レコルトというブランドをご存じでしょうか。エアーオーブンやプレスサンドメーカー、コーヒーメーカーなどの調理家電を主に扱っています。家電量販店のみならず、雑貨屋でレコルトの商品を見たことがある人も多いのではないでしょうか。そのレコルトというブランドは、一体どういった会社がどういったコンセプトで運営しているのか。また、レコルトの調理家電の評判はどうなのかについてまとめて紹介いたします。
レコルトとは
レコルト(recolte)とは、東京に本社を構える『ウィナーズ株式会社』が開発・販売を手掛ける家電ブランドです。少人数世帯向けの調理家電(キッチン家電)をメインに扱っています。販売されているのは、家電量販店よりも雑貨屋やセレクトショップが多く、家電であり雑貨でもあるという印象を持たせるのが狙いだそうです。
ウィナーズ株式会社は1992年に設立された比較的新しい会社であり、家庭用の家電や雑貨の販売の他にも、グラフィックデザインの企画・制作や広告デザインの企画・制作、映像やWebデザインの企画・制作など多岐に渡って事業を展開しています。
そんな中、レコルトが生まれたのは2009年、初の製品は2カップのコーヒーメーカー『カフェデュオ』でした。その後、「ポットデュオ」という煮る・蒸す・焼くを1台で行う小型卓上電気鍋を発売し、サイズ感とかわいいデザインで人気に火が付き大ヒットとなりました。レコルトが扱う家電のコンセプトは、あくまで1人か2人の少人数向けであり、日本のキッチンにちょうどいい大きさにこだわっています。
“今どきの暮らしにちょうどいい”を大切に、
引用元:レコルト公式HP‐レコルトについて
日本のキッチンに置きやすいサイズ感
インテリアにマッチするカラー展開
ムダを削いだ機能と価格で
キッチン家電を提案しているブランドです。
レコルトの魅力と評判
レコルトのコンセプトは概ね理解して頂けたかと思います。そんなレコルトの家電が人気を集めている理由と、レコルトの評判について簡単に紹介していこうと思います。
レコルトの魅力とは
レコルトの魅力を語るに欠かせないのが、調理家電です。レコルトの調理家電は家電量販店や雑貨屋など、他の家電と比較すると販売する店舗のジャンルが多く、最近では幅広い世代にブランドが認識されるようになってきました。私の周りでもレコルトの家電を使っている人は少なくありませんし、実は私自身も使用しています。私がレコルトの調理家電を購入した理由は友人からの勧めでした。では、レコルト家電の魅力はどこにあるのか紹介していきます。
一人暮らしにちょうどいい
レコルトはやっぱり“今どきの暮らしにちょうどいい”です。レコルトのコンセプト自体がそのまま魅力の一つとなっています。一人暮らしや核家族が増えている現代において、ひと昔前まで大半を占めていた「大きい家電」は余分過ぎるのです。10年ほど前から少人数世帯向けの調理家電が急増し始めたような印象ですが、余分を徹底的に排除したレコルトの調理家電は大きさ・機能・価格すべてがちょうどいいのです。特に朝食はレコルトのサンドプレスメーカーやメルトなどがあれば、フライパンやトースターなど他には何も必要ありません。少量の材料だけ準備してセットさえすれば、一人暮らし分の朝食が完成してしまいます。
ただし、ここで声を大にして言いたいのが、一人暮らしに“だけ”ちょうどいい訳ではありません。生活スタイルが異なる家族と同居している場合にも大活躍します。家族との食事の時間が合わないことって、現代では一般的なのことかとも思います。食事の時間が異なる家族のために、わざわざ毎回フライパンや鍋を使って調理することは非常に面倒かと思います。かといって、時間が経って冷めたおかずを毎回電子レンジで温めて食べるのはどこか味気がないですよね。そんな場合にレコルトの調理家電があれば、一人分もしくは二人分の食事を時短で用意することができます。必要な時に必要なだけ、食事を作ることができるのがレコルトの大きな魅力です。
ユニークで可愛いデザイン
レコルトの家電はデザインにも注力しています。雑貨屋に並んでいて違和感のない家電、それがレコルトです。更に、雑貨屋でレコルトの家電が複数並んでいるのを見ると、「こっちもレコルトで揃えたい」と思ってしまいます。一つでもおしゃれで可愛いですが、二つあったら更におしゃれで可愛い空間となります。なのでレコルトの調理家電を複数揃えているという人も多いのではないでしょうか。
意外かもしれませんが、調理家電はデザインも重要だと思います。なぜなら、デザインがおしゃれで気に入っていれば、早くこれを使って調理したいと思うのではないでしょうか。そして、おしゃれな調理家電で食事を作っているということに心のどこかで自己満足し、ちょっぴり幸せな気分にもなったりします。だからこそデザインは大事だと思います。
買ったけど全然使っていない調理家電て意外と多いですよね。使っていないことに特に惜しみが無いのであれば構いませんが、「せっかく買ったのに使わないのは勿体ない。でも無理して使うのも・・・」という人、デザインがおしゃれで気に入った家電なら本能的に使っていたかもしれません。
シンプルな使い心地
使い方がシンプルで分かりやすいということもレコルトの魅力です。余計な機能を極力削減していますので、初めて使う人でも取扱説明書を見ずに使用方法がなんとなく分かるかと思います。これが使い心地の良さです。加えて、コンパクトなサイズで手に馴染むようなフォルムをした商品が多く、使っていてストレスを感じないのがレコルト家電の個人的な印象です。
自社開発レシピが豊富
レコルトでは、各調理家電・調理雑貨を使った料理レシピを公開しています。公式ホームページやSNSでも観れますし、別売りで専用レシピブックも用意されています。しかも結構な種類のレシピがラインナップしていますので、調理家電を買ったはいいけど何を作ろうか迷うという方には非常に有難いかと思います。見た目にもおしゃれな料理ばかりなのでSNS映えにもバッチリです。
私はプレスサンドメーカーを日頃から使っておりまして、専用レシピブックで紹介されている全メニューを作りました。レシピ自体が非常に簡単で、使用材料も日常的に食べるものばかりですので試しに作ってみたいを思ってしまうのです。どれも失敗せずに満足のいく出来でした。
レコルトの人気商品①エアーオーブン
今、レコルトを代表する商品の一つにもなったエアーオーブンを紹介します。時短料理に加えて、健康ブームにも一躍名乗りを上げることとなった調理家電です。少人数世帯のみならず、大家族の食卓でも活躍すると思います。
Air Oven
消費電力 | 本体重量 | 参考価格 |
1200W | 約3.1 kg | 9,900円 |
人気急上昇中のエアーオーブンです。最高200℃の熱風で揚げ調理しますので、油を使わずにヘルシーな揚げ物を作ることができます。さらに、熱風によって余分な脂も落とすことができます。
調理後は、中のアミとバスケットをそのまま丸洗いすれば良いだけなので、使用済み油の処理や飛び散った油の拭き掃除が必要ありません。後始末が面倒で揚げ物を避けていた人にとって非常に魅力的です。もちろん揚げ物だけではなく、グリルやローストなどのオーブン調理も可能です。スーパーで買ってきた揚げ物や天ぷらの温め直しにも便利ですね。
外観はプラスチックでできていますので、人によっては安っぽく見えてしまうかもしれません。反対にプラスチックの方が雑貨のように可愛く見えたりもします
レコルトの人気商品②プレスサンドメーカー
プレスサンドメーカーもレコルトの誇る大人気商品です。私個人的にも、レコルトといえば真っ先にプレスサンドメーカーが思い浮かびます。おしゃれな雑貨屋で一目惚れして購入しましたが、大満足しています。現在は初期のキルトというモデルから、デザインや細かい仕様をモデルチェンジをしておりますが、カラーバリエーションも年々増えてきており、今後も一層人気が上昇していくと思います。
Press Sand Maker Plaid
消費電力 | 本体重量 | 参考価格 |
700W | 約960 g | 4,950円 |
見た目からおしゃれなプレスサンドメーカーです。ちょうど食パン1枚分の大きさになっていますが、中は具材をたっぷり入れてかなり分厚くなってしまっても、驚くほどキレイにホットサンドが出来上がります。両面にできる網目上の焼き目が視覚的に食欲を誘います。
レコルトの公式サイトで購入する場合は、専用レシピブックがセットで付いてきます。Amazonなどで購入する場合もレシピブックが付いてくるようですが、購入の際は念のため確認することを推奨します。
専用レシピブックを見ると、あれも作りたいこれも作りたいとなってしまって、毎日の朝食を準備するのが楽しみになります
レコルトの人気商品③コーヒーメーカー
レコルトでは、コーヒーメーカー・コーヒーグラインダーというジャンルで4種類ほどラインナップされています。どれも一人暮らしにちょうどいいくらいのサイズです。その中でも、全自動コーヒーメーカーがやっぱり一番の注目商品かと思います。もう完全に雑貨の域を脱している考え抜かれた家電です。
Grind & Brew Coffee Maker
消費電力 | 本体重量 | 参考価格 |
730W | 約3.4 kg | 22,000円 |
コーン式ミルを採用した全自動コーヒーメーカーです。細挽きから極粗挽きまで調整が可能です。もちろん全自動なので、挽くところから淹れるまで全て自動なのですが、豆の量を5段階で調整させて濃度を変えることもできます。タイマー予約機能も搭載されていますので、毎朝同じ時間に自動でコーヒーが出来上がります。
レコルトとしては珍しいタッチパネル式の操作となっています。個人的には表記がちょっと分かり難いような気もしますが、タッチパネル式はお掃除も拭くだけで綺麗になるのでラクなのが嬉しいですね。
設置面積はB5サイズという省スペース設計となっていますので、狭いキッチンにも無理なく置けるのが有難いかなと思います
HOME COFFEE STAND
消費電力 | 本体重量 | 参考価格 |
550W | 約1.1 kg | 4,180円 |
こちらはコーヒースタンドです。本体の中に水とコーヒー粉をセットすれば、あとは電源ONするだけでドリップしてくれます。フィルターはパーマネントフィルターを採用していますので、洗って繰り返し使えます。また、本体以外は全て水洗いができますのでメンテナンスが簡単です。
とてもコンパクトですが、容量は600mLサイズですので最大5杯まで入れることができます。全自動コーヒーメーカーまでは要らないけどドリップは自動が良いという方や、豆を挽くのだけは手動でやりたいという方におすすめです。
全自動コーヒーメーカーは割と高価ですが、コーヒースタンドであれば5,000円以下で購入できるのが嬉しいです
レコルトの人気商品④ポットデュオ
次に紹介するのは、卓上電気鍋のポットデュオというシリーズです。鍋をおしゃれに簡単に楽しむことができるのがポットデュオの魅力です。さらに、作れるのは鍋だけではありません。フライパンやホットプレートのように使うこともできますし、揚げ物やチーズフォンデュなど、ポットデュオだけで何パターンものメニューを作ることができます。夕食は毎日ポットデュオを使った料理でも全然飽きないと思います。現在、ポットデュオにはスタンダードの「fete」と、大き目サイズの「Tanto」の2種類あります。
POT DUO Tanto
消費電力 | 本体重量 | 参考価格 |
900W | 約2.5 kg | 11,000円 |
大き目サイズのポットデュオ・タントです。容量は1.9Lで、フェットの1.2Lよりも一回り大きくなっています。パーティーや家族で囲みたい時はタントのサイズの方がおすすめです。
基本的な付属品には、蒸し料理用のアミやたこ焼きプレート、セラミックボウルがありますし、オプションでグリルプレートも選べます。これらを使い分けることで、煮る・炊く・蒸す・たこ焼き・焼くが一台でできます。どうせならオプションのグリルプレートも買い揃えて、お好み焼きやパンケーキなどのあらゆるメニューに対応したいところです。
ホットプレートやカセットコンロって準備が面倒ですし、大きいので食卓スペースを窮屈にするのが嫌ですよね。ポットデュオは準備も簡単で、スペースも取らないのが魅力的なポイントです
まとめ
今回紹介した調理家電だけではなく、レコルトには他にも食品乾燥機やミキサーなど多くの調理家電が揃っています。冗談抜きで、レコルトの調理家電のみで丸々一式揃います。
また、調理家電以外にもテーブルファンやコードレススティッククリーナー、毛玉取りなども扱っています。今後、商品ジャンルを拡大していくのかどうかは分かりませんが、レコルト商品はデザインの可愛さや使い心地の良さから、あらゆる客層から需要は高い思います。ぜひ、これからも画期的な時短調理グッズを開発していってもらえると嬉しいですね。
レコルトのような安くて高品質な家電を生産する日本のメーカーを他にも紹介しているのでチェックしてみてください。