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高級扇風機と安い扇風機の違いを徹底比較!デメリットから考えるいらない人と必要な人の違いとは。

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高級扇風機と安い扇風機の違いとは

高級扇風機と安い普通の扇風機って本当に違いがあるのか」、「高級扇風機っていらないのか」など疑問に思いませんか。

そのような疑問を解説します。

高級扇風機のブームはバルミューダの扇風機The GreenFanをきっかけに一躍人気が高まった言われています。

実際にはどんな特徴やメリットがあり、安い扇風機とは何が違うのかを人気商品を例に挙げて比較して解説します。

また、高級扇風機がいらない人の特徴や必要性についても迫ります。

この記事の著者
yuiya
(@yuiya_blog)
  • 家電開発エンジニア
  • 家電LIFE 管理人
  • 家電ブロガー/4年目
  • WEBメディア 監修実績あり

目次

高級扇風機とは

高級扇風機のバルミューダ

高級扇風機とは、ひと昔前まで主流であった安くてシンプルな扇風機とは対照的に、高価格で高性能かつ多機能、デザイン性も高い扇風機です。

従来までの扇風機と言えば、電源のオンオフに加えて風量の切り替え、首振り機能、タイマー機能がある程度のシンプルなものでした。一般的なリビングファンでも安いものでは2千円程度で購入できるものも多く、扇風機=高級というイメージは決してありませんでした。

いくらから高級なのか

では、一体いくらまでが普通の扇風機でいくらからが高級扇風機なのか疑問に思うこともあるでしょう。しかし、実際のところ、高級扇風機の扱いに価格がいくら以上という明確な規定はありません。人によっても高級(高価格)の考え方は異なります。

一般的な扇風機の価格相場は、およそ3千円~7千円といったところです。ECサイトや家電量販店で販売されている扇風機を参考に、数万円の高価格モデルを除いてみると平均でも5千円以下でした。よって、相場および平均が5千円以下と考えれば、価格が1万円以上すれば高級扇風機と言えるかと思います。

ただし、1万円以上の扇風機の中でもピンキリで、中には5万円近い価格のものまであります。なので人によっては2万円以下は高級ではないなどと感じる人もいるでしょうから、その境界線はこれ以上詰めても仕方がないかと思います。

価格がいくらなら高級なのかは人によって違いますが、概ねDCモーターが搭載されている扇風機は高級扇風機と言っても過言ではないです

高級扇風機の需要の増加

ひと昔前までは扇風機と言えば、安くてシンプルな機能しかない夏物家電という印象でしたが、ここ数年の間に状況が大きく変わりつつあります。それは、俗にいう高級扇風機が人気を集めており需要が増加しています。

当然ながら高級扇風機にはそれだけの特徴やメリットがあり、価格が高くても魅力があるからこそ人気が急増しています。高級扇風機の詳細は以降で紹介しますが、簡単にまとめると、風の性能、機能性、デザイン性が今までの安い扇風機と比べて大きく向上しています。そんな高級扇風機の人気に火をつけたのが、デザイン性の高さが評判のあの家電メーカーのとある扇風機でした。

高級ブームの発端はバルミューダのThe GreenFan

バルミューダのThe GreenFan
出典:balmuda.com

高級扇風機ブームの発端になったと言われているのが、バルミューダの高級扇風機『The GreenFan』です。2010年に発売されましたが、販売価格は3~4万円という当時の扇風機市場では破格の高さで、当初は批判的な声も多かったと言います。しかし、その美しい外観デザインと風の心地よさ、使いやすさが評判となり、日本国内外で多くの賞を受賞しました。2021年にはグッドデザイン・ロングライフデザイン賞を受賞し、長期間に渡ってその人気を裏付けるものとなりました。

このバルミューダThe GreenFanの性能的な特徴は大きく分けて3つ。一つは自然界に近い風を送り出す技術二つ目は省エネかつ静音性、そして3つ目は使いやすさです。

