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トヨトミの石油ファンヒーターの特徴や選び方、おすすめの石油ファンヒーターを紹介!

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トヨトミ石油ファンヒーターの特徴とおすすめモデル

トヨトミ(toyotomi)の石油ファンヒーターを購入するか検討している方に向けたお役立ち記事です。トヨトミはダイニチ、コロナとともに石油ファンヒーターの三大メーカーとも言われております。ダイニチとコロナに比べると知名度やシェアは低いですが、様々な暖房機器を得意とするメーカーで、石油ファンヒーターにも力を入れています。知名度的にも少し選び難いかもしれませんが、検討している方の参考になればと思います。

目次

トヨトミの石油ファンヒーターの特徴

トヨトミの石油ファンヒーターの特徴を紹介します。トヨトミにも独自の特徴があり、ダイニチやコロナと比べた場合のメリットとデメリットがあります。その違いを生むのは、灯油の燃焼方式が各メーカーとも異なるためです。まずは燃焼方式を簡単に紹介します。

燃焼方式

トヨトミの石油ファンヒーターはポット式という燃焼方式を採用しております。下の図が分かりやすく表しています。

ポット式の原理は非常にシンプルです。蒸発皿に灯油をたらし、ヒーターの熱で暖めて気化させてそのまま点火します。この方式は大型の業務用石油ストーブや壁に固定するタイプの石油ファンヒーター(FF式タイプの一部)と同じ仕組みです。蒸発皿に垂らした灯油を気化させてから点火するため、どうしても着火するまでは時間が掛かってしまいます

対して、一度着火して燃焼を始めさえすれば、自身の燃焼熱を利用して気化させ続けることができます。そのため、ヒーターに通電する電力も非常に少ないですから、最も低消費電力の燃焼方式とも言えます。

メリット(他社比較)

トヨトミの石油ファンヒーターを他社のものと比較した場合のメリット・デメリットをまとめると下記のようになります。

トヨトミ石油ファンヒーターのメリット
  • 電気代が安い
  • 不良灯油に強い

トヨトミ石油ファンヒーターの大きな強みは電気代の安さと不良灯油への耐性ですトヨトミは昔から電気代に関しては最も低消費電力でした。

※2021年、コロナが業界No.1低消費電力の石油ファンヒーターを発売しました。従来使用していたACモーターに代わりDCモーターを採用したことで更なる低消費電力化を実現したようです。コロナとトヨトミの差は元々僅差でしたので、機種限定でコロナが単独No.1に躍り出ました。

同じ3.6kWクラスの最上位モデルの消費電力を比較

【ダイニチ】 FW-3719SGX :129W

【コロナ】  FH-WZ3621BY :9.5W (2021年new

【トヨトミ】 LC-SL36H      :20W

コロナの上位モデルには低消費電力で抜かれてしまいましたが、ボトムクラスの低消費電力を比較すると、3つのメーカーで最も低い消費電力を誇ります。

また、トヨトミは耐久性が高いです。ポット式は不良灯油に強く耐久性に優れています。昨年の持ち越し灯油など、多少の不純灯油であればそのまま燃やし切ることができます。

加えて、ポット式は燃焼構造がシンプルなため、燃焼部の故障や周辺部品の劣化は少ないかもしれません。

デメリット(他社比較)

トヨトミの石油ファンヒーターのデメリットを挙げると以下になります。

トヨトミ石油ファンヒーターのデメリット
  • 着火するまでの秒数が長い
  • ニオイが強い

前述したように、トヨトミのポット式では垂らした灯油をヒーター熱で加熱して気化させますので、着火するまでの時間がどうしても長いです。カタログ上では着火まで90秒と表記されています。

コロナも燃焼方式に起因して着火秒数が55秒(機種にもよる)で少し長いですが、トヨトミの着火秒数は更に長いです。ダイニチの最速35秒が早過ぎるのかもしれませんが、トヨトミが最も遅いです。

また、トヨトミはニオイが強いこともデメリットの一つです。ニオイの強さも燃焼方式に由来するのでやむを得ないですが、口コミを見ても他社よりクサいと感じる人は多いようです。

トヨトミの石油ファンヒーター選び方ポイント

石油ファンヒーターを選ぶ際は、まず部屋の大きさと、自分が何に重きを置くかということを明確にしましょう。これはすべての石油ファンヒーターに共通する点になります。

選び方のポイント
  • 暖房出力(kW)で選ぶ
  • 本体価格で選ぶ
  • 機能で選ぶ

メーカー間で比較する場合は点火時間消費電力も重要なポイント!

暖房出力(kW)

トヨトミに限らず、石油ファンヒーターを選ぶ際の最重要点として、使用する部屋の大きさに適した暖房出力を選定することです。

部屋の大きさに適した暖房出力の石油ファンヒーターを使用しないと、いつまでたっても部屋全体が暖かくならなかったり、過剰に運転し続けてしまうことに繋がります。過剰に運転してしまうと消費電力が大きくなり、電気代が高くなってしまうということもあります。

まずは部屋の大きさに適したモデルから選びましょう。

例)LC-SL36Hの場合

上の図はトヨトミの石油ファンヒーターに表記されている指標です。確認する項目は、製品仕様欄に明記されている「暖房出力(kW)」とそれに応じた「部屋の畳数」だけです。一般的にはコンクリートと木造で分けて表記されていますので、ご自身の部屋に適した方で比べましょう。

表記されている畳数と実際の部屋の大きさが多少違っていても大きな問題はありません。その場合は、実際の部屋の畳数よりも少し大き目を選ぶことをおすすめします。余力を持って部屋を暖めますので効率的な暖房が可能となります。

また、隙間風が多い部屋だったり、ガラス張りのような部屋においても、少し大き目の暖房出力を選ぶことで対応が可能です。

本体価格

部屋の大きさに適した暖房出力を決めた後は、その暖房出力の中から好きなモデルを選びます。同じ暖房出力なのに本体価格が異なる場合、価格差相応の付加機能が搭載されています。

付加機能は要らないからとにかく安いモデルが欲しいという場合は、最もベーシックなモデルを選べばOKです

機能

同じ暖房出力のモデルでも各種機能が異なります。トヨトミの石油ファンヒーターには『消臭に特化した機能』や『快適暖房機能』など便利なものも多数あります。こだわりたいポイントがあれば、それに応じた機能を搭載するものを選べば良いです。

特にトヨトミには湿度センサーによる快適機能を搭載したモデルもありますのでチェックしてみてください。湿度センサーは他社では採用していません。

メーカーで選ぶ場合

トヨトミの石油ファンヒーターだけでなく、ダイニチやコロナの石油ファンヒーターも比較して選ぶ場合は、点火時間や消費電力も重要なポイントになります。

メーカー毎の比較は他の記事でまとめていますのでご参照ください。

トヨトミ石油ファンヒーターのラインナップ

トヨトミの石油ファンヒーターラインナップ
出典:トヨトミ公式HP

トヨトミの石油ファンヒーターには大きく分けて5タイプあります。最上位クラスのSLタイプから、ハイブリッドのSHBタイプ、シンプルなSタイプ、スタンダードの330タイプ、アンティークモデルのLR-680Fです。

ラインナップの数はあまり多くありませんが、ダイニチとコロナには無い独特な特徴を持つ石油ファンヒーターを揃えています。

SLタイプ

トヨトミの石油ファンヒーターSLタイプ
出典:amazon

トヨトミ石油ファンヒーターの最上位モデルがSLタイプです。暖房出力は3.6kW、4.3kW、5.3kWの3種類です。

『快適おまかせ機能』では室温だけでなく湿度もセンサーで検知し、体感温度を考慮して温度調整します。人感センサーによる消し忘れ防止機能やリモコンでの遠隔操作も可能です。

SHBタイプ

トヨトミSHBタイプ
出典:amazon

トヨトミの特徴的な石油ファンヒーターの一つである、灯油と電気のハイブリッドファンヒーターです。暖房出力は3.2kWです。電気とのハイブリッドにすることで、石油ファンヒーターの弱点を補うという形になっています。

運転を開始してから予熱なしの3秒で温風が出るというのは、電気暖房でしかできない技です。灯油が切れた場合でも電気で暖房することが可能なため、寒い日にファンヒーターが止まるなんてことはありません。ちなみに灯油での単独運転もします。

LC-331タイプ

トヨトミLC331タイプ
出典:amazon

トヨトミ石油ファンヒーターのスタンダードモデルになります。暖房出力は3.3kWです。消費電力は業界最小ということで、弱火力燃焼時はわずか5~6Wで燃焼可能です。(2021年にコロナが低消費電力No.1石油ファンヒーターを発売したことで、トップの座が奪われました)

ボトムクラスですので、トヨトミのラインナップの中でも売り上げのボリュームゾーンとなります。

LR-680Fタイプ

トヨトミLR-680F
出典:amazon

LRタイプは石油ファンヒーターとしても非常にユニークなアンティークモデルです。暖房出力は6.8kWです。

外観デザインからもお分かりの通り、普通の石油ファンヒーターではなく、反射式の石油ストーブと合体したような仕様となっています。

遠赤外線によってじんわりとした暖かい熱と、ファンによる微温風で心地よい暖房が可能です。暖炉のような温かい趣を感じ取ることができます。

おすすめのトヨトミ石油ファンヒーターはこれ

SHB40Iタイプのイメージ
出典:トヨトミ公式HP

トヨトミの石油ファンヒーターなら、ハイブリッド式のSHBタイプがおすすめ!

個人的な考えになりますが、一般てな石油ファンヒーターとしての比較では、やっぱりダイニチとコロナの方が優れていると思います。知名度やシェアがこれを物語っているような気もします。

しかし、トヨトミにはトヨトミしかない独特な石油ファンヒーターがあります。特に電気と灯油のハイブリッド石油ファンヒーターは、ユーザーとしてもかゆいところに手が届く仕様ではないでしょうか。

ハイブリッドファンヒーター特徴
出典:トヨトミ公式HP

電気を使用する暖房にもデメリットがあり、石油ファンヒーターのように石油を使う暖房にもデメリットがあります。そのデメリットを互いに補うことで、両者の強みを強みのまま活かすことができます。

特にトヨトミの最大の弱点が着火までの秒数が長い点です。しかし、電気暖房の力でわずか3秒で温風を出せることができるようになりました。また、燃焼が安定すれば石油暖房のみに切り替えるため、電気代の節約にもなります。暖房器具として非常に優れた商品であることに違いありません。

ただし、気になる点がデザインです。個人的な評価にはなりますが、トヨトミの石油ファンヒーターのデザインは少し特異的な気がします。もっと万人受けするデザインであれば、もっともっと売れるのではないかと思ったりもします。

トヨトミ以外にもおすすめの石油ファンヒーターはあります。モデル選びや購入を検討している人は、下記の記事に石油ファンヒーターのおすすめをまとめているので、参考にしてみてください。

耐久性で選ぶならトヨトミの石油ファンヒーターで決まり!

石油ファンヒーターの3大メーカーの一つとしてトヨトミを忘れてはいけません。ラインナップ数やシェアでは他に劣るかもしれませんが、トヨトミにしか無い唯一無二の石油ファンヒーターがあります。

石油ファンヒーターを選定する際にはぜひ一度、トヨトミのモデルも見てから決めてみてはいかがでしょうか。

また、ダイニチとコロナについてもまとめていますので、検討中の人は参考にしてみてください。

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