性能の低下はわずか0.2%です。(試験機関:Vkan Certification & Testing Co.,Ltd.)
空気清浄機として、性能が落ちないというポイントは大きな利点となります。
フィルター交換不要
エアドッグではフィルターの交換が不要です。つまり、ランニングコストが0円ということです。一般的な空気清浄機で用いられるHEPAフィルターは、半年から数年に1回程度は買い替える必要があります。機種やそのフィルーターによって寿命は異なりますが、フィルターを買い替えないと性能が徐々に低下していきます。
しかし、エアドッグのTPAフィルターは自宅で洗浄することができるので、常に清潔な状態のフィルターを保つこと可能です。台所用の中性洗剤でウイルスの消毒が可能です。フィルター買い替えのランニングコストが掛からないのは空気清浄機として非常に魅力的なポイントです。
エアドッグの評判
エアドッグを実際に使用された方々の口コミを紹介します。評価が高い口コミが多いですが、実際はどうなのかと疑問に思う人もいるかと思います。ここでは良い評価だけでなく、比較的悪い評価の口コミも紹介します。
エアドッグの良い評判
- フィルター交換不要でランニングコストが安い
- 運転音が比較的静かに感じる
- 消臭効果も抜群
●60代 男性 ★★★★★
以前買った国産の加湿空気清浄機のユニット交換表示が出たためランニングコストの少ないエアドックに変えました
引用元:楽天市場
静かでコンパクトですフィルター掃除も以前のものより不要に近いです
音は静かでもけっこう風量があります
高価でしたが費用対効果を期待します
この方はエアドッグのランニングコストと静音性について評価されています。ランニングコストが不要というのは、他メーカーの空気清浄機と比較してもエアドッグならではの強みとなっているようです。また、エアドッグの運転音が静かという点も好評のようです。本来であれば、適用畳数が広い空気清浄機ほど運転時の騒音値も大きくなってしまいます。従ってエアドッグも適用畳数が広いので風量自体も大きいのですが、風量の割には音が静かに感じるようです。
●40代 男性 ★★★★★
【脱臭能力】
引用元:価格.com
気に入ったので自宅用にもう1台購入しましたが、料理をする度に本体のメーター数値が上がって煙や臭いを取ってくれます。焼き魚の臭いが短時間で消えるので助かります。
あと、消臭スプレーやヘアスプレーなどにも反応して一生懸命除去しようとするのを見ると、今までスプレーの有害粒子も部屋中にまき散らかして呼吸と一緒に吸い込んでいたんだなと改めて実感しました。
エアドッグのニオイに対する消臭効果を実感しているようです。本体に表示される空気の汚れを示す数値が、生活臭に反応して変化するので効果を感じやすいのも魅力です。部屋の中で発生するニオイは素早く消臭しないと壁や家具に染み付いてしまいます。十分な換気が可能な時は問題ありませんが、換気扇が無い場所や窓を開けることができない場合には重宝するかと思います。
エアドッグの悪い評判
- センサーの精度が微妙
- 本体の重量が重い
- 初期不良があることも
●年齢不明 女性 ★☆☆☆☆
デザインやフィルター交換の必要性がないのは良いとは思いますが、
引用元:価格.com
肝心のセンサーがダメでダイキンだと反応する場面でもこれは無反応です。
センサーの精度をダイキン製の空気清浄機と比較されているようです。ただし、センサーと言っても様々な種類のものがあります。ホコリに反応するセンサーやニオイを検知するセンサーなど、空気清浄機によって何のセンサーが搭載されているかは全く異なります。その為、単にダイキン製の空気清浄機は反応したがエアドッグは反応しなかったということで優劣をつけるのは難しいと思います。
ただ、確かにセンサーが敏感に反応するだけで凄く優秀な空気清浄機だと感じてしまう気持ちは分かります。もしセンサーの反応精度が高い空気清浄機をお求めであれば、ダイキンやパナソニックの空気清浄機を選ばれると良いかもしれません。
●年齢不明 男性 ★☆☆☆☆
センサーが初期不良でオートモードが正常に動かず。
