「大学生として一人暮らしを始めるけど、家電はどこで買ったら安い?」や「家電量販店やリサイクルショップ等どこで買うのがお得なの?」など、一人暮らしの家電購入時に疑問を持たれる方も多いです。
そこで、10年間一人暮らしを経験してきた家電マニアの著者がおすすめする、家電をお得に買う方法を解説します。
一人暮らしを始めるとき、冷蔵庫に洗濯機、炊飯器、電子レンジ、掃除機などなど、買う必要がある家電はたくさんあります。
多くの家電を一度に購入するため、それなりの費用もかかってしまいます。だからこそ、どこで買うかによって損をするか得をするかに分かれます。
適当な場所で買って損をしてしまわない為にも、経験者だからこそおすすめする家電の購入方法を紹介します。
一人暮らしの経験が長く、家電好きでもある著者が実践した方法も合わせて紹介するので、少しでも参考になればと思います。
一人暮らしの家電はどこで買うべきか
まず最初に結論から言います。10年以上一人暮らしをしてきた家電マニアの私がおすすめするのは、
基本は、Amazonや楽天市場などのネット通販で買うべき。ただし、冷蔵庫と洗濯機は家電量販店での購入もおすすめ。
ネット通販には大手ECサイトの他にも、ビッグカメラやヤマダ電機など家電量販店のネットショップや、アイリスオーヤマなどメーカーの公式オンラインショップも多々あります。
その中でもやはりAmazonと楽天市場、Yahoo!ショッピングが断トツでおすすめです。
その理由はいくつかあって詳細は後で解説しますが、何と言っても商品の多さと価格の安さです。コストパフォーマンスを考えるとネット通販しかありません。
冷蔵庫と洗濯機のような大型家電については、家電量販店で購入するのも良いと思います。なぜなら設置場所に制約が大きく、購入後に搬入や設置作業が伴うからです。その為、実物のサイズを確認してから、アフターサービスの充実した家電量販店で購入するのも得策と言えます。
それ以外の家電については、Amazonなどのネット通販で購入するのがコスパかつタイパが良くておすすめです。次から、その理由について詳細を解説します。
ネット通販がおすすめな理由
そもそも、一人暮らしで家電を購入する時に買うところの候補としてどこがあるでしょうか。
一人暮らしを始めるほとんどの人は以下の4つで家電を購入することになります。
- 家電量販店
- ホームセンター・家具店
- リサイクルショップ
- ネット通販
ひと昔前までは、「家電を購入する=家電量販店や電器店」と考える人が多かったようですが、今は様々なお店や場所で家電を買うことができます。
上記4つ以外にも、先輩や知人から中古品を譲ってもらったり、オークションで入手する人もいます。ただ、家電を購入する場合においては、これら4つの方法で購入する方が大半です。
各々で買う場合には、メリットとデメリットがあります。
買う場所 | メリット | デメリット |
---|---|---|
家電量販店 | セット購入がお得 アフターサービスが手厚い 店員に相談可能 | 価格が高い 選べる種類に限りあり |
ホームセンター 家具店 | モデル選びに迷わない 安価なモデルが多い | 単機能しかない 比較できない |
リサイクルショップ | 古い商品を安く購入できる 掘り出しものがある | 店によって商品がバラバラ タイミングで当たりハズレあり |
ネット通販 | 価格が安い 自宅に届く 自宅でじっくり考えられる 商品の種類が豊富 | 実物を確認できない 故障時に手間がかかる |
家電量販店やホームセンター、リサイクルショップなど各々に特徴的なメリットがある中で、なぜネット通販をおすすめするのか。
理由を列挙すると、購入したものが全て自宅に届くこと、自宅でゆっくり考えられること、商品の種類が無数にあることなどです。
実店舗での購入に共通して言えるデメリットが、選べる商品の数に限りがあることです。その場所にある商品の中から比較して欲しいモデルを選ぶことになります。
しかし、ネット通販ではほぼ無数にある商品の中から自分にピッタリの商品を選んで購入することが可能です。さらに時間を気にせず、自宅にいながらじっくりと考えて悩むことができます。
ただ、やっぱり一番のおすすめ理由は、ネット通販ならではの価格の安さです。
