タワー型扇風機|タワーファン(スリムファン)の選び方とメリット・デメリット、おすすめモデル紹介

タワーファンの選び方 メリット デメリット

タワー最近の扇風機はスリムなタワーファン(スリムファン)が人気です。タワー型の扇風機はデザインがおしゃれで人気が高いです。また、従来の扇風機とは形状が異なり、本体がスリムなので設置が省スペースで済むことも魅力です。そんなタワーファン・スリムファンのメリットやデメリットを紹介し、選び方のポイントやおすすめのモデルも紹介します。

目次

タワーファンとは

コイズミ タワーファンKHF1211
出典:amazon

タワーファンとは、一般的な扇風機である大きな羽根を持つ丸型のリビングファンとは異なり、縦に細長いスリムな扇風機です。「スリムファン」や「タワー型扇風機」とも言います。外観からは回転する羽根が見えない為、デザインのおしゃれさや安全性の高さが人気のポイントになっています。

タワーファンは、一般的な扇風機であるリビングファンと比較してメリットもデメリットもあるので、特徴を踏まえながら紹介していきます。

タワーファンのメリット

まずは、タワーファンのメリット、魅力と言える内容について下記に挙げます。

タワーファンのメリット
  • 省スペース
  • デザイン性
  • 収納しやすさ
  • 安全性
  • 羽根にホコリが溜まりにくい

これらがタワーファンの良い特徴の代表として挙げられます。この他にも、細かいメリットは多々ありますが、通常のリビングファンと比較した場合のメリットがこれらです。

省スペース

タワーファンは、土台部分が置けるスペースさえあれば設置することができます。その為、一般的な丸型のリビングファンを置くには少し狭く感じるお部屋でも、タワー型なら縦にスリムなので部屋を圧迫し過ぎず、設置が可能な場合が多いです。 脱衣所やトイレ、子供部屋のような小部屋の隅にもスッキリと収まります。

デザイン性

タワー型はリビングファンと比べ、全体的にスリムでかつモダンなデザインの扇風機が多いです。スマートな雰囲気のお部屋にタワー型扇風機を置くだけでも、ちょっとしたインテリアのようなおしゃれさを演出できるのが魅力の一つです。また、ダイソンの扇風機のように羽根が無いタイプのタワー型扇風機もありますので、費用に余裕がある方は検討してみるのも良いかと思います。

収納しやすさ

省スペース性から波及する内容になりますが、シーズンが過ぎて扇風機を押入れやクローゼットに片付ける際に収納しやすいです。丸型の扇風機の場合、そのままでは非常にかさ張るため、毎回分解してから箱に戻しているというご家庭も多いのではないのでしょうか。

タワー型扇風機は縦に細長いためクローゼットの隙間にそのまま入れることもできますし、余裕が無いクローゼットなどでも省スペースで収納できることがメリットの一つとなります。

安全性が高い

風を送り出す回転羽根が内部にあるため、外から羽根を触ることはできません。その為、子どもが誤って回転する羽根に指を入れて怪我をしてしまうという可能性もありません。安全性がとても高く、小さい子どもがいる家庭での使用もおすすめです。

羽根にホコリが溜まりにくい

羽根のメンテナンスし易さもタワーファンの魅力です。タワー型では、本体の裏側にあるフィルターにホコリが溜まる構造になっているため、回転する羽根そのものにホコリがたまり難い構造となっています。フィルターだけ定期的に掃除するだけで良いので、わざわざ分解して羽根を掃除する必要がありません。羽根に付着したホコリを掃除するのって意外と面倒だったりしますので、面倒くさがり屋の人にはおすすめです。

タワーファンのデメリット

次にタワーファンのデメリットについても紹介します。

タワーファンのデメリット
  • 風量が弱い
  • 部品の手入れがし難い
  • 騒音が大きい

タワー型扇風機はあまりこれといったデメリットが少ないのですが、挙げるとしたらこれらの点になります。

風量が弱い

一般的なリビング扇風機と比較すると、風を送り出す羽根自体の大きさが小さくなっていることに加え、扇風機内部の構造が複雑になることから、送風の圧力損失も大きくなります。風量は羽根の大きさと送風経路の圧力損失に大きく影響を受けるため、外へ送り出す風量は丸型扇風機と比較すると弱くなる場合が多いです。

部品の手入れがし難い

羽根にホコリが溜まり難いというメリットの反面、羽根以外のところで本体構造が複雑であればあるほど、各部位の手入れがし難いというデメリットもあります。ただし、羽根以外には手入れ必要な個所が無い扇風機であれば、特に気にしなくて良いです。

騒音が大きい

リビングファンと比較すると、運転音(送風音)が若干大きいという特徴があります。というのも、先に申したように羽の大きさが小さいと風量を出しにくいため、羽根の回転数を多くせざるを得ないのです。よって、回転数が多くなると羽根の回転音や干渉音大きくなってしまうのです。ただし、最近では静音化を意識したモデルが多くなってきたようですので、騒音が気になる方は静音化に特化したモデルを選ぶと良いかもしれません。

タワーファンの選び方

タワーファンの選び方について見ていきます。タワーファンを購入する際、モデル選びに迷ったら以下のポイントに注意して決めていきましょう。

タワーファンの選び方ポイント
  • 本体の高さ
  • 上下方向の角度調整
  • 左右方向の角度調整
  • 運転音の大きさ(騒音値)
  • その他の付加機能

これらが選び方のポイントになります。タワーファンを選ぶのにそれほど難しいことはありません。5つのポイントだけ押さえて選べば問題ありません。ポイントを一つずつ見てみます。

本体の高さ

タワーファンは送風口が縦に細長いため、風を送り出す範囲も縦方向に長くなるのがメリットではあります。しかし、一般的な丸型の扇風機(リビングファン)とは異なり、首の上下方向角度の調整ができない仕様の機種もあります。その為、上下高さが調整できないタワーファンなら本体高さが重要になります。リビングでの使用なのか、脱衣所での使用なのかなど、普段の利用シーンをイメージした上で適した高さを選ぶことが一つのポイントになります。

ちなみに、タワーファンの平均的な高さは80cm程度のようです。80㎝よりももっと高さが欲しいと感じるのであれば、100cm程度の高さがあるものもあります。台所や脱衣所などは、基本的に立ったまま過ごすことが多いと思いますので、比較的高さがある方がおすすめです。

適した高さは身長に影響される部分もありますので、可能であれば一度家電量販店などで実物の高さを体感した方が買った後の後悔は無くなるかと思います

上下方向の角度調整

既に紹介しましたが、タワーファンは上下方向の風向きを調整できないモデルも多いです。とは言え、タワーファンの中にも上下の角度調節ができる機種もあります。これもまた、利用シーンを考慮した場合に上下方向の角度調整が必要だと感じるのであれば、上下調整可能なモデルを選ぶべきだと思います。

左右方向の角度調整

タワーファンは左右横方向の角度調整を得意としていますが、調節可能な角度の幅はモデルによって全く異なります。各メーカーのラインナップを見ると、最大調整角度が60°~270°程度とかなり幅広いです。少しでも横方向の角度調整が大きい方が良いという人は要チェックです。最大調整角度といった項目名で表記されていますので、この角度が大きいものを選ぶ方が無難です。

運転音の大きさ(騒音値)

扇風機の運転音が小さい方が良いのであれば、静音設計に特化したモデルを選ぶ方が良いです。特に、DCモーターを搭載した扇風機をおすすめします。一般的な扇風機や安価なモデルに搭載されているのはACモーターですが、DCモーターを搭載している扇風機では風量調整が細かくできるため、非常に小さい風量<微風>での運転が可能になります。風量を限りなく小さくできれば、それだけ騒音値も小さくなります。寝るときなど、扇風機を停めたくはないけど騒音が気になるといった場合にもDCモーター搭載モデルをおすすめします。

※「DCモーターだから静かである」というのは誤解です。扇風機の回転騒音の大きさは、ファン形状や周辺部品などの構造によって決まります。DCモーターでは低回転数域でも安定してファンを回すことができることから、ACモーターと比べて風量を小さく下げた状態でも運転することが可能です。つまり、風量を下げた時には低騒音化が可能になったということです。ですから、定格風量時で見ると、ACモーターを搭載した機種でも静かなモデルもあります。静音化に注意して選ぶ際には、仕様欄に記載されている騒音値(dB)を見て比較しましょう。

その他の付加機能

ダイソン 空気清浄機能付 ファンヒーター Dyson Pure Hot + Cool
出典:amazon

タワーファンやスリム型の扇風機の中には、空気清浄機能ヒーターによる暖房機能が搭載されたモデルもあります。空気清浄や暖房機能があれば、夏だけでなく冬場まで通年使用できるのがタワーファンのメリットでもあります。扇風機の他に求める機能や役割があるのであれば、送風以外の機能についてもチェックすることをおすすめします。

タワーファンのおすすめモデル

タワーファンのおすすめモデルを紹介します。コスパが高いモデルや、Amazonや楽天の人気ランキングも考慮したおすすめモデルとなりますので、機種選びに迷っているという人は参考にしてみて下さい。

アイリスオーヤマ タワーファンTWF-M73

アイリスオーヤマ タワーファンTWF-M73
出典:amazon

品質の高さと価格の手頃さからAmazonでも絶大な人気を誇るタワーファン。価格の安さはタワー型の中ではトップクラスです。風を送れる面積が広いのが特徴で、約8m先まで風が到達するほどの送風能力を有します。左右に角度65°の自動首振り機能も搭載していて、スイングしながら部屋の隅まで風を届けます。重さは約3(kg)と軽量で持ち運びも楽です。タワーファンのエントリーモデルとしてもおすすめします。


アイリスオーヤマの公式オンラインショップ『アイリスプラザ』もチェックしてみて下さい。

山善 タワーファンYSR-WD901

山善 タワーファンYSR-WD901
出典:amazon

山善のDCモーター搭載タワーファンです。首振り角度は左右に50°で調節可能です。液晶部には室温が表示され、温度センサーによって快適な温度に調整するように運転します。最小風量設定では静音モードとなっていて、騒音値はわずか33dBという静かさを実現しています。リビングでの使用だけでなく、寝室での使用にもおすすめです。

シャープ スリムイオンファンPF-HTC1

シャープ スリムファンPF-HTC1
出典:amazon

プラズマクラスター25000を搭載したスリムファンです。10段階もの風量設定で風と一緒にイオンも届けます。プラズマクラスターによって、カーペットなどの除菌や消臭など、空気清浄も併せて行うことができます。上向き60°、下向き40°の上下角度調整に加え、左右方向には最大90°で調整することができます。DCモーター採用で低消費電力も実現しています。

ダイソン Pure Hot+Cool Link HP03WS

ダイソン Pure Hot+Cool Link HP03WS
出典:amazon

涼風も温風も出せるスリムな扇風機になります。空気を洗浄しながら涼風と温風の切り替えが可能です。Dyson独自の「Dyson Linkアプリ」を併せて使用すると、部屋の空気がどのくらい汚れているのかしっかりとチェックすることができる。スタイリッシュな見た目もさることながら、超高機能で使いやすい製品なのでおすすめです。

コイズミ タワーファンホット&クールKHF-1211

コイズミ タワーファンホット&クールKHF-1211
出典:amazon

コイズミの送風と温風の両方が使えるタワーファンです。夏場だけでなく、冬場も使用できるので収納する必要がありません。自動首振り機能は45°、90°、180°の3段階で設定ができます。人感センサーが搭載されているので、人を検知して自動でオンオフ切り替えと行うこともできます。不要な消費電力を省くことができ、運転の切り忘れ防止にも役立ちます。

まとめ

最近の扇風機は多種多様化が進んでいて、デザイン性が高い扇風機も人気を集めています。性能よりも見た目のデザインを重視したい人も多いようです。細かい性能や機能性にはこだわらない人は、デザインだけで扇風機を選んでも良いかもしれません。

季節家電もスタイリッシュなものを使いたいという場合は、タワー型扇風機を導入されてみてはいかがでしょうか。タワー型扇風機でおしゃれに夏を乗り切りましょう。

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