引用元:価格.com
即、カスタマーサポートに連絡して新品を送っていただくことに。
オペレーターの対応は迅速で丁寧で感じ良し。
こちらの方は製品に初期不良があったようです。いくら高価であると言えども、家電製品である以上は少なからず初期不良は起こり得ます。大事なのは初期不良を発見した後、メーカー側の対応が適切であるかどうかです。
この購入者さんは初期不良によって低評価を付けていますが、オペレーターの対応については満足しているようです。エアドッグは高価な商品ということもあってか、購入後のアフターサポートも迅速かつ丁寧に行っているようです。
エアドッグの電気代
エアドッグの電気代について見てみます。フィルターの交換が不要なのでフィルター費用は掛かりませんが、ランニングコストとして電気代は掛かります。逆に言えば、エアドッグのランニングコストは電気代がほぼ全てとなります。(電気代以外ではフィルターを洗浄する際に僅かに水道代が掛かります)
1か月あたりの電気代を計算
今回は、X5Dを代表機種として計算してみます。前提として、運転モードによって消費電力が異なります。X5sの運転モード毎の消費電力と、消費電力から計算した1日の電気代は以下のようになります。
運転モード | 消費電力 | 1日の電気代 |
---|---|---|
Sleepモード | 12W | 7.8円 |
L1モード | 15W | 9.7円 |
L2モード | 18W | 11.7円 |
L3モード | 23W | 14.9円 |
L4モード | 55W | 35.6円 |
- 1kWhあたりの電力量料金を27円として計算。公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会電気料金目安価格
- 1日24時間連続運転を想定して計算
上記表の1日当たりの電気代から1か月の電気代を計算すると、1か月当たりの電気代は234~1,068円となります。仮にフルパワーで24時間連続使用したとしても、1か月で1,000円程度です。24時間連続使用する家電製品自体が冷蔵庫くらいしかないですが、他の家電の消費電力と比べても1か月の電気代としては比較的安いと思います。
エアドッグの電気代は一般的な空気清浄機の電気代と同等レベルと言えます。空気清浄機の中で見ても、特に高くもなく低くもないでしょう。
エアドッグの購入方法
エアドッグは公式サイト以外にも楽天市場、Amazonで購入することが可能です。その中で最もおすすめなのが、公式サイト「to connect」での購入です。理由は簡単で、エアドッグは公式サイトが最も安く購入できるからです。公式サイト「to connect」では、何かしらキャンペーンを実施している場合が多いです。
キャンペーン実施中であれば、価格が安くなっているだけでなく、他にも付属品などがサービスで付いてきたりします。ただし、実施されているかどうかはその時々によって異なります。購入する際は一度チェックしてみてください。
また、楽天市場やamazonでもエアドッグを扱っています。どちらにしても、公式サイトでの購入が最もお得に購入できますので、楽天市場やAmazonに強いこだわりがなければ公式サイトでの購入をおすすめします。
エアドッグについてよくある質問
エアドッグの公式サイトを参考に、エアドッグについてよくある質問をまとめて紹介します。(参考:エアドッグ公式サイト)
エアドッグのまとめ
昨今、空気清浄機の戦国時代と言わんばかりに空清の需要と供給が増加しています。国内メーカーも海外メーカーも凄い種類の空気清浄機が販売されています。
空気清浄機を選ぶ際にポイントとなる項目はいくつかあります。その中でも最もシンプルで最も重要なのが空気清浄力です。空気清浄力は1番分かりやすい指標です。そして、エアドッグは世界最高クラスの空気清浄力を有します。この分かりやすい肩書きからも今後、益々エアドッグを選ぶユーザーが増えていくことと思います。
とりあえず性能が高い空気清浄機が欲しいという方、まずはエアドッグを検討してみてはいかがでしょうか。