実際の店舗で購入する価格よりも、間違いなく安いです。中古品ではなく新品が安いのです。また、新しい商品だけでなく、一定の古い商品も新品として安く購入することができます。
なぜネット通販は安いのか
ネット通販やECサイトでは、実際の店舗に比べて人件費や店舗の管理費などを削減できるから価格が安いです。
この理由から、基本的にどんな場合でも家電量販店やホームセンターの実店舗と同じ商品を価格比較した場合はネット通販の方が安くなります。
ただし、ここで一つ注意したいのが、あくまで同じ商品を比較した場合です。
家電量販店やホームセンターでは少しだけ仕様が異なる商品をオリジナルモデルとして販売していることも多く、その場合は、製品型式を見れば判別できます。
そのオリジナルモデルがメーカーの通常モデルと何が違うのかを知りたい場合は、オリジナルモデルの製品型式と似たような型式のものがメーカーの通常モデルにあるかどうかを検索します。そのモデルの仕様と比較することで、性能差や機能の違いを確認することができます。
ホームセンターでは、メーカー通常モデルから機能数を減らして価格を安くしたモデルを扱っていることも多いです。
必ずしもネット通販がおすすめという訳ではない
ネットで家電を購入することがすべての人におすすめという訳ではありません。
実際に商品を見て触ってから購入したいという人や、店員さんなどに相談しながら選びたいという人、普段からネットで買い物をしない人にとってはハードルが高いと感じるかもしれません。
また、購入する家電によっても異なります。冷蔵庫や洗濯機のような大型商品は実店舗で購入した方がやっぱり安心できます。
ネット購入がおすすめの家電 | 掃除機、炊飯器、電子レンジ、トースター、電気ケトルなど |
---|---|
実店舗での購入もおすすめの家電 | 冷蔵庫、洗濯機、エアコンなどの大型家電 |
つまり、無理にネット通販やECサイトで購入すべきというのではなく、できるだけネット通販で買うことで少しでも家電に当てる費用を抑えられるということ。
先に紹介したようにネット通販にもデメリットはあります。そのデメリットが自分にとって大きいのであれば無理する必要はありません。
家電量販店で買うのがおすすめの場合
家電量販店の実店舗で家電を買うのがおすすめの場合もあります。
- 大型家電の購入
- アフターサービスを重視したい
- プロに相談しながら選びたい
- 複数のセットで購入したい
大型家電などアフターサービスを重視する場合
冷蔵庫や洗濯機のような大型家電を購入する場合、設置面積が重要となります。居住するアパートやマンションの設置場所の広さを把握した上で、その面積に設置できる大きさの商品を選ばなくてはいけません。
また、購入後には搬入および設置作業が必要となります。これらの作業については自分ひとりで対応できるものでは無いので、業者の方などプロにお願いすべきです。
家電量販店で購入する場合は、購入後の搬入・設置作業まで一貫してサービスしてくれることがほとんど。自分で業者に手配する必要も無いのでとても便利です。
プロに相談しながら選びたい
家電について知識が乏しく、店員さんに相談しながら選びたい場合にも家電量販店での購入がおすすめ。
家電量販店のスタッフは多くの家電に関する知識を持つプロです。家電に関しては初心者でも、そのプロに相談しながら購入することで後悔の無い買い物ができます。
また、家電量販店では公式のネットを運営している企業もあります。お店で見て相談してから、その家電量販店のネット通販サイトで購入するのも方法の一つ。店頭価格よりも公式ネット通販の方が安い場合が多いです。
店舗やスタッフによっては知識が深い人と浅い人がいます。製品の知識を教えてくれるのではなく、高いモデルを買わせようとしてくる店員には注意が必要。
複数のセットで購入したい場合
家電セットのように、複数の家電をセットでお得に購入したい場合にも家電量販店はおすすめです。
毎年、2月から3月になると新生活に向けた家電セットが販売されます。家電セットの内容は各店舗や量販店によって異なりますが、一人暮らし向けの冷蔵庫や洗濯機、掃除機などがセットになって割安で売られています。
特に個々の家電にこだわりが無く、一度にまとめて買ってしまいたいという人にはおすすめ。
家電セットが必ずしもお得かと言うと実はそうではありません。売れ残りの旧式モデルを安いように見せかけていることもあるので、気にある人は個々の価格をネットで調べてみることをおすすめします。
家電量販店で買う場合のポイント
家電量販店では値引きの交渉ができます。店舗によっては交渉ができない場合もありますが、多くのお店では相談しだいで値引きしてくれることもあります。
具体的には、ライバル店での販売価格を提示すると、その価格よりも安くしてくれたりします。また、型落ちモデルや売れ行きが悪い商品は店側も売ってしまいたいので、案外ガッツリと安くしてくれることもあります。
一人暮らしを始める人が多い春先の新生活シーズンは、どこの家電量販店も他店に負けないように必死なので、遠慮せずに値引き交渉してみることをおすすめします。
ホームセンターで買うのがおすすめの場合
ホームセンターや家具店で一人暮らし向けの家電を購入するのがおすすめの場合もあります。
- 家具と合わせて購入したい
- 家電は安ければ何でも良い場合
ホームセンターとは、カインズやコメリ、ジョイフル、コーナン、ニトリ、無印良品などを指します。
家具と合わせて購入したい
家具やインテリアなどと一緒に家電を購入できるのがホームセンターの魅力です。
家電を家具のデザインや色相と調和させたい人や、家電を買うのにわざわざ別の店に行くのが面倒な人には家電以外のものとまとめて選んで購入できるのでおすすめです。
家電は安ければ何でも良い場合
特にこだわりが無く、家電は安ければ何でも良いという人はホームセンターでの購入もおすすめです。
理由は、ホームセンターでは単機能かつシンプルな家電を安く取り扱っているから。
分かりやすい例を言うと、ニトリでは多くの家電を販売していますが、そのどれもがデザインも機能性もシンプルで統一されています。機能が少ないから価格もかなり安く売られています。
また、それらの家電のメーカーを見てみると、知名度が少ないブランドや中国メーカーのものが多いですが、これも安さの理由の一つ。中国メーカーなどで製造した家電をOEM製品として販売することで開発費をカットして安く販売できるということです。
ニトリの家電について気になった方は別の記事で詳しく解説しているのでチェックしてみてください。
リサイクルショップで買うのがおすすめの場合
一人暮らしの家電は中古品であればリサイクルショップでも購入できます。リサイクルショップでの購入がおすすめなのは以下のような場合です。
- 中古品に抵抗が無い
- 近くに優良なリサイクルショップがある
中古品に抵抗が無い
誰かが一度使用した家電を使うことに抵抗が無いという人はリサイクルショップもおすすめ。
中古品は新品に比べて安く入手できるため、欲しい商品があればお得に購入できます。しかし、中古家電に抵抗を感じる人も多く、いくら安くても中古は嫌だという考えの人もいます。
逆に言えば、中古でも全然気にしないという人にとっては、リサイクルショップは格安でお得に購入できるのでおすすめです。
近くに優良なリサイクルショップがある
中古で安く家電を買いたいと言っても、近くにリサイクルショップが無ければ元も子もありません。また、リサイクルショップはあっても、お店によっては品数が少なかったり、思っていたより安くない場合もあります。
自宅の近くに商品数も多く、安くてサービスが良いリサイクルショップがあるかどうかチェックしてみると良いです。
特に大学の近くにある個人経営のリサイクルショップは、毎年卒業していく学生が売却した家電製品が山のようにある傾向があります。そのようなお店では、一人暮らし向けに安く大量に中古品を扱っているのでおすすめです。
中古品を購入する前には、ネットで価格の相場を把握しておくべきです。中古だから安いという先入観は損してしまう可能性もあります。
家電を買わずにレンタルする方法も
最近では、家電をレンタルできるサービスも増えてきました。
購入すると処分もしなければいけないので、そういった手間が面倒と考える人には家電レンタルサービスもおすすめです。
全国的にも有名な家電レンタルサービスを下記に紹介します。
かして!どっとこむ | CLAS | ゲオあれこれレンタル | |
---|---|---|---|
対象エリア | 全国(一部離島を除く) | 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、大阪府、京都府、兵庫県 (一部提供外あり) | 全国(一部離島を除く) |
取扱い家電 | 冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、掃除機、テレビなど全般 | 冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、掃除機、テレビなど全般 | 掃除機、炊飯器、PC、スマホ、美容家電など |
最低契約期間 | 1ヶ月~ | 1ヶ月~ | 14泊15日~ |
配送料 | 無料 | 3か月未満で返却・交換の場合は請求 | 北海道・沖縄以外無料 |
設置・交換費用 | 無料 | 無料 | ― |
レンタル料金 ※洗濯機の場合 | 944円~/月 (2年契約の場合) | 1,430円~/月 | ー |
詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
気になる方は、「詳細を見る」からチェックしてみてください。
一人暮らしをする多くの場合は、数年後にまた引っ越すということが多いです。その為、家電を毎回購入していたのでは費用も手間も掛かります。
よって、引越しが多い人や家電を購入する初期費用を抑えたいという人は家電レンタルを利用しても良いかと思います。
レンタルである以上は返却する必要があるので、家電を大事に使う必要があります。
10年間一人暮らしの著者が実践した家電の購入方法
実際に長年一人暮らしをしてきた家電好きの著者が、コスパ最重視で実践していた家電の購入方法を紹介します。
価格の安さだけでなく、性能や機能性などで買ってから後悔したくないという人は参考にしてみてください。
まずは購入しなければいけない家電を一覧にします。
リスト化することで各家電に使える予算のイメージがしやすくなります。
一人暮らしで必要な家電については別の記事でまとめているのでチェックして下さい。
リスト化した各家電について、相場価格と簡単な特徴をネットで調べます。
この時、ブログやYouTubeでおすすめされているモデルもチェックし、良さそうな商品があればメモしておきます。
この時点で家電の相場感覚と、自分が欲しい商品がどんな価格でどのようなスペックなのかを簡単に把握しておきます。
前もって調べた商品や、自分のイメージと近しい商品を実物を見ながらチェックします。
この時点で、購入したい商品を仮確定させます。
そして、販売価格がネットの方が安いことを確認します。
近くにリサイクルショップがあれば、念のため同モデルが売られていないかチェックします。
基本的には自分が欲しいモデルがリサイクルショップで売られていることは少ないですが、新品同様でネット価格よりも安かった場合は購入します。
Amazonや楽天市場など、ネット通販やECサイトで購入したい商品を調査します。
ここで購入ボタンを押す前に、改めてレビューの評価をチェックします。
購入者の意見が悪くないのであれば、確定して購入します。
もしレビューに気になるコメントがあって別のモデルに替えたい場合は、『STEP2のネット検索』に戻ります。
簡単にまとめると、このような流れで家電を購入しています。
春の新生活として一人暮らしを始める人は、そんなにゆっくり選んでいる時間が無いことも多いかと思います。
そんな時には、ブログやYouTubeで一人暮らし向けおすすめ商品やレビューをチェックすることで、すぐに欲しいモデルを具体的にイメージできます。レビューだけしっかり確認できれば、そのままネットで購入してしまっても良いと思います。
ただし、著者自身も冷蔵庫と洗濯機については家電量販店で購入しました。
理由は、その家電量販店では搬入と設置サービスが無料となっていたからです。価格も型落ちモデルでネット価格と同程度だったので購入を決めました。
まとめると、この購入方法のおかげか今まで家電の購入で後悔したことはありません。
一人暮らしの家電はどこで買うかで節約に繋がる!
一人暮らしを始める際に揃える必要がある家電はたくさんあります。それだけお金もかかります。
だからこそ、家電をどこで買うのかによってトータル費用に大きな違いが生まれます。
必要な家電を賢く選び、適切な場所で買うことで、コスパの良い買い物ができます。後悔しないためにも、どこで買うのが最も自分にとって有益なのか考えてから購入することをおすすめします。