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【知っておきたい】加湿器の選び方は適用畳数と4つの加湿方式が重要!各加湿方式ごとのおすすめモデルも紹介

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加湿器の選び方とおすすめ

「スチーム式や気化式、超音波式、ハイブリッド式とか言われても結局どれを選べば良いのか分からない」という人もいるのではないでしょうか。

この記事では、加湿器選びで【絶対外せないポイント】を解説します。

加湿タイプの違いだけでなく、選ばなければいけないポイントは他にもあります。買ってから後悔しないための加湿器の選び方をまとめて紹介。

その為にも、加湿器のメリットとデメリットを理解した上で選ぶことが大切。加湿器の種類ごとの特徴を紹介し、最後には【各加湿タイプのおすすめ加湿器】を紹介します。

目次

加湿器とは

加湿器

加湿器とは、室内の空気中へ水分を放出すること、部屋の湿度を上げるための空調家電です。

特に乾燥しやすい冬の時期、暖房器具と併用しながら使用されることが多いことから、加湿器は冬の季節家電として扱われることもあります。

加湿するには、ご家庭の水道水をそのまま使用することができます。

むしろ、精製水やミネラルウォーターのような水道水以外の水を使用することは、多くのメーカーが禁止しています。水道水に含まれる塩素は、菌の消毒にも効果があることから衛生上の理由で水道水を推奨しています。

必ず水道水を使用してください。40℃以上の水・汚れた水・ミネラルウォーター・アルカリイオン水・井戸水・浄水器の水などは使用しないでください。

引用元:アイリスオーヤマハイブリッド式加湿器―取扱説明書

加湿器の必要性とは

加湿器を選ぶ前に、そもそも加湿器の必要性について簡単に紹介します。

一般的に冬になると需要が高まる加湿器。太平洋側の地域では空気が乾燥し、日本海側の地域でも室内の空気は暖房によって乾燥します。

そんな冬の乾燥対策として真っ先に思い浮かぶのは加湿器ではないでしょうか。冬だけでなく通年使用している人もいれば、加湿器は必要ないと豪語する人もいます。

ですが加湿器は本当に必要なのでしょうか。また、なぜ加湿器は必要なのでしょうか。

乾燥による悪影響を防ぐ

加湿器の目的は乾燥を防ぐことに尽きます。加湿器によって湿度を上げ、室内の空気を乾燥させないようにします。ではなぜ乾燥することが悪いことなのか。

空気が乾燥し過ぎると、人間の身体には良くない影響が出てきます。乾燥すること自体が悪いのではなく、過度な乾燥が良くないのです。

(参考:室内の乾燥がもたらす5つのリスクとは【あなたは適正湿度を維持できている?】

乾燥による悪影響について、加湿器のメリットと合わせて見ていきます。

加湿器がもたらすメリット

風邪・ウイルス対策

花粉症対策

空気が乾燥し過ぎないために加湿することで風邪やウイルスの対策になります。

加湿器の需要が高まったのは、インフルエンザウイルスへの対策です。インフルエンザだけでなく、風邪などのウイルス全般は空気の湿度が高いと不活性化します。

逆に乾燥し過ぎると、空気中のウイルスが活性化してしまい、風邪や病を患ってしまう可能性が高くなります。(参考文献:大正製薬「冬のウイルス対策として加湿器の必要性」)

湿度を高めに維持することで身体の免疫力を高めることが可能です

肌・髪の保湿

保湿

加湿器で加湿することで、肌や髪の毛の乾燥対策になります。

肌は乾燥し過ぎると、細胞間脂質や水分が減少して粉吹き肌や肌荒れを引き起こしてしまいます。表面がカサカサになったり、かゆみが出てきたり良いことは何もありません。化粧水による保湿も重要ですが、室内の空気を乾燥させないことが最大の肌荒れ対策になります。

肌や髪の毛の乾燥は見た目の年齢に直結します。湿度を保ち見た目も若々しく保ちましょう

静電気対策

静電気

加湿することで静電気対策にもなります。

静電気は空気が乾燥することによって生じやすいです。静電気とは、物質内にたまった状態の電気のことで、乾燥すると電気のバランスが崩れてしまいます。放電できずに物体に帯電した電気が放出されるのが静電気です。乾燥が原因で静電気を起こしやすいため、冬に多い現象となっています。

水は電気を通しやすいので湿度が高いと電気が逃げやすい環境になります

加湿器のデメリット

加湿器には注意しなければいけないポイントもあります。以下の点に注意して使用しないと、人体や住宅にも悪い影響を及ぼすことがあります。

過湿によるカビ・ダニの増殖

ウイルスが活性化

湿度が高過ぎると、カビやダニは活性化してしまいます。

乾燥してもいないのに加湿器を使用したり、部屋の大きさ対してオーバースペックな加湿器を使ったりなど、必要以上の加湿を行うのは控えましょう。

湿度は乾燥しすぎも加湿し過ぎも良くないです。理想の湿度に調整することが大事となります。理想の湿度とは、40~60%と言われています。40%以下だと乾燥し過ぎ、60%以上だと加湿し過ぎとなります。

定期的な手入れが必要

加湿器のお手入れ
出典:amazon

加湿器は定期的なお手入れをしないと、衛生上良くありません。

加湿器のお手入れをしないと、機器の内部でカビや雑菌が繁殖してしまいます。定期的なメンテナンスを行うことで、清潔に加湿することができます。

加湿器の選び方|加湿器の種類について

加湿器には、加湿方式に種類があります。選び方の前提として、加湿器の種類を理解しておく必要があります。

これらの特徴を踏まえた上で加湿器を選ぶのが後悔しないためのポイントにもなります。

1、スチーム式(加熱式)

スチーム式加湿器の仕組み

スチーム式は最もベーシックな加湿方式です。内蔵されていヒーターで水を熱することにより、蒸気として空気中に放出します。やかんに入れたお湯を沸騰させて加湿するのと同じ原理になります。

スチーム式のメリット
  • 沸騰するため衛生的
  • 加湿力が高い
スチーム式のデメリット
  • 電気代がかかる
  • 内部がカルキで汚れる
  • 吹出し口が熱くなる

スチーム式加湿器については、デメリットや電気代など詳細をまとめています。気になる方はチェックしてみてください。

2、気化式

気化式加湿器の仕組み

気化式は、フィルターに含ませた水分をファンで風を当てて気化させることで加湿します。加湿原理は、濡れた洗濯物を風を当てて乾かすイメージです。ヒーターを使用しないため電気代を抑えることができます。

気化式のメリット
  • 電気代を抑えられる
  • ヤケドの心配がない
気化式のデメリット
  • 加湿スピードが遅い
  • フィルター交換が必要
  • ファンの騒音が大きい
  • 本体サイズが比較的大きい

3、超音波式

超音波式加湿器の仕組み

超音波式は、水を超音波振動によって霧化させて加湿するタイプです。ヒーターやフィルターを使用しないため、価格はお手頃なものが多いです。種類も多く、アロマディフーザーと併用するタイプの加湿器もあります。

超音波式のメリット
  • 価格がリーズナブル
  • すぐ加湿スタートできる
  • デザインがおしゃれ
超音波式のデメリット
  • 雑菌を放出してしまう可能性あり
  • カルキで汚れやすい

4、ハイブリッド式

ハイブリッド(加熱気化式)の仕組み
ハイブリッド(加熱超音波式)の仕組み

ハイブリッド式には2種類あります。

一つはフィルターに含ませた水を温風によって気化させるハイブリッド式(加熱気化式)です。スチーム式と気化式を合わせたイメージで、各々の良いとこ取りをしたようなタイプです。

もう一つは、ヒータによって温めたお湯を霧化させるハイブリッド式(加熱超音波式)です。超音波式の弱点である雑菌繁殖を補ったようなタイプになります。

ハイブリッド式のメリット
  • 雑菌を放出しない
  • 加湿パワーがある
  • 加湿が早い
ハイブリッド式のデメリット
  • 本体価格が高い
  • 電気代がかかる

ハイブリッド式加湿器については、別の記事で詳細をまとめています。デメリットや電気代など細かく解説しているので、チェックしてみてください。

どの加湿タイプが一番良いのかという訳ではなく、どれもメリットとデメリットがあるので、理解した上で自分に最適な加湿器を選ぶことになります。

加湿器の選び方のポイント

加湿機の選び方について重要なポイントを解説します。

以下に挙げる項目の順に決めていくことで、加湿器選びで失敗することはまずありません。

加湿方式で選ぶ

加湿方式の種類

まず、加湿器選びで一番に重要となるのが、最適な加湿方式を選ぶことです。

前項で紹介したスチーム式、気化式、超音波式、ハイブリッド式の4つの加湿方式の中から、自分のライフスタイルや目的に応じたタイプを選びましょう。

決めるには各タイプのメリットとデメリットを考慮し、自分が優先したいポイントを把握する必要があります。デメリットが無い完璧な加湿方式というのはありません。

適用畳数で選ぶ

部屋の広さ

次に重要となるのが、加湿器の適用畳数です。

自分が使用する部屋の広さに適した加湿パワーを有するものを選びましょう。 適用畳数は加湿器の仕様欄や説明書に記載されていますので、購入前に必ず確認する必要があります。

実際の部屋の広さに対して加湿能力が小さい加湿器を使用しても、なかなか部屋全体の加湿ができません。反対に、狭い部屋に対して過剰な加湿能力のものを使用すると、湿度が高くなり過ぎてしまい、結露やカビの増殖を招きます。

実際の広さよりも、多少大きめの加湿能力を選ぶ方が、加湿スピードが早くて良いです。ただし、あまりにもかけ離れた能力の加湿器を選ぶと意味を成さないので注意が必要です。

タンク容量で選ぶ

出典:dainichi

給水タンクの容量も選ぶ際のポイントになります。

タンクが大きければ大きいほど、一度に多くの水を入れることができるので、給水の頻度を減らすことができます。しかし、タンクが大きいと水を入れた際にいっそう重くなりますので重労働となります。

また、タンクの容量が大きい加湿器は、それに伴い本体サイズも大きくなってしまいます。給水の手間と本体サイズを考慮して、ご自身に適した加湿器を選びましょう。

衛生面で選ぶ

雑菌が繁殖しやすい加湿方式と、雑菌を防ぐことができる加湿方式があります。

スチーム式は熱で沸騰させて殺菌することができるので最も衛生的です。フィルター式でも雑菌を直接空気中へ放出することはありませんが、フィルターや内部でカビや菌が繁殖してしまうことがあります。超音波式は水に含まれた雑菌をそのまま空気中へ放出してしまうので注意しなければいけません。

衛生面を気に掛けるのであれば、スチーム式やハイブリッド式がおすすめです。

正しく加湿器を使う為に、別の記事で加湿器による不調を予防する方法を解説しています。衛生面が気になる方はチェックしてください。

機能性で選ぶ

加湿器はモデルによって様々な機能が搭載されています。

代表的なもので言うと、湿度センサーによる湿度調整やタイマー機能、チャイルドロックなどがあります。

個人的には、湿度センサーが搭載されていて自動で湿度調整できるものがおすすめです。湿度センサーで加湿し過ぎを防ぐことができますし、最適な湿度にコントロールすることが可能です。

加湿器のタイプ・適用床面積を決めると、かなりモデルが絞れてきます。あとは、タンク容量や機能性をチェックして使いやすいものを選べばOKです。

デザインで選ぶ

最後は外観デザインで加湿器を選ぶのも一つのポイント。

加湿器はリビングなどの居住空間に設置する家電なので、おしゃれな加湿器にこだわりたい人も実際に多いです。自身の部屋のコーディネートや雰囲気に調和した加湿器を探すのも後悔しない為の大切なポイントです。

インテリアのようなおしゃれな加湿器を知りたい人には、別の記事でまとめていますのでチェックしてみてください。お部屋のタイプ別にあらゆるデザインの加湿器をピックアップしているので、モデル選びの参考になればと思います。

おすすめの加湿器|加湿タイプ別に紹介

加湿器のタイプ別に、おすすめの加湿器を紹介していきます。

コスパが良いものデザインがおしゃれなもの加湿性能が高いものを厳選して紹介。モデル選びで迷われている方は参考にしてみてください。

おすすめ加湿器|スチーム式

アイリスオーヤマ 加熱式加湿器SHM-100U

アイリスオーヤマ 加熱式加湿器SHM-100U
出典:amazon

アイリスオーヤマのアロマ対応可能なスチーム式加湿器です。

給水タンクの容量は0.8Lですが、コンパクトなサイズで持ち運びがしやすい加湿器です。本体価格は5千円以下で購入できます。アロマオイルを垂らせばアロマディフーザーとしても使用可能です。安価でコンパクトな加湿器ですが、スチーム式なので水をしっかり殺菌できます。一人暮らしや子ども部屋におすすめです。

象印 スチーム式加湿器EE-RP50

象印 スチーム式加湿器EE-RP50
出典:amazon

マホービンでお馴染みの象印のスチーム式加湿器です。

まさにポットのような見た目ですが、使い方もポットのようにシンプルで簡単です。チャイルドロックやフタ開閉ロック、転倒湯もれ防止構造など、安全性に特化した加湿器なのも象印の特徴です。湿度センサーと室温センサーによって自動で制御してくれるのも有難いポイントです。

おすすめ加湿器|気化式

パナソニック 気化式加湿器FE-KXT05

パナソニック 気化式加湿器FE-KXT05
出典:amazon

パナソニックのナノイー搭載の気化式加湿器です。

タンク容量は4.2Lで水がたくさん入ります。広口のタンクや加湿トレーもメンテナンスのしやすさにもこだわった構造設計となっています。1日8時間運転した場合でも1か月の電気代はたった53円ほどで、省エネ性にも優れた加湿器です。外観デザインもおしゃれでどんなお部屋にも馴染みやすい外観となっています。

気化式なので高温にならず、ナノイーによる除菌効果や省エネ性などから赤ちゃんのいる家庭にもおすすめです。

パナソニックの加湿器だけでなく、加湿機能付き空気清浄機も検討したいという人には、個別にパナソニックの加湿空気清浄についてもまとめています。下記記事を参考にしてみてください。

バルミューダ 気化式加湿器Rain

バルミューダ 気化式加湿器Rain
出典:amazon

デザインがおしゃれなことから人気が高いバルミューダの気化式加湿器Rainです。

外観からは加湿器とは思えない雰囲気を醸し出しており、洗練されたコーディネートのお部屋にもピッタリなデザインです。操作方法やディスプレイにもこだわりがあり、給水はツボ型の上口から注ぎ入れる仕様となっています。空気を取り入れるフィルターには、溶菌酵素をコーティングがしてあるので、ホコリなどの除去と同時にウイルスや細菌を除去することが可能です。

バルミューダの特徴や評判については詳細をまとめていますので、下記記事を参考にしてみてください。

おすすめ加湿器|超音波式

アイリスオーヤマ 超音波式加湿器UHM-280B

アイリスオーヤマ 超音波式加湿器UHM-280B
出典:amazon

アイリスオーヤマの4つのカラーから選べる超音波式加湿器です。

指で触れるだけのタッチ操作で、ボタンの数も僅かで難しい操作は無くとても簡単です。タンク容量は3L、一度の給水で11時間連続運転が可能です。抗菌ビーズでタンク内の水を清潔に保つことができます。コンパクトなサイズに可愛らしいデザインから女性にも人気が高いです。一人暮らしにもちょうど良いサイズです。

カドー 超音波式加湿器STEM 630i

カド- 超音波式加湿器STEM 630i
出典:amazon

おしゃれなデザインの家電を展開するcadoの超音波式加湿器です。

給水した水でさえ魅せるインテリアとして活用したおしゃれなデザインが人気です。デザインだけでなく加湿力も十分で、1時間あたり最大約600mlも加湿できます。吹き出し口をより高い位置に設定することでミストを遠くまで運び、部屋全体を素早く加湿する設計となっています。

カドーというメーカーについて知らないという方は下記記事に詳細を解説していますので、参考にしてみてください。

おすすめ加湿器|ハイブリッド式

ダイニチ ハイブリッド式加湿器HD-RX919

ダイニチ ハイブリッド式加湿器HD-RX919
出典:amazon

ハイブリッド式(加熱気化式)加湿器で人気を誇るダイニチのRXシリーズです。

適用畳数は8畳用から24畳用まで選べます。抗菌アタッチメントや抗菌トレイ、抗菌気化フィルターに除菌フィルターまで、徹底的に抗菌・除菌対策がされた加湿器です。運転音の静かさでは業界トップクラスを誇るとのこと。湿度設定や各種運転モード、タイマー機能、チャイルドロックまで欲しい機能は一通り備わっているハイグレードモデルです。

山善 ハイブリッド式加湿器MZH-A552

山善 ハイブリッド式加湿器MZH-A552
出典:amazon

山善の超音波+加熱式のハイブリッド式加湿器です。

ハイブリッド式の加湿器は比較的高価なモデルが多い中、山善のハイブリッド式加湿器はリーズナブルに購入できます。給水タンクは5.5Lの大容量となっており、ミストを放出するノズルはツインノズルで360°全方位に向きを変えることが可能。本体サイズはハイブリッド式としてはコンパクトなので、省スペースで好きな場所に設置して加湿できます。一人暮らしにも赤ちゃんのいる家庭にもおすすめです。

山善というメーカーって大丈夫?と心配される方の為にも、山善の品質や評判について詳細をまとめています。気になる方は下記ページを参考にしてみてください。

まとめ:加湿器選びは加湿力・衛生面・機能で決める!

冬の季節家電という位置付けになる加湿器ですが、健康や美容の為に一年中使っている方も多いです。

必要以上に加湿するのは避けるべきですが、やはり乾燥のし過ぎは身体に良くありません。

乾燥が気になるのであれば、まずは適切な加湿器を選びましょう。そして、適度な湿度を保つことで乾燥とは無縁の生活を送りましょう。

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