一つ目の自然界に近い風を送り出すというのは、バルミューダが最もこだわったポイントの一つです。羽根の形状を二重構造とすることで渦成分を無くして直進性を減らし、一般的な扇風機に比べて風が広がりやすい特徴があります。真っ直ぐ当たる人工的な風ではなく、広く柔らかく移動する風を生み出します。この技術をグリーンファンテクノロジーと言います。

二つ目の省エネ性と静音性はDCブラシレスモーターの搭載による付加価値になります。世界で初めてDCブラシレスモーターを扇風機に採用したのがバルミューダのThe GreenFanです。最小風量の場合、ひと夏の電気代はわずか29円という省エネ性。騒音値もたった13dBという耳を澄ませないと聴こえない静音性を実現しています。

そして、使いやすさにもとことんこだわっています。別売品のバッテリー&ドックを購入すれば、コードレス扇風機として持ち運んで使用することができます。コードレス状態でも最大20時間連続使用することができるので、電源が無いところで作業する時など本当にどこでも使えます。また、首振りの範囲は「どこでもターン」という独自機能で自由に角度範囲を設定することが可能。文句のつけどころが無い完成された扇風機に仕上がった訳です。

まとめると、The GreenFanはこれまでの扇風機の概念を大きく覆し、新しい在り方を提供したきっかけになったのです。

実際に私自身も購入して使ってみたレビューを作成しています。少しでも気になる方はチェックしてみてください。

ちなみに、The GreenFanにはサーキュレーターのGreenFan Cirqもあります。こちらはサーキュレーターですので、扇風機とは少し異なりますが、販売価格は2万円以上で高級の部類に入ります。

扇風機とサーキュレーターは違うもの

補足になりますが、扇風機とサーキュレーターは似ているようで実は異なります。扇風機は人が風を感じて涼むことを目的としているのに対し、サーキュレーターは風を循環させることも目的としています。

つまり、The GreenFanを例にすると、自然界に近い風で心地良い風を提供する扇風機のThe GreenFanに対し、サーキュレーターのGreenFan Cirqは圧倒的な風量と遠くまで届く送風力を強みとしています。

そのため、『高級扇風機』として求められるのであれば、遠くまで届く送風力ではなく、The GreenFanのような私たちが感じて心地よい風がポイントになってきます。扇風機とサーキュレーターの違いについては他の記事で詳しくまとめていますので、チェックしてみてください。

電気代の高騰など時代の追い風も

電気代の高騰

様々な世界情勢が影響で、昨今は電気代の高騰が止まりません。電気代だけでなく、その他エネルギー関連や物価上昇も相まって、省エネに対する意識も高まりつつあります。エアコンなどに比べて扇風機は断然電気代が安くて省エネ性が高い為、ここ数年で夏の暑さ対策家電として人気が再上昇しています。

さらに、高級扇風機ではDCモーターの採用で更に消費電力が少なくて済む為、イニシャルコストだけでなくランニングコストも考慮した上で高級扇風機を選ぶ人が増えたと考えられます。今後も電気代が高くなることは十分予想されますので、扇風機市場の拡大に加えて高級扇風機の人気は続いていくと思われます。

高級扇風機と安い扇風機の違い

扇風機の違い

高級扇風機と安い扇風機には具体的にどんな違いがあるのかを見ていきます。ここではあくまで一般的なリビングファンを対象としています。

DCモーターの搭載

DCモーターACモーター
メリット・風量の微調整が可能
・消費電力が小さい
・価格が安い
デメリット・価格が高い・消費電力が高い
・風量調整が大まか
表.モーターの違い

高級扇風機と安い扇風機の最も大きな違いとしては、DCモーターが搭載されていることです。安い扇風機にはACモーターが使用されていることがほとんどです。一部例外もありますが、基本的にはDCモーターが採用されていれば高性能と考えても過言ではありません。

DCモーターが採用されている扇風機は、モーターの回転数を細かく調整できることから風量を微調整することができます。また、少ない回転数でも安定して回せるので、風量を非常に弱くまで下げることができます。結果的に騒音値と言われる運転音が非常に小さくなります。さらに、ACモーターに比べて消費電力がかなり小さいので電気代の節約にも繋がります。

DCモーターとACモーターの違いについて、扇風機の選び方に際して解説していますのでチェックしてみて下さい。

静音性と振動の小ささ

DCモーターに起因する性能の一つとして、少ない回転数でも安定して送風できることから静音性と振動の大きさにも違いが出てきます。

例えば、就寝する際に扇風機を付けておく場合、風量はできるだけ弱く設定したいことが多いと思います。その場合、ACモーターの安い扇風機では、風量切替が3段階しかなく最も弱い「弱運転」設定するとします。それでも、寝る時には僅かに風が強すぎるとか音が気になると感じることもあるでしょう。しかし、DCモーターでは安い扇風機の「弱運転」の更に半分ほどの風量まで小さくできるとすれば、当然ながら運転音は回転数に比例して小さくなるので、静音性が高いと言えます。振動の小ささについても同様です。

効率的な風量

高級扇風機の風量調節
出典:amazon.co.jp

これまたDCモーターによる性能となりますが、DCモーターでは回転数を細かく設定できるので風量を自分好みに微調整することができます。もうちょっと強くとか、もう少し弱くなど僅かな調整が可能です。その結果、無駄な風量を出す必要が無くなる為、余計な回転をさせないという観点から考えても電気代の節約に繋がります。

送風の範囲

扇風機の首振りによる送風範囲
出典:amazon.co.jp

高級扇風機の違いとして、風を送れる範囲の広さも一つあります。送風の範囲に影響するポイントとしては、首振り範囲と羽根の形状による風の拡散性です。高級扇風機に多いのが、扇風機の首振り角度を自由自在に調整できたり、360°ぐるっと回転できたりするものもあります。可動域としては安い扇風機に比べて広いことが多いです。また、扇風機の羽根の形状にこだわるものも多く、直進性の高い風よりは広く柔らかい風を送る為の工夫をしていることもあります。

デザイン性

誰でも分かる違いの一つとして、高級扇風機は安い扇風機に比べておしゃれなデザインが圧倒的に多いです。部屋に置いても雰囲気を崩さないようなインテリア調だったり、モダンな高級感あふれるデザインなど、安い扇風機とは明らかに違うと分かります。リビングで使用することが多い扇風機ですので、デザインにもこだわりたいという人も多いのではないでしょうか。

機能の多様性と操作の便利さ

高級扇風機の多機能性
出典:amazon.co.jp

高級扇風機は便利な機能が多いのも安いものとの違いです。例えば、温度センサーや人感センサー、音声認識機能など快適と使いやすさにこだわった機能が盛り込まれています。また、コードレスとしても使用できたり、空気清浄機能が付いていたりと、扇風機の領域から逸脱するような付加機能もあったりします。

省エネ性の高さ

DCモーターを採用していることもあって省エネ性が高いのも高級扇風機と安い扇風機の違いです。モーターの消費電力が低いことと、風量を的確に必要なだけ調節できるという点から省エネ性が高いと言えます。また、高級扇風機は耐久性が高い傾向もあるため、長期間使用できるという観点からエコであるとも考えられます。

実際の商品で違いを比較

それでは、高級扇風機と安い扇風機の違いを実際の商品を使って比較してみます。

やはり高級扇風機の代表商品には、バルミューダのThe GreenFanで比較します。一般的な安い扇風機には楽天市場の人気ランキングで入賞するのが常連の山善のリビング扇風機YLT-AG30Eを用います。

この二つの商品の仕様を簡単にまとめた表が下記になります。

スクロールできます
バルミューダのThe GreenFan
The GreenFan
山善のリビング扇風機YLT-AG30E
YLT-AG30E
価格39,600円4,980円
モーターDCモーターACモーター
消費電力1.5~20[W]38/39[W]
電気代0.4円/日9.4円/日
風量調節4段階3段階
騒音値最小13[dB]未記載
機能首振り自由自在
切タイマー
リモコン
コードレス対応
首振り
切タイマー
仕様詳細を見る仕様詳細を見る
高級扇風機と安い扇風機の比較

公式価格を比較すると、バルミューダのThe GreenFanが39,600円山善のYLT-AG30Eが4,980円で8倍もの差額になります。搭載しているモーターはThe GreenFanがDCブラシレスモーター、YLT-AG30EがACモーターです。

比較1、消費電力と電気代

消費電力の違いは数値を見ての通り全く違います。YLT-AG30Eの消費電力が38Wであるのに対し、The GreenFanは最小運転時の消費電力が1.5Wという驚愕の少なさ。当然ながらその分が電気代に影響してきます。

The GreenFanYLT-AG30E
消費電力最小1.5W38W
1日あたりの電気代0.4円9.4円
1か月の電気代12円283円
1シーズンの電気代36円849円

1日の運転時間を8時間と想定した場合、1日当たりの電気代はYLT-AG30Eが9.4円、The GreenFanがわずか0.4円です。1か月当たりの電気代に換算すると283円と12円、1シーズン(3か月と想定)で見ると849円と36円という差が生まれます。この差のほとんどがモーターに由来する性能差になってくるのです。

※電気代は1kWhあたり27円で計算しています。

比較2、風量調節

風量調節についてはバルミューダThe GreenFanは4段階山善YLT-AG30Eは3段階となっています。一応The GreenFanの方が調節できる段階が多いですが、高級扇風機の中でもかなり少ない方になります。

これは個人的な推測ですが、バルミューダは風量の調節段階をわざと少な目に設定したのではないかと考えられます。製品コンセプトとして、余計な機能は省くのがバルミューダの特徴ですので、本来であればDCモーターでいくらでも調節できたものを使い勝手を考慮して4段階に絞ったのではないかと思います。

DCモーター搭載扇風機で10段階以上の風量調節ができるものも珍しくありません

比較3、騒音値

騒音値の大きさについては、The GreenFanが最小13dBという静音性を誇ります。YLT-AG30Eは騒音値の公式値が記載されていないので不明です。ただし、ACモーター搭載の扇風機においては騒音値は訴求ポイントにはならないのであえて表記しないこともあります。おそらく、YLT-AG30EもDCモーター搭載扇風機と比較するまでもないレベルの騒音値でしょう。

また、厳密には回転する羽根の形状も騒音値に影響します。羽根が回転するのに伴い、一枚一枚の羽根が風を切る音が発生します。これは羽根の形状や表面の凹凸、枚数、羽根の深さによって変わります。一回の回転で大きな風量を出すにはそれだけ羽根を大きくしたり、深くしたりする必要がありますが、それに伴って回転騒音も大きくなってしまいます。いかに風量を出しつつ風切り音を抑えるかが各社腕の見せ所でもあります。

比較4、機能性

The GreenFanは高級扇風機の中でもかなり機能が少ない方ですが、切タイマーや首振り、リモコンの他にも別売のバッテリーによるコードレス対応が可能となっています。首振り機能も普通の首振りではなく、自分でここからここまでと設定することができる自由自在な首振り機能になっています。何度でも言いますが、The GreenFanは機能が非常に少ない高級扇風機です。

比較5、羽根形状と風の質

羽根の形状とそれによって送られる風の違いを比較します。

バルミューダThe GreenFanの羽根形状
The GreenFan
山善YLT-AG30Eの羽根形状
YLT-AG30E

羽根を見ると、明らかに形状が違うことが分かるかと思います。山善のYLY-AG30Eは5枚のシンプルな羽根が並んでいるごく一般的な扇風機の羽根です。安い扇風機はほとんどが似たような羽根形状をしています。

対して、バルミューダThe GreenFanの羽根は内側と外側で異なる形状になっており、更に羽根の枚数は内側に5枚、外側に9枚と計14枚もの羽根が連なっています。

では、羽根の形状が違うことで何に影響するのか、それは風の質です。

扇風機の羽根の枚数による風の違い
出典:amazon.co.jp

まず一つは、羽根の枚数が多いと風当りが良いやわらかい風を作り出すことができます。反対に羽根の枚数が少ない場合、強く鋭い風を生み出します。従来の扇風機は3~5枚の羽根が多く、長時間当たっていると身体が疲れてしまうことが多かったです。しかし、羽根の枚数を7枚、9枚と増やしていくと直進性のある強い風は無くなるものの、自然の風に近いような優しい風が生み出されます。

さらにThe GreenFanの羽根は、内側と外側で異なる二重構造の羽根とすることで、内側から出る遅い風と外側が生み出す早い風とがぶつかって拡散し、面で広がっていく風を作ることに成功しています。

サーキュレーターであれば直進性のある強い風の方が良いですが、人が直接風に当たる扇風機の場合は優しい風の方が適しています

比較6、デザイン

デザインの違いも比較してみます。まずパッと見てどちらの扇風機がおしゃれに見えますでしょうか。

第一印象としてバルミューダのThe GreenFanの方が断然おしゃれに感じるのではないでしょうか。それもそのはず、バルミューダはデザインにも非常にこだわって開発しています。対して山善のYLT-AG30Eは安いボトムクラスの扇風機なのでコスト優先で設計されていますので、デザインに差が出るのは当然のことです。

The GreenFanは本体の土台位置には目立つような操作ボタンを設置せず、羽根の後ろ部分にスイッチを集約しています。これにより洗練されたスタイリッシュな風貌となっています。

The GreenFanに限らず、高級扇風機はデザインへのこだわりも強く、素材の質感も安い扇風機とは全く違います

高級扇風機がもたらすメリットとは

高級扇風機のメリット

高級扇風機の特徴と安い扇風機との違いを紹介してきましたが、ここで高級扇風機を使うことのメリットを挙げてみます。

快適性の向上

高級扇風機を使用することで、安い扇風機に比べてより快適な環境を作ることが出来るようになります。自分にちょうどよい風量の調節ができたり、自然の風に近い心地よさなど、ただ涼しいだけでなく心地よいといった一つ上の快適性をもたらしてくれます。

長期的な耐久性と信頼

高級扇風機は安い普通の扇風機に比べて耐久性が高く壊れにくい傾向にあります。そのため、長く使えるという安心感と信頼感を与えてくれます。また、高価格であるからこそ、大切に使おうという気持ちも高まることで頻繁にお手入れするなどして愛着が沸くこともあるでしょう。

生活スタイルに応じた利便性

多機能であるからこそ自分の生活スタイルに適した使用ができます。使いたい時間帯と使わない時間帯を入タイマーと切タイマーで自動的にオンオフを行ったりすることもできます。また、涼むのと一緒に除菌や空気清浄も行えるモデルもあるので、生活の利便性は向上します。

高級扇風機のデメリットと注意点

高級扇風機のバルミューダTheGreenFan

高級扇風機もメリットばかりではありません。高性能かつ多機能な高級扇風機にもデメリットと注意すべき点があります。

価格がとにかく高い

DCモーターが採用されている扇風機は、各種性能が高くなることと引き換えにモーターの部品単価が高いことが影響して販売価格も高くなってしまいます。ぱっと見で似たような製品でも、ACモーターかDCモーターかで価格が数千円程度の差があることもあります。そのため、どうしてもイニシャルコストを抑えたいという人については、ACモーター搭載の安い扇風機を選ぶ方がベターだと言えるでしょう。

ただ、ランニングコストを考慮すればDCモーターは長期的にお得になります。購入価格が安いだけで本当に良いのかどうかは自分自身で考えて判断しなければなりません。

自分に必要ない機能は無駄

高級扇風機は多機能なのが魅力ですが、裏を返せば自分にとって必要がない機能であれば、それは価格を吊り上げてしまう無駄要素な訳です。この機能はいらないからもっと安くして欲しいと思ったことがないでしょうか。まさに高級扇風機も例外ではありません。

高級扇風機の中でも余計な機能を省いたモデルも存在します。もし自分はDCモーター搭載が良いけど多機能はいらないというのであれば、こういった比較的安めの1万円程度で購入できるDC扇風機もあるのでチェックしてみることをおすすめします。おすすめの機種の中でも紹介しますので、気になる機種があれば検討してみてください。

高級扇風機は購入価格が高いだけにより慎重に選ぶ必要があります。

高級扇風機がおすすめな人とは

高級扇風機がおすすめな人とはどんな人なのか解説します。全てに人にとって高級扇風機が必要なのかというと、そんなことはありません。人によっては高級扇風機はいらないこともあります。ここでは、「このような人が高級扇風機を購入した方が良い」、逆に「こんな人には高級扇風機は必要ない」と必要なひとといらない人の特徴を分けて紹介します。

高級扇風機がおすすめの人

高級扇風機がおすすめな人はこんな人
  • 扇風機の使用頻度が高い人
  • 小さな子どもがいる家庭
  • エアコンをできるだけ使いたくない人
  • 就寝時も運転したい人
  • 見た目にこだわりたい人
  • 在宅時間が長い人
  • 電気代を抑えたい人
  • やさしい風を浴びたい人

上記に挙げたような人は高級扇風機の購入をおすすめします。

まずは扇風機を多用する人は問答無用で高級扇風機を使うべきです。電気代や風量調節などメリットが大きいからです。また、小さな子どもがいる家庭で使用する場合もチャイルドロックなどの安全機能が付いた高級扇風機の使用をおすすめします。

他にも、就寝時にも扇風機を使用したい人であれば運転音の大きさは重要になってきます。運転音の大きさは風量をできるだけ弱くすることに繋がってくるので、やはりDCモーターを採用している高級機種を選ぶべきです。

また、なるべく自然に近いような風を浴びたいという人はゆらぎモードが搭載された高級扇風機を選びましょう。ゆらぎ運転やリズム運転はACモーターの安い扇風機でもありますが、DCモーターであれば風の質と不規則性を硬度に制御できるので快適性は更に高いです。

高級扇風機がいらない人

高級扇風機がいらない人はこんな人
  • ただ風が出れば良い人
  • 工場や作業場などで使う人
  • 使用頻度が少ない人
  • 見た目を気にしない人
  • 手持ちの予算が少ない人

では反対に、高級扇風機がいらない人、必要ない人というのはどんな人なのか。上記のようなタイプの人が当てはまります。

風さえ感じられれば他は何も気にしないという人、そもそも扇風機を使う機会が極端に少ないという人見た目のデザインは全く気にしないという人は、安い扇風機を購入すれば文句なしでしょう。

また、工場だったり作業場だったり賑やかな場所での使用を考えて居る人も、高級扇風機を選ぶ必要はありません。こういった環境では騒音だけでなく、室温が高すぎたり、空気自体が汚れていることもあるため、故障のリスクが高まります。

そして、手持ちの予算が少なく、なるべく初期費用を安く抑えたいという人も安い扇風機を買えば問題ありません。確かに高級扇風機の方がランニングコストは少なくて済みますが、無理をして高い機種を買う必要までは無いと思います。

予算に余裕があってどちらでも良いのであれば、高級扇風機を選択しておけばよいと思います

高級扇風機|よくある質問と回答

高級扇風機についてよくある質問とその回答を紹介します。質問の内容は、私の回りの人から聞かれた内容やネット上であった声を取り上げます。

高級扇風機は本当に値段に見合った価値があるのか?

それは人によって異なります。既に紹介した、「高級扇風機がおおすすめな人」にとっては高いお金を払ってもそれだけのメリットがあると考えます。反対に、そもそも必要性が薄い人にとっては、高級扇風機を買っても無駄だったと感じることもあるかもしれません。

高級扇風機は節電にも関係ある?

十分関係があります。当記事の中でも解説した通り、高級扇風機でDCモーターを採用している機種であれば、消費電力がACモーターのものよりも圧倒的に少なくて済みます。また、風量を微調整できることに加え、より弱い風量(少ない回転数)で運転することができるので、無駄な電力消費を減らすことが可能です。

なぜ高いのか?

当たって涼しい」以外の快適性を求めているからです。涼しいだけでなく長時間でも疲れにくい風や、省エネ性の追求、おしゃれなデザインなどにこだわった結果から価格も高くなってしまいます。

高級扇風機を買ってから後悔した事例

扇風機を買ってから後悔したことがある人は一体何に対して後悔しているのか調査しました。知人やレビューのコメントを参考に、「買ってみたらこうだった」と後悔している人で多かった内容をいくつかピックアップします。

購入者

設置したら、思ったよりサイズが大きかった

リビングファンにありがちなのが、ネットで購入してから届いてみたら思ったより大きかったという後悔。外形サイズはしっかりチェックしてから購入するようにした方が良いです。また、可能であれば家電量販店などに実物があるのであれば一度見てみるのも良いかもしれません。

購入者

電源コードが短くて届かなかった

盲点になることが多いのが電源コードの長さです。極端に短くなければ問題ありませんが、海外メーカーの扇風機は特に注意が必要です。実際のところ、短ければ延長コードで継ぎ足せば特に問題ありません。

購入者

運転時の音が大きくて寝る時には使えない

やはり運転時の騒音は気になる人が多い様子。強運転のように風量を多く出す時にうるさく感じるのは仕方ないですが、弱運転時に気になってしまうようであればどうしようもありません。そんな人にはDCモーター搭載の扇風機を選んでもらうしかないかと思います。

大きさや電源コードの長さは購入前にしっかりチェックしておけば後悔するはずのない内容です。騒音についてはどうしても実際に自宅で使ってみないと分からないのが難点です。

家電マニアの著者が考える高級扇風機の必要性

家電が好きな私が思う高級扇風機の必要性は以下です。

高級扇風機は完全に嗜好品なので、一般的な家庭には不要。

勘違いして欲しくないのは、個人的には高級扇風機が大好きですし、気になる人にはぜひ使ってみてもらいたいと思います。ただし、現実的に考えると扇風機はあくまでも扇風機。普通の安い扇風機で事が足りる家庭がほとんどです。

夏場しか使わない人が多いので、一年中リビングに置いておく家電でもありません。デザインは気にしない、風の質なんて分からないというのであれば、安い普通のリビングファンを購入すれば良いと思います。

結局、高級扇風機を買わない人の大半の理由が価格が高いから。予算に余裕がある人、家電が好きな人、おしゃれなデザイン家電が欲しい人だけが高級扇風機を買えばよいのです。

高級扇風機をお探しの方のために、おすすめの扇風機を紹介しています。バルミューダ以外にも魅力的な高級扇風機がたくさんあるのでチェックしてみてください。

高級扇風機のまとめ

価格の高さからなかなか手を出しにくい高級扇風機ですが、安い扇風機とは違うメリットがたくさんあります。

特にDCモーター搭載扇風機は消費電力が低く節電にも繋がります。初期費用だけでなく、ランニングコストも考慮した上で自分にピッタリの扇風機を探してみてはいかがでしょうか